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基礎
発展
マニア
約330万年前
東アフリカで初期の石器が使用された痕跡が残る
約260万年前
オルドワン型石器が使われ始める
約180万年前
アシュール型石器が現れる
約100万年前
人類が火を継続的に利用した可能性を示す痕跡が増える
約40万年前
木製の槍など狩猟用具の使用が確認される
約20万年前
接着剤を利用した複合石器が使われる
約10万年前
顔料として赤色オーカーが利用される
約6万年前
骨製の道具や針の使用が広がる
約5万年前
複合弓矢に用いられた可能性のある小型石器が現れる
約4万年前
ヨーロッパで骨角器や針の使用が広がる
約4万年前
洞窟壁画など高度な絵画表現が現れる
約3万年前
投槍器など狩猟技術が発達する
約2万年前
植物繊維を撚った紐や織物の痕跡が残る
約1万年前
ヤギやヒツジの家畜化が進む
約1万年前
石製の鎌など収穫用具が農耕に用いられる
約1万年前
西アジアで小麦や大麦の栽培が進む
約9000年前
中国でアワの栽培が進む
約9000年前
中国長江流域でイネの栽培が進む
約9000年前
乳利用を含む家畜利用が西アジアで進む
約9000年前
西アジアで牛の家畜化が進む
約8500年前
定住集落で貯蔵施設が発達する
約8500年前
西アジアで銅の自然銅が加工される
約1万8000年前
中国で初期の土器が作られる
約8000年前
土器の製作が西アジアなどで広がる
約8000年前
織物技術が各地で発達する
約8000年前
西アジアで石灰を焼いて作る漆喰が建築に使われる
約7500年前
メソポタミアで灌漑農業が発達する
約7500年前
初期の灌漑水路が農耕地へ水を導くために整備される
約7000年前
中国で養蚕の初期利用が始まった可能性がある
約7000年前
西アジアでビールなど発酵飲料の製造が行われる
約7000年前
西アジアで銅の製錬が行われる
約6500年前
バルカン地方などで金属器の利用が広がる
約6500年前
メソポタミア周辺で銅とヒ素の合金が利用される
約6000年前
エジプトでナイル川の氾濫を利用した農業が発達する
約6000年前
メソポタミアでろくろを使った土器製作が広がる
約6000年前
西アジアで乳製品加工の痕跡が増える
約5500年前
メソポタミアで帆船が利用され始める
約5500年前
メソポタミアで犂を用いた農耕が発達する
約5500年前
メソポタミアで車輪が使われ始める
約5500年前
メソポタミアで青銅につながる合金技術が発達する
約5300年前
メソポタミアで初期の文字記録が始まる
約5200年前
メソポタミアで数を記録する粘土板が使われる
約3万5000年前
骨や牙で作られた楽器が使われる
約5000年前
インダス地域で都市計画と排水設備が発達する
約5000年前
エジプトで初期の象形文字が使われる
約5000年前
エジプトで太陽暦の原型となる暦が用いられる
約5000年前
エジプトで測量技術が土地管理に利用される
約5000年前
エジプトで船舶建造技術が発達しナイル川交通を支える
約5000年前
メソポタミアで60進法につながる数体系が発達する
約5000年前
メソポタミアで粘土板を用いた会計記録が制度化される
約5000年前
中央アジアなどで馬の家畜利用が進む
約7万5000年前
南アフリカで幾何学模様を刻んだオーカーが作られる
約4800年前
エジプトで銅製工具が建築や加工に広く用いられる
約1万4000年前
日本列島で縄文土器が作られる
紀元前2900年ごろ
メソポタミアで標準化された長さ・重量の単位が使われる
紀元前2800年ごろ
エジプトで銅製外科器具に相当する道具が用いられる
紀元前2700年ごろ
エジプトでイムホテプが建築家・医術家として後世に伝えられる
紀元前2700年ごろ
エジプトで大規模な石造建築技術が発達する
紀元前2700年ごろ
メソポタミアで職業的な医療従事者が存在したことを示す記録が現れる
紀元前2600年ごろ
インダス文明で計画都市と下水・排水設備が整備される
紀元前2600年ごろ
エジプトでピラミッド建設に高度な測量・運搬技術が用いられる
紀元前2600年ごろ
メソポタミアで度量衡の標準化が進む
紀元前2500年ごろ
インダス文明で統一的な分銅体系が使われる
紀元前2500年ごろ
エジプトで外科的処置を記した医学知識が蓄積される
紀元前2500年ごろ
エジプトで直角を得るための測量技術が建築に利用される
紀元前2500年ごろ
メソポタミアで乗法・除法などを扱う数学文書が作られる
紀元前2500年ごろ
メソポタミアで面積や体積を計算する実用数学が発達する
紀元前2400年ごろ
エジプトで暦と恒星の出没が農業季節の把握に利用される
紀元前2400年ごろ
メソポタミアで天体観測記録が行われる
紀元前2300年ごろ
メソポタミアで薬物の調合方法を記した文書が作られる
紀元前2300年ごろ
メソポタミアで薬草や治療法を記した粘土板が作られる
紀元前2200年ごろ
中国で青銅器製作技術が発達する
紀元前2100年ごろ
メソポタミアで平方根や幾何学を扱う数学が発達する
紀元前2100年ごろ
メソポタミアで長さ・面積・体積を換算する表が作られる
紀元前2000年ごろ
エジプトで医学・薬学知識が体系的に記録される
紀元前2000年ごろ
エジプトで灌漑と水位測定の技術が発達する
紀元前2000年ごろ
エジプトで眼病・皮膚病など多様な治療法が蓄積される
紀元前2000年ごろ
バビロニアでピタゴラスの定理に相当する数関係が知られる
紀元前2000年ごろ
バビロニアで二次方程式に相当する問題が解かれる
紀元前2000年ごろ
バビロニアで位取り記数法が発達する
紀元前2000年ごろ
バビロニアで逆数表を用いた計算が行われる
紀元前2000年ごろ
中国で暦と天文観測が王権の制度と結びつく
約1万2000年前
石臼など穀物を加工する道具が広く使われるようになる
約1万2000年前
西アジアで野生穀物を計画的に利用する生活が広がる
紀元前1900年ごろ
バビロニアで天体の周期観測が蓄積される
紀元前1900年ごろ
バビロニアで月の運行と暦を結びつける計算が発達する
紀元前1800年ごろ
エジプトで妊娠・出産に関する診断法が記録される
紀元前1800年ごろ
エジプトで産婦人科的知識を含む医学文書が作られる
紀元前1800年ごろ
バビロニアで60進法を用いた角度・時間計算の基礎が発達する
紀元前1800年ごろ
バビロニアで数学粘土板プリンプトン322が作られる
紀元前1800年ごろ
バビロニア数学で平方数・立方数の表が用いられる
紀元前1700年ごろ
エジプトでリンド数学パピルスの原資料が成立する
紀元前1700年ごろ
エジプトで分数計算や面積計算が体系化される
紀元前1700年ごろ
エジプト数学で円の面積を近似する計算法が使われる
紀元前1650年ごろ
リンド数学パピルスが書写される
紀元前1600年ごろ
エジプト医学で外傷を観察・診断・治療の順に記述する方法が見られる
紀元前1600年ごろ
エドウィン・スミス・パピルスの原資料に外科的診断が記される
紀元前1600年ごろ
中国の殷で青銅鋳造技術が高度化する
紀元前1550年ごろ
エーベルス・パピルスに多数の病気と治療法が記録される
紀元前1500年ごろ
エジプトで日時計が時間測定に利用される
紀元前1500年ごろ
エジプトで水時計が利用される
紀元前1500年ごろ
メソポタミアで天体の出没を記録する伝統が発達する
紀元前1500年ごろ
中国で骨や亀甲を用いた占いと天文・暦記録が行われる
紀元前1400年ごろ
メソポタミアで天文現象を系統的に整理する記録が作られる
紀元前1400年ごろ
中国の殷で十干十二支を用いた暦日記録が行われる
紀元前1300年ごろ
中国で日食・月食など天文現象の記録が残される
紀元前1300年ごろ
中国で青銅器鋳造に分割鋳型が高度に利用される
紀元前1200年ごろ
フェニキア人の航海技術と海上交易が発達する
紀元前1200年ごろ
地中海世界で鉄を鍛造する技術が広がる
紀元前1200年ごろ
東地中海・西アジアで鉄器利用が拡大する
紀元前1100年ごろ
バビロニアで長期的な天文観測記録が継続される
紀元前1100年ごろ
フェニキア人が星を航海の目印として利用する
紀元前1100年ごろ
中国で鉄器利用の初期例が現れる
紀元前1050年ごろ
中国で周代の暦法と天文観測制度が整えられる
紀元前1000年ごろ
インドで薬草・治療知識の伝統が発達する
紀元前1000年ごろ
インドで鉄器利用が広がる
紀元前1000年ごろ
中国で星座や恒星の位置を記録する天文学が発達する
紀元前1000年ごろ
中国で磁鉄鉱の性質が知られていた可能性がある
紀元前1000年ごろ
中央アメリカで天文と暦に関する知識が発達し始める
紀元前900年ごろ
インドで鉄製農具の利用が農業生産を支える
紀元前900年ごろ
中国で鋳鉄につながる高温製鉄技術が発達し始める
紀元前900年ごろ
新アッシリアで攻城兵器や軍事土木技術が発達する
紀元前850年ごろ
バビロニアで惑星観測の記録が蓄積される
紀元前800年ごろ
インドで祭壇建設に伴う幾何学的知識が発達する
紀元前800年ごろ
ギリシアで天体の周期と暦を結びつける観察が進む
紀元前800年ごろ
ギリシア世界で自然現象を神話だけでなく合理的に説明する思想が芽生える
紀元前800年ごろ
中国で季節や農業と結びついた暦知識が体系化される
紀元前800年ごろ
地中海世界でアルファベット文字の使用が広がり知識記録が容易になる
紀元前750年ごろ
バビロニアで日食・月食の観測記録が体系的に蓄積される
紀元前750年ごろ
中国で日食の観測記録が継続的に残される
紀元前700年ごろ
インドでシュルバ・スートラの幾何学的伝統が成立する
紀元前700年ごろ
ギリシアで日時計の利用が広がる
紀元前700年ごろ
バビロニアで月食の周期性が詳細に観察される
紀元前700年ごろ
メソポタミアで『ムル・アピン』に天文知識が整理される
紀元前700年ごろ
中国で鉄製農具の使用が広がり始める
紀元前650年ごろ
ギリシアで自然界を基本物質から説明しようとする思想が現れる
紀元前650年ごろ
メソポタミアで黄道帯につながる星座体系が発達する
紀元前650年ごろ
中国で鋳鉄製品の利用が拡大する
紀元前624年ごろ
タレスが生まれたとされる
紀元前600年ごろ
アナクシマンドロスが地図を作ったと伝えられる
紀元前600年ごろ
アナクシマンドロスが宇宙や地球について自然哲学的説明を試みる
紀元前600年ごろ
インドでシュルバ・スートラに平方根や幾何学的作図が記される
紀元前600年ごろ
インドの幾何学で直角三角形の辺の関係が用いられる
紀元前600年ごろ
ギリシアで地球や天体を自然現象として考察する自然哲学が発達する
紀元前600年ごろ
タレスが幾何学的推論をギリシア世界へ伝えたとされる
紀元前600年ごろ
タレスが自然現象を自然的原因から説明しようとする
紀元前600年ごろ
中国で天文官による観測制度が発達する
紀元前600年ごろ
中国で農業暦が季節の作業計画に利用される
紀元前600年ごろ
中国で鉄器農具が広く用いられるようになる
紀元前585年
日食が起こりタレスが予言したと後世に伝えられる
紀元前570年ごろ
ピタゴラスが生まれたとされる
紀元前550年ごろ
ギリシアで音程を弦の長さの比として捉える考えが発達する
紀元前550年ごろ
ピタゴラス学派が宇宙を数的秩序で説明しようとする
紀元前550年ごろ
ピタゴラス学派が数と音程の関係を研究する
紀元前550年ごろ
ピタゴラス学派が数学と自然観を結びつける
紀元前550年ごろ
中国で農業用鉄器と灌漑技術が発達する
紀元前550年ごろ
古代ギリシアで地球を球体とみなす考えが現れ始める
紀元前540年ごろ
アナクシメネスが物質変化を自然的過程として説明する
紀元前530年ごろ
ピタゴラス学派が幾何学的証明の伝統を発展させる
紀元前520年ごろ
中国で大規模な灌漑工事が行われる
紀元前520年ごろ
中国で鉄製農具と牛耕の組み合わせが農業生産を高める
紀元前500年ごろ
アルクマイオンが感覚や脳について考察したとされる
紀元前500年ごろ
インドでアーユルヴェーダ医学の伝統が体系化され始める
紀元前500年ごろ
インドで外科医学の伝統が発達する
紀元前500年ごろ
インドで外科手術や医療器具に関する知識が体系化される
紀元前500年ごろ
ギリシアで四元素説につながる物質観が形成され始める
紀元前500年ごろ
ギリシアで解剖学的観察を伴う医学研究が始まる
紀元前500年ごろ
ギリシア医学で病気を自然的原因から捉える考えが広がり始める
紀元前500年ごろ
バビロニアで惑星の出没時期を計算する数理天文学が発達する
紀元前500年ごろ
バビロニアで惑星運動を数理的に扱う天文学が発達する
紀元前500年ごろ
バビロニアで黄道十二宮の体系が成立していく
紀元前500年ごろ
ヘラクレイトスが自然界の変化を哲学的に論じる
紀元前500年ごろ
メソアメリカで260日暦と365日暦につながる暦体系が用いられる
紀元前500年ごろ
中国で天文・暦法の計算が高度化する
紀元前500年ごろ
中国で病気を自然的な身体状態から理解する医学思想が発達し始める
紀元前500年ごろ
中国で鋳鉄製農具が広く利用される
紀元前500年ごろ
中国で陰陽・五行につながる自然観が形成され始める
紀元前490年ごろ
エンペドクレスが生まれ、後に四元素説を体系化する
紀元前480年ごろ
レウキッポスが原子論の基礎となる考えを唱えたとされる
紀元前470年ごろ
ヒポクラテスが生まれたとされる
紀元前460年ごろ
デモクリトスが生まれ、原子論を発展させる
紀元前450年ごろ
エンペドクレスが万物を火・空気・水・土の四元素から説明する
紀元前450年ごろ
ギリシア医学で病気を超自然的原因ではなく身体の状態から説明する考えが広がる
紀元前450年ごろ
中国で鉄製農具と牛耕の利用が広がる
紀元前450年ごろ
中国で天文観測と暦法の精密化が進む
紀元前450年ごろ
ギリシアでアナクサゴラスが太陽や月を自然的な天体として説明する
紀元前450年ごろ
アナクサゴラスが月の光は太陽光の反射だと考える
紀元前450年ごろ
アナクサゴラスが日食・月食を天体の位置関係から説明する
紀元前440年ごろ
レウキッポスとデモクリトスの原子論が形成される
紀元前430年ごろ
ヒポクラテス医学の伝統が成立し始める
紀元前430年ごろ
ヒポクラテス派が観察にもとづく診断と予後判断を重視する
紀元前425年ごろ
ギリシアで医療記録を症例ごとに記述する伝統が発達する
紀元前400年ごろ
『ヒポクラテス全集』に属する医学文書群が形成され始める
紀元前400年ごろ
ヒポクラテス派が四体液説につながる身体観を発展させる
紀元前400年ごろ
ギリシアで解剖学と生理学への関心が高まる
紀元前400年ごろ
インドで『スシュルタ・サンヒター』につながる外科医学の伝統が発達する
紀元前400年ごろ
インドで白内障手術など外科的治療法が伝承される
紀元前400年ごろ
インドで医学に薬草・食事・生活習慣を組み合わせる体系が発達する
紀元前400年ごろ
インドで十進的な数表現の利用が発達する
紀元前400年ごろ
中国で墨家が光・力・機械など自然現象について考察する
紀元前400年ごろ
中国で『墨子』に影や鏡、光の直進に関する観察が記される
紀元前400年ごろ
中国でてこや滑車など機械的原理についての知識が発達する
紀元前400年ごろ
中国で鋳鉄技術が高度化し鉄製工具の生産が拡大する
紀元前400年ごろ
中国でクロスボウの機構が発達する
紀元前400年ごろ
バビロニアで惑星運動を算術的手法で予測する天文学が発達する
紀元前400年ごろ
バビロニアで月の運動を数値表で予測する方法が発達する
紀元前400年ごろ
メソアメリカで暦と天文観測が都市社会の祭祀と結びつく
紀元前400年ごろ
デモクリトスが物質を不可分な原子と空虚から説明する
紀元前400年ごろ
ギリシアで幾何学的証明を積み重ねる数学的方法が確立していく
紀元前390年ごろ
プラトンが数学を自然哲学の重要な基礎として位置づける
紀元前387年ごろ
プラトンがアカデメイアを創設し数学・哲学研究の拠点とする
紀元前380年ごろ
クニドスのエウドクソスが比の理論を発展させる
紀元前370年ごろ
エウドクソスが取り尽くし法につながる面積・体積計算法を発展させる
紀元前370年ごろ
エウドクソスが同心天球による惑星運動モデルを提案する
紀元前360年ごろ
ギリシアで地球球体説が学問的議論の中で定着していく
紀元前350年ごろ
アリストテレスが自然学・生物学・論理学を体系化する
紀元前350年ごろ
アリストテレスが動物を観察し分類する研究を進める
紀元前350年ごろ
アリストテレスが発生や生殖について比較観察を行う
紀元前350年ごろ
アリストテレスが運動・物質・宇宙について体系的な自然哲学を構築する
紀元前350年ごろ
アリストテレスが地球が球形である根拠を論じる
紀元前350年ごろ
中国で石申・甘徳らの天文学的伝統が発達する
紀元前350年ごろ
中国で恒星の位置や惑星運動の観測記録が蓄積される
紀元前350年ごろ
アリストテレスが論理学で三段論法を体系化する
紀元前350年ごろ
アリストテレスがクジラやイルカを魚類と区別して観察する
紀元前350年ごろ
アリストテレスがニワトリの胚発生を観察する
紀元前340年ごろ
アリストテレスが気象・地質・海洋現象を自然現象として論じる
紀元前335年ごろ
アリストテレスがリュケイオンを開き研究と教育を行う
紀元前330年ごろ
テオフラストスが植物の形態・生育・利用を体系的に記述する
紀元前330年ごろ
テオフラストスが植物を樹木・低木・草本などに分類する
紀元前320年ごろ
テオフラストスが『植物誌』を著し植物学の基礎を築く
紀元前320年ごろ
テオフラストスが鉱物や岩石について記述する
紀元前310年ごろ
アリスタルコスが生まれ、後に地動説を提案する
紀元前300年ごろ
エウクレイデスがアレクサンドリアで数学を研究する
紀元前300年ごろ
エウクレイデスが『原論』を著し幾何学を公理から体系化する
紀元前300年ごろ
エウクレイデスが素数が無限に存在することを証明する
紀元前300年ごろ
エウクレイデスの互除法が『原論』に記される
紀元前300年ごろ
エウクレイデスが光学を幾何学的に扱う
紀元前300年ごろ
アレクサンドリアのムセイオンと図書館が学術研究の中心となる
紀元前300年ごろ
ヘロフィロスが人体解剖を行い脳・神経・血管を研究する
紀元前300年ごろ
ヘロフィロスが脳を神経系の中心と考える
紀元前300年ごろ
エラシストラトスが人体解剖を通じて心臓や血管を研究する
紀元前300年ごろ
中国で『周髀算経』につながる数学・天文学の知識が形成される
紀元前300年ごろ
中国で方位を示す磁石利用の前段階となる磁石の性質が記述される
紀元前300年ごろ
中国で高度な鋳鉄・脱炭技術が発達する
紀元前300年ごろ
中国で灌漑・治水技術が大規模化する
紀元前300年ごろ
インドで医学体系アーユルヴェーダの理論が整理される
紀元前300年ごろ
インドで製糖につながるサトウキビ加工技術が発達する
紀元前300年ごろ
ヘロフィロスが脈拍を時間測定と結びつけて診断に利用する
紀元前300年ごろ
エラシストラトスが心臓の弁や血管の構造を観察する
紀元前300年ごろ
中国で磁石が南北方向を示す性質についての記述が現れる
紀元前287年
アルキメデスが生まれたとされる
紀元前280年ごろ
アリスタルコスが太陽中心の宇宙モデルを提案する
紀元前280年ごろ
アリスタルコスが太陽と月の大きさ・距離を幾何学的に推定する
紀元前280年ごろ
サモスのアリスタルコスが地球が自転すると考えたとされる
紀元前275年ごろ
クテシビオスが空気圧を利用するポンプなどを開発する
紀元前270年ごろ
クテシビオスが水時計を改良し時間測定の精度を高める
紀元前270年ごろ
中国で都江堰につながる大規模水利技術が発達する
紀元前260年ごろ
アルキメデスがてこの原理を数学的に扱う
紀元前260年ごろ
アルキメデスが浮力の原理を研究する
紀元前260年ごろ
アルキメデスが円周率を多角形によって近似する
紀元前260年ごろ
アルキメデスが球や円柱の面積・体積を研究する
紀元前260年ごろ
アルキメデスが螺旋形について数学的研究を行う
紀元前260年ごろ
アルキメデスのねじと呼ばれる揚水装置が利用される
紀元前260年ごろ
アルキメデスが重心の概念を数学的に研究する
紀元前250年ごろ
エラトステネスが地球の円周を測定する
紀元前250年ごろ
エラトステネスが素数を求める『エラトステネスの篩』を考案する
紀元前250年ごろ
エラトステネスが緯度・経度につながる地理的座標の考えを発展させる
紀元前250年ごろ
中国で李冰が都江堰の水利施設を建設する
紀元前250年ごろ
中国で青銅製の精密な計測器具や機械部品の製作技術が発達する
紀元前250年ごろ
エラトステネスが地球の傾きに相当する黄道傾斜角を測定する
紀元前250年ごろ
アレクサンドリアで解剖にもとづく医学研究が盛んになる
紀元前240年ごろ
アルキメデスが大数を表現する方法を『砂粒を数えるもの』で論じる
紀元前240年ごろ
ギリシア天文学で恒星や惑星の位置を幾何学的に扱う方法が発達する
紀元前230年ごろ
中国で『呂氏春秋』に農業・季節・自然に関する知識が整理される
紀元前220年ごろ
中国の秦で度量衡が統一される
紀元前220年ごろ
中国の秦で道路幅や車軸幅など技術規格の標準化が進む
紀元前210年ごろ
中国で大規模な土木・道路・運河建設技術が用いられる
紀元前200年ごろ
中国で紙の前身となる植物繊維シートの初期例が現れる
紀元前200年ごろ
中国で方位磁石の祖型とされる司南が知られるようになる
紀元前200年ごろ
中国で『黄帝内経』につながる医学理論が形成される
紀元前200年ごろ
中国医学で経脈・鍼灸・陰陽五行を結びつける体系が発達する
紀元前200年ごろ
中国で『算数書』に算術・分数・面積などの計算法が記される
紀元前200年ごろ
インドで数字を位ごとに表す十進記数法につながる表記が発達する
紀元前200年ごろ
インドで『チャラカ・サンヒター』につながる内科医学の伝統が形成される
紀元前200年ごろ
ローマでアーチとコンクリートを組み合わせた大規模建築技術が発達する
紀元前190年ごろ
ヒッパルコスが生まれ、後に精密な観測天文学を発展させる
紀元前180年ごろ
ギリシアで歯車を組み合わせた精密機械技術が発達する
紀元前170年ごろ
中国で天文観測器具の改良が進む
紀元前160年ごろ
ヒッパルコスが恒星の位置を精密に観測する
紀元前150年ごろ
ヒッパルコスが歳差運動を発見する
紀元前150年ごろ
ヒッパルコスが恒星を明るさによって等級分けする
紀元前150年ごろ
ヒッパルコスが三角法につながる弦表を作成する
紀元前150年ごろ
ヒッパルコスが月と太陽の運動を幾何学モデルで説明する
紀元前150年ごろ
中国で鉄製農具・灌漑・牛耕が農業技術として定着する
紀元前150年ごろ
中国で塩水から塩を得るための深井戸掘削技術が発達する
紀元前150年ごろ
ヒッパルコスが太陽年の長さを高精度で求める
紀元前150年ごろ
ヒッパルコスが日食観測を利用して月までの距離を推定する
紀元前140年ごろ
中国で天然ガスを竹管で運び燃料として利用する技術が発達する
紀元前130年ごろ
張騫の西域派遣を通じて中国と中央アジアの植物・物産知識が交流する
紀元前120年ごろ
中国で製鉄に水力や送風装置を利用する技術が発達する
紀元前110年ごろ
中国で暦法改革のための天文観測が進められる
紀元前104年
前漢で太初暦が制定される
紀元前100年ごろ
アンティキティラ島の機械が製作され天体周期の計算に歯車機構が用いられる
紀元前100年ごろ
中国で『九章算術』につながる数学知識が体系化される
紀元前100年ごろ
『九章算術』で連立一次方程式に相当する計算法が扱われる
紀元前100年ごろ
『九章算術』で正負の数を用いる計算法が扱われる
紀元前100年ごろ
中国で鍼灸医学の理論と実践が体系化される
紀元前100年ごろ
ローマ世界でコンクリート建築技術が高度化する
紀元前100年ごろ
ローマ世界で水道橋による都市給水技術が広く利用される
紀元前100年ごろ
ローマ世界で道路・橋梁・測量技術が体系的に用いられる
紀元前100年ごろ
中国で井戸掘削によって地下の天然ガスを採取する技術が利用される
紀元前100年ごろ
ローマでねじ式圧搾機がオリーブ油やワインの生産に利用される
紀元前90年ごろ
ローマでウィトルウィウスが建築・機械・水道などの技術知識をまとめる
紀元前80年ごろ
アンティキティラ島の機械が沈没船とともに海中へ沈む
紀元前70年ごろ
ローマでガラス製造技術が発達し透明度の高い器が作られる
紀元前60年ごろ
ルクレティウスが『物の本質について』で原子論的自然観を論じる
紀元前50年ごろ
ローマで吹きガラス技法が広まりガラス器の大量生産が進む
紀元前50年ごろ
ローマで水車が動力源として利用される
紀元前50年ごろ
中国で天文学・暦法に数学的計算が広く利用される
紀元前50年ごろ
中国で製鉄炉の送風技術が改良される
紀元前50年ごろ
ローマで温水床暖房ハイポコーストが建築設備として普及する
紀元前30年ごろ
ローマ帝国で測量技術が土地管理と道路建設に利用される
紀元前25年ごろ
ウィトルウィウスが『建築について』を著す
紀元前20年ごろ
ローマで水道・道路・橋など大規模土木技術が帝国各地へ広がる
紀元前10年ごろ
中国で天文観測記録と暦計算が国家制度として継続される
紀元前1年ごろ
地中海・中国・インドなどで数学・医学・天文学の独自の学術伝統が成立している
1世紀ごろ
ローマ帝国で水車が穀物製粉などの動力として利用される
1世紀ごろ
ローマ帝国でコンクリート・アーチ・ヴォールトを組み合わせた建築技術が発達する
1世紀ごろ
ローマ帝国で水道橋と上下水設備が大都市の給水を支える
1世紀ごろ
ローマ帝国で道路・橋梁・測量の土木技術が体系的に運用される
1世紀ごろ
ローマ帝国で吹きガラス技法が普及しガラス器の生産が拡大する
1世紀ごろ
ローマ帝国でハイポコースト式床暖房が公共浴場や住宅に利用される
1世紀ごろ
ディオスコリデスが薬用植物・動物・鉱物をまとめた『薬物誌』を著す
1世紀ごろ
大プリニウスが自然・鉱物・植物・動物などを扱う『博物誌』を著す
1世紀ごろ
ヘロンが蒸気の反作用を利用するアイオロスの球を記述する
1世紀ごろ
ヘロンが気圧・水圧を利用する自動装置や噴水を記述する
1世紀ごろ
ヘロンが面積を求めるヘロンの公式を記述する
1世紀ごろ
ヘロンが歯車・滑車・ねじなど機械装置を体系的に記述する
1世紀ごろ
メネラオスが球面三角法の基礎となる定理を発展させる
1世紀ごろ
中国で『九章算術』が現在に近い形へ整理される
1世紀ごろ
『九章算術』で連立一次方程式に相当する計算法が体系化される
1世紀ごろ
『九章算術』で正負の数を用いた計算規則が示される
1世紀ごろ
中国で紙が植物繊維などから作られるようになる
1世紀ごろ
中国で水力を利用した製鉄用送風装置が使われる
1世紀ごろ
中国で深井戸掘削と天然ガス利用の技術が発達する
1世紀ごろ
中国で鍼灸・経脈を含む医学体系が発達する
1世紀ごろ
インドで『チャラカ・サンヒター』の医学体系が整えられていく
30年ごろ
ローマでセルススが『医学論』に外科・薬物・疾病治療の知識をまとめる
50年ごろ
ディオスコリデスが『薬物誌』をまとめる
60年ごろ
セネカが『自然研究』で雷・地震・彗星などの自然現象を論じる
62年ごろ
ローマのポンペイ周辺で地震が発生し建築修復が進められる
78年ごろ
中国で王充が『論衡』を著し自然現象を合理的に論じる
78年ごろ
王充が雷を神意ではなく自然現象として説明しようとする
79年
ヴェスヴィオ火山が噴火しポンペイなどが埋没する
80年ごろ
ローマでコロッセウムが完成し大規模アーチ建築技術が示される
83年
中国で王充が死去するまで自然哲学的著述を続ける
92年ごろ
中国で水力を利用した機械装置の記録が増える
100年ごろ
ニコマコスが『算術入門』で数論を整理する
100年ごろ
中国で製紙技術が宮廷や行政で利用される
100年ごろ
中国で天球儀など天文観測装置の開発が進む
100年ごろ
中国で地震や天文現象の記録が国家的に蓄積される
100年ごろ
インドで十進位取り記数法につながる数表現が発達する
100年ごろ
ローマ世界でガラス窓の利用が広がる
100年ごろ
中国で許慎が『説文解字』をまとめ文字を体系的に分類する
100年ごろ
ローマでトラヤヌス帝期の大規模橋梁・道路建設が進む
100年ごろ
アレクサンドリアで自動機械・水圧機械の技術書が伝承される
105年
蔡倫が製紙法を改良したと後世に伝えられる
110年ごろ
中国で杜詩の水力送風装置が製鉄に利用される
120年ごろ
ニコマコスが数の性質を体系的に論じる
120年ごろ
張衡が天文学・数学・機械技術の研究を進める
120年ごろ
ローマ帝国でパンテオンの巨大コンクリートドームが建設される
124年ごろ
張衡が水力で回転する渾天儀を製作したとされる
125年ごろ
パンテオンが再建され無筋コンクリートによる大ドームが完成する
132年
張衡が地動儀を製作し遠方の地震方向を検知したとされる
140年ごろ
プトレマイオスが天文学研究を進める
150年ごろ
プトレマイオスが『アルマゲスト』をまとめる
150年ごろ
プトレマイオスが天動説にもとづく惑星運動モデルを体系化する
150年ごろ
プトレマイオスが恒星表を『アルマゲスト』に収録する
150年ごろ
プトレマイオスが三角法の弦表を天文計算に利用する
150年ごろ
プトレマイオスが『地理学』で緯度・経度を用いた地図作成法を体系化する
150年ごろ
プトレマイオスが『光学』で反射・屈折・視覚を研究する
150年ごろ
ガレノスが医学研究を始める
150年ごろ
ガレノスが薬物を調合する製剤技術を発展させる
160年ごろ
ガレノスが動物解剖を通じて人体の構造と機能を研究する
160年ごろ
ガレノスが神経が運動や感覚に関わることを実験的に調べる
160年ごろ
ガレノスが動脈に血液が流れることを論じる
160年ごろ
ガレノスが医学を解剖学・生理学・薬物学と結びつけて体系化する
170年ごろ
中国で『傷寒論』につながる臨床医学の伝統が発達する
170年ごろ
ガレノスが脊髄損傷と運動麻痺の関係を動物実験で調べる
180年ごろ
ガレノスの医学体系がローマ世界で大きな影響力を持つ
180年ごろ
中国で天文観測にもとづく暦法改良が進む
180年ごろ
中国で張仲景が感染性疾患などの診断・治療を体系化したとされる
184年ごろ
中国で華佗が外科治療や麻酔薬を用いたと伝えられる
190年ごろ
中国で華佗が運動療法『五禽戯』を考案したと伝えられる
200年ごろ
ディオファントスが代数学的問題を研究する
200年ごろ
中国で『九章算術』の注釈と数学研究が進む
200年ごろ
中国で磁石を方向指示に利用する知識が発達する
200年ごろ
中国で鍼灸の経穴・経脈体系が整理される
200年ごろ
インドでゼロを位取りの空位として扱う考えが発達していく
200年ごろ
インドで天文学にギリシア系の数理天文学が取り入れられる
200年ごろ
マヤ文明で精密な暦法と天文観測が発達する
200年ごろ
マヤ文明でゼロを表す記号が位取り記数法に利用される
200年ごろ
ローマ帝国で大型水車施設による製粉が行われる
200年ごろ
中国で算木を用いた正負の数の計算が行われる
200年ごろ
中国で天文観測に渾天儀が利用される
200年ごろ
ローマでバルブやピストンを備えた水圧ポンプが利用される
220年ごろ
中国で医薬・本草知識の整理が進む
230年ごろ
中国で劉徽が数学研究を進める
250年ごろ
ディオファントスが『算術』で未知数を用いる方程式問題を扱う
250年ごろ
ディオファントスが代数記号の前段階となる略記法を用いる
250年ごろ
中国で劉徽が『九章算術』に詳細な数学的証明を加える
250年ごろ
中国で数学的測量に相似三角形の考えが利用される
263年
劉徽が円に内接する多角形を用いて円周率を高精度に計算する
263年
劉徽が『九章算術注』を著す
263年ごろ
劉徽が割円術によって円の面積計算を論証する
263年ごろ
劉徽が体積計算を幾何学的に論証する
270年ごろ
中国で劉徽が測量法を扱う『海島算経』につながる研究を行う
280年ごろ
中国で馬鈞が機械技術を発展させ指南車を再現したと伝えられる
280年ごろ
馬鈞が灌漑用の連続揚水装置を改良したとされる
300年ごろ
パップスがギリシア数学の成果を『数学集成』にまとめる
300年ごろ
パップスが幾何学・力学に関する古代数学の成果を保存する
300年ごろ
中国で葛洪が錬丹術・薬物・医学知識を研究する
300年ごろ
中国の錬丹術で鉱物の加熱・溶解・反応に関する実験的知識が蓄積される
300年ごろ
インドで十進位取り記数法がさらに発達する
300年ごろ
インドで『スシュルタ・サンヒター』が現在に近い形へ編集されていく
300年ごろ
マヤ文明で長期暦が歴史記録に利用される
300年ごろ
マヤ文明で天文観測が建築物の配置や祭祀暦と結びつく
300年ごろ
ローマ世界で水車群を用いた大規模製粉施設が発達する
300年ごろ
ローマ帝国でディオクレティアヌス浴場など巨大建築の施工技術が発達する
300年ごろ
中国で磁石の方向性に関する知識が地理・方術文献に記される
300年ごろ
インドで金属精錬技術が高度化する
320年ごろ
中国で葛洪が『抱朴子』に錬丹術や薬物知識を記す
320年ごろ
インドでデリーの鉄柱に代表される耐食性の高い大型鍛鉄技術が発達する
325年ごろ
インドで天文学の計算体系が暦作成と結びついて発達する
330年ごろ
東ローマ帝国でローマの土木・建築・医学知識が継承される
350年ごろ
インドで平方根・方程式・天文計算の数学的技法が発達する
350年ごろ
中国で車輪・歯車・水力を組み合わせた機械技術が発達する
350年ごろ
中国で農業・灌漑技術に関する実用知識が蓄積される
350年ごろ
中国で『肘後備急方』につながる救急医療・感染症治療の知識がまとめられる
360年ごろ
アレクサンドリアのテオンが数学・天文学を研究する
370年ごろ
ヒュパティアが生まれ、後に数学・天文学を教授する
380年ごろ
中国で恒星位置や天文現象の観測記録が継続される
400年ごろ
ヒュパティアがアレクサンドリアで数学と天文学を教える
400年ごろ
ヒュパティアがディオファントスやプトレマイオスの著作を研究・注釈したとされる
400年ごろ
インドでゼロを含む十進位取り記数法が実用的に発達する
400年ごろ
インドで三角法につながる正弦の概念が天文学で発達する
400年ごろ
中国で祖沖之につながる数学・天文学研究の伝統が発達する
400年ごろ
中国で医学・薬学の本草知識が整理される
400年ごろ
中国で陶磁器の高温焼成技術が発達する
400年ごろ
マヤ文明で天体観測にもとづく暦調整が高度化する
400年ごろ
インドで高度な鉄・鋼製造技術が武器や工具に利用される
400年ごろ
中国で錬丹術に蒸留・昇華・結晶化につながる操作知識が蓄積される
410年ごろ
マルティアヌス・カペラが自由七科につながる学問分類をまとめる
415年
ヒュパティアがアレクサンドリアで殺害される
420年ごろ
インドでアーユルヴェーダ医学文献の編集・伝承が進む
425年
コンスタンティノープルに高等教育機関が設けられ古典学術の継承拠点となる
429年
中国で祖沖之が生まれる
450年ごろ
インドで天文学書『スーリヤ・シッダーンタ』の伝統が形成される
450年ごろ
『スーリヤ・シッダーンタ』で正弦表や天体運動の計算法が発達する
450年ごろ
中国で祖沖之が数学・天文学研究を進める
460年ごろ
祖沖之が円周率を3.1415926と3.1415927の間と求める
460年ごろ
祖沖之が非常に精密な円周率近似355/113を用いたとされる
462年
祖沖之が大明暦を提案する
470年ごろ
中国で祖沖之と祖暅之が球の体積など幾何学研究を進める
476年
インドでアーリヤバタが生まれる
480年ごろ
中国で水力を用いた製粉・灌漑設備が広く利用される
480年ごろ
インドで冶金・天文学・医学などの専門知識が宮廷と宗教施設で継承される
490年ごろ
インドでアーリヤバタが数学・天文学研究を進める
499年
アーリヤバタが『アーリヤバティーヤ』を著す
499年
アーリヤバタが円周率を約3.1416とする近似値を示す
499年
アーリヤバタが正弦表を用いた三角法を示す
499年
アーリヤバタが地球の自転によって星が動いて見えると説明する
499年
アーリヤバタが日食・月食を影による現象として説明する
499年
アーリヤバタが代数・数列・方程式に関する計算法を示す
500年ごろ
インド数学で十進位取り記数法が定着していく
500年ごろ
インド天文学で正弦を用いる三角法が定着する
500年ごろ
中国で農書を通じた農業技術の体系化が進む
500年ごろ
中国で本草学・薬物学の知識が文献として整理される
500年ごろ
東ローマ帝国でギリシア・ローマの医学・数学・工学文献が継承される
510年ごろ
インドでヴァラーハミヒラが生まれ、後に天文学・数学・気象などを研究する
520年ごろ
インドで天文学に正弦表と十進的計算法が広く利用される
525年
ディオニュシウス・エクシグウスがキリスト紀元による年の数え方を提案する
530年ごろ
東ローマ帝国でアンテミオスらが建築・幾何学の知識を大建築に応用する
532年
コンスタンティノープルでハギア・ソフィアの建設が始まる
537年
ハギア・ソフィアが完成し巨大ドーム建築の高度な構造技術が示される
550年ごろ
インドでヴァラーハミヒラが『パンチャ・シッダーンティカー』を著し天文学体系を整理する
550年ごろ
ヴァラーハミヒラが天文・暦・気象・自然現象に関する知識をまとめる
550年ごろ
インドでゼロを含む十進位取り記数法がさらに普及する
550年ごろ
中国で賈思勰が『斉民要術』を著し農業技術を体系化する
550年ごろ
『斉民要術』に作物栽培・土壌管理・発酵・食品加工の知識がまとめられる
570年ごろ
中国で火薬につながる硝石・硫黄などの錬丹術的知識が蓄積される
570年ごろ
中国で顔之推が農業・医学・生活技術を含む実用知識を記す
580年ごろ
中国で天文観測器具と暦計算の改良が進む
598年
中国で『新修本草』以前の本草学を支える薬物分類が発達する
600年ごろ
インドでブラーマグプタ以前の代数学・天文学の研究が発達する
600年ごろ
中国で木版印刷につながる印章・拓本・文字複製技術が発達する
600年ごろ
中国で磁石の方向性を利用する知識が広がる
600年ごろ
中国で運河・橋梁・水利など大規模土木技術が発達する
600年ごろ
中国で陶磁器の高温焼成技術が高度化する
600年ごろ
中国で火薬の材料となる硝石の性質が錬丹術で知られる
600年ごろ
東ローマ世界でギリシア医学・数学・天文学文献が継承される
600年ごろ
シリア語圏でギリシア医学・哲学文献の翻訳と研究が進む
600年ごろ
マヤ文明で金星・月・太陽の周期観測が高度化する
600年ごろ
マヤ文明でゼロを含む二十進位取り記数法が碑文や暦計算に使われる
600年ごろ
インドで鉄鋼のるつぼ製法につながる高品質鋼生産が発達する
610年ごろ
中国で大運河の建設が進み大規模水利・土木技術が用いられる
618年ごろ
唐代中国で国家的な天文観測と暦法編纂が強化される
620年ごろ
インドでブラーマグプタが数学・天文学研究を進める
620年ごろ
中国で孔穎達らによる経典注釈事業が古代の数学・天文・自然知識の継承を支える
628年
ブラーマグプタが『ブラーマ・スプタ・シッダーンタ』を著す
628年
ブラーマグプタがゼロを数として扱う計算規則を記述する
628年
ブラーマグプタが負の数と正の数の計算規則を記述する
628年
ブラーマグプタが二次方程式など代数的問題の解法を示す
628年
ブラーマグプタが円に内接する四角形の面積公式を示す
628年
ブラーマグプタが天文学で惑星・日食・月食の計算法を論じる
630年ごろ
中国で天文学者李淳風らが暦法・天文観測を研究する
640年ごろ
インドの数学・天文学知識が中央アジアや西アジアへ伝わり始める
650年ごろ
中国で木版印刷の初期的利用が進む
650年ごろ
中国で紙が行政・教育・仏教文献の複製に広く利用される
650年ごろ
中国で磁器製造技術が発達する
650年ごろ
中国で鋳鉄・鍛鉄を組み合わせる製鉄技術が高度化する
650年ごろ
中国で天文台と漏刻による時刻測定が国家制度に利用される
650年ごろ
イスラーム世界でギリシア・ペルシア・インドの医学・天文学知識が接触し始める
650年ごろ
唐代中国で医学校が整備され医学教育が国家制度として行われる
659年
唐で蘇敬らが『新修本草』を編纂する
659年
『新修本草』が国家事業として編纂された薬物書となる
670年ごろ
シリア・ペルシア地域で医学教育と病院の伝統がイスラーム社会へ継承される
680年ごろ
中国で天文現象・彗星・日食・月食の記録が継続的に蓄積される
700年ごろ
中国で木版印刷による仏教文献などの複製が広がる
700年ごろ
中国で火薬につながる硝石・硫黄・炭素の混合に関する知識が蓄積される
700年ごろ
中国で機械式時計につながる水力天文装置の研究が進む
700年ごろ
中国で磁石を方位判断に利用する方法が知られる
700年ごろ
インドで数学・天文学にゼロと十進位取り記数法が定着する
700年ごろ
インドで三角法の正弦・余弦に関する計算が発達する
700年ごろ
イスラーム世界で医学・薬学の知識がアラビア語圏へ集積し始める
700年ごろ
イスラーム世界で天文学が礼拝時刻・暦・方角の計算と結びついて発達する
700年ごろ
日本で中国・朝鮮半島由来の暦法・医学・薬物知識が制度的に取り入れられる
700年ごろ
中国で水密隔壁を備えた船舶建造技術が発達する
700年ごろ
中国で手押し車が運搬技術として広く利用される
700年ごろ
インドでバースカラ1世がアーリヤバタの数学・天文学を注釈する
700年ごろ
バースカラ1世が正弦を近似する計算式を示す
701年
日本の大宝律令で医療・薬事に関わる官制が整えられる
720年ごろ
中国で一行が天文学・暦法研究を進める
720年ごろ
中国で僧一行が地球の大きさに関わる子午線弧長の測定を行う
724年ごろ
一行らが大規模な子午線測量を実施する
725年ごろ
中国で一行と梁令瓚が水力天文時計装置を製作する
727年
一行らが大衍暦を完成させる
730年ごろ
イスラーム世界で紙の利用が中央アジア経由で広がり始める
750年ごろ
アッバース朝成立後バグダードを中心に学術活動が活発化する
750年ごろ
イスラーム世界でインド式数字と天文学知識が紹介される
750年ごろ
中国の製紙技術が中央アジアからイスラーム世界へ伝わる
750年ごろ
中国で茶の栽培・加工技術が体系化される
750年ごろ
マヤ文明で天文学と暦法が都市国家の記録に高度に利用される
750年ごろ
イスラーム世界でペルシアの医療施設・医学教育の伝統が継承される
760年ごろ
中国で陸羽が茶の栽培・製法を扱う『茶経』を著す
762年
バグダード建設が始まり学術・医学・翻訳活動の中心へ発展する
770年ごろ
インドの天文学書がアラビア語へ翻訳される
770年ごろ
インド数字と十進位取り記数法がイスラーム世界へ伝わる
780年ごろ
ジャービル・イブン・ハイヤーンに帰される錬金術文献群が形成され始める
780年ごろ
イスラーム錬金術で蒸留・結晶化・昇華などの実験操作が発達する
780年ごろ
イスラーム世界で薬物の調合と化学的処理の知識が発達する
780年ごろ
アル=フワーリズミーが生まれたとされる
790年ごろ
バグダードでギリシア・インド・ペルシアの学術文献翻訳が活発化する
800年ごろ
イスラーム世界で病院が医学教育・診療の施設として発達する
800年ごろ
バグダードで天文学・数学・医学の研究が活発化する
800年ごろ
イスラーム世界で紙の製造が普及し書物の生産を支える
800年ごろ
中国で火薬の初期配合につながる錬丹術実験が行われる
800年ごろ
中国で木版印刷が書物の複製技術として定着する
800年ごろ
中国で羅針盤につながる磁針利用が風水などで発達する
800年ごろ
中国で水力を利用する製粉・灌漑・製鉄設備が広く使われる
800年ごろ
インドで数学者マハーヴィーラが代数学研究を進める
800年ごろ
ヨーロッパの修道院で古代医学・天文学・計算術の文献が写本として継承される
800年ごろ
中国で塩井・天然ガス井の深掘り技術が発達する
800年ごろ
イスラーム世界でアストロラーベの製作と利用が高度化する
805年
バグダードに病院が設けられたとされる
810年ごろ
アル=フワーリズミーがバグダードの学術活動に参加する
820年ごろ
アル=フワーリズミーが代数学書『アル・ジャブル・ワル・ムカーバラ』を著す
820年ごろ
アル=フワーリズミーが一次・二次方程式の解法を体系化する
820年ごろ
アル=フワーリズミーがインド式数字による計算法を紹介する
820年ごろ
アル=フワーリズミーが天文表を作成する
820年ごろ
アル=フワーリズミーが地理学で地点の緯度・経度を整理する
820年ごろ
アル=フワーリズミーの名に由来して後世の『アルゴリズム』の語が生まれる
825年ごろ
バグダードの知恵の館で翻訳・数学・天文学研究が活発化する
830年ごろ
アッバース朝で地球の円周を測定する測地事業が行われる
830年ごろ
バヌー・ムーサ兄弟が数学・天文学・機械工学を研究する
830年ごろ
バヌー・ムーサ兄弟が自動制御装置や流体機械を研究する
840年ごろ
バヌー・ムーサ兄弟が『からくりの書』に多数の自動装置を記述する
840年ごろ
フナイン・イブン・イスハークがギリシア医学文献をアラビア語へ翻訳する
850年ごろ
フナインらがガレノス医学の主要文献をアラビア語圏へ伝える
850年ごろ
イスラーム世界で眼科学が独立した医学分野として発達する
850年ごろ
中国で火薬の配合を示す初期記録が現れる
850年ごろ
中国で木版印刷による暦・宗教書の大量複製が進む
850年ごろ
インドでマハーヴィーラが『ガニタ・サーラ・サングラハ』を著す
850年ごろ
マハーヴィーラが分数・方程式・幾何学などの数学を整理する
850年ごろ
イスラーム世界でアルキンディーが数学・光学・医学・音楽理論を研究する
850年ごろ
アルキンディーが暗号解読に文字頻度分析を利用する
850年ごろ
イスラーム世界で蒸留器アランビックが薬品・香料製造に広く利用される
850年ごろ
中国で硝石・硫黄・炭を混合する火薬配合が文献に記される
860年ごろ
サービト・イブン・クッラが数学・天文学研究を進める
868年
中国で現存最古級の年記木版印刷物『金剛般若経』が印刷される
870年ごろ
サービト・イブン・クッラが数論・幾何学・静力学に重要な成果を残す
870年ごろ
アル=ラーズィーが医学と化学的実験を研究する
875年ごろ
アッバース・イブン・フィルナスが滑空飛行を試みたと伝えられる
880年ごろ
アル=ラーズィーがバグダードなどで臨床医学を発展させる
880年ごろ
アル=ラーズィーが化学物質や実験器具を分類・記述する
880年ごろ
中国で印刷された暦や書籍の流通が拡大する
890年ごろ
アル=バッターニーが精密な天文観測を始める
900年ごろ
アル=バッターニーが太陽年や惑星運動を精密に測定する
900年ごろ
アル=バッターニーが正弦・正接を用いる三角法を発展させる
900年ごろ
アル=ラーズィーが天然痘とはしかを区別して記述する
900年ごろ
アル=ラーズィーが臨床観察を重視した医学書を著す
900年ごろ
イスラーム世界で薬局と薬剤調製の専門化が進む
900年ごろ
イスラーム世界で天文台による継続観測が発達する
900年ごろ
イスラーム世界で球面三角法が天文学と測地に利用される
900年ごろ
中国で火薬が軍事用途へ利用され始める
900年ごろ
中国で磁針による方位判断が発達する
900年ごろ
中国で木版印刷による書籍出版が拡大する
900年ごろ
中国で紙幣につながる紙の商業利用が発達する
900年ごろ
中国で天文観測・暦計算・時計技術が高度化する
900年ごろ
インドで鉄鋼技術と高品質鋼の生産が発達する
900年ごろ
中央アジア・イスラーム世界で灌漑・水車技術が農業を支える
900年ごろ
イスラーム世界で外科器具と手術法の専門的伝統が発達する
900年ごろ
中国で活字以前の木版印刷による知識普及が教育と行政を支える
910年ごろ
アル=ラーズィーが医学百科全書的著作をまとめる
920年ごろ
中国で火薬を用いる火矢などの兵器が現れる
920年ごろ
イスラーム世界でアストロラーベが天文観測・測時・方位測定に広く使われる
930年ごろ
アブー・カーミルが代数学を発展させる
940年ごろ
イスラーム数学で三角法が独立した計算分野として発展する
950年ごろ
アル=ファーラービーが学問分類を整理し数学・自然学・医学の位置づけを論じる
950年ごろ
中国で磁針を使った方位測定の記録が増える
950年ごろ
中国で火薬兵器の種類が増える
950年ごろ
中国で印刷技術が儒教経典など大規模出版に利用される
950年ごろ
イスラーム世界で水時計・自動装置・揚水機械の技術が発達する
950年ごろ
アブー・アル=ワファーが三角法と天文学を研究する
960年ごろ
宋代中国で科学技術・印刷・製鉄・航海技術が急速に発達する
960年ごろ
宋代中国で国家による天文観測と暦法改良が進む
960年ごろ
宋代中国で鉄の生産量が増大し石炭利用が広がる
960年ごろ
宋代中国で木版印刷による書籍生産が大規模化する
965年ごろ
イブン・アル=ハイサムが生まれる
970年ごろ
アル=スーフィーが『恒星の書』で恒星の位置と明るさを整理する
970年ごろ
アル=スーフィーがアンドロメダ銀河を雲状の天体として記述する
970年ごろ
イスラーム世界で病院に医学教育・診療・薬局の機能が統合される
970年ごろ
アブー・アル=ワファーが正接・割線などの三角関数を体系的に扱う
970年ごろ
アブー・アル=ワファーが精密な三角関数表を作成する
973年
アル=ビールーニーが生まれ数学・天文学・測地学を研究する
980年
イブン・スィーナーが生まれる
990年ごろ
イブン・アル=ハイサムが光学研究を進める
990年ごろ
中国で火薬を利用する軍事技術が体系化されていく
990年ごろ
中国で羅針盤の航海利用につながる磁針技術が発達する
990年ごろ
アル=カラジーが代数学で多項式計算を発展させる
1000年ごろ
イスラーム世界で数学・天文学・医学・光学が高度な学術分野として発達する
1000年ごろ
中国で印刷・火薬・磁針・製鉄などの技術が社会へ広く利用される
1000年ごろ
ヨーロッパでアストロラーベやアラビア数字などイスラーム科学の知識が徐々に伝わり始める
1000年ごろ
中国でコークスに近い燃料利用を含む製鉄燃料の多様化が進む
1000年ごろ
アル=ザフラウィーが『医学全書』に外科器具と手術法を詳述する
1000年ごろ
アル=ザフラウィーが多数の外科器具を図示し外科学を体系化する
1000年ごろ
イブン・ユーヌスがカイロで精密な天文観測を行う
1000年ごろ
イブン・ユーヌスが大規模な天文表を作成する
1001年ごろ
イブン・アル=ハイサムがカイロで光学研究を本格化する
1005年ごろ
カイロに知識の館が設けられ天文学・数学などの研究が行われる
1010年ごろ
イブン・アル=ハイサムが『光学の書』を著し始める
1010年ごろ
イブン・アル=ハイサムが視覚は目から光が出るのではなく外界から光が入ることで生じると論じる
1010年ごろ
イブン・アル=ハイサムが光の直進・反射・屈折を実験的に研究する
1010年ごろ
イブン・アル=ハイサムが暗箱で光が小孔を通って像を結ぶ現象を研究する
1010年ごろ
イブン・アル=ハイサムが実験と数学を組み合わせた光学研究を進める
1010年ごろ
アル=ビールーニーが地球半径を山の高さと地平線角から推定する
1010年ごろ
アル=ビールーニーが鉱物の比重を測定する
1010年ごろ
アル=ビールーニーが緯度・経度・地球測定を扱う測地学を発展させる
1010年ごろ
アル=ビールーニーがインドの数学・天文学・自然知識を詳細に記録する
1020年ごろ
イブン・スィーナーが『医学典範』をまとめる
1020年ごろ
『医学典範』が病気・診断・薬物・治療を体系的に整理する
1020年ごろ
イブン・スィーナーが薬物の効果を確かめるための条件を論じる
1020年ごろ
イブン・スィーナーが感染性疾患の伝播について観察を記す
1020年ごろ
イブン・アル=ハイサムが屈折が媒質によって変化することを実験する
1020年ごろ
イブン・アル=ハイサムが月の錯視や大気屈折を研究する
1021年ごろ
イブン・アル=ハイサムの『光学の書』が成立する
1025年ごろ
イブン・スィーナーの『医学典範』が成立する
1030年
アル=ビールーニーが『インド誌』をまとめる
1030年ごろ
アル=ビールーニーが物質の密度を精密に比較する
1030年ごろ
中国で製鉄に石炭・コークス系燃料の利用が進む
1030年ごろ
宋代中国で火薬兵器の開発が進む
1030年ごろ
宋代中国で磁針による方位測定が航海へ応用され始める
1040年ごろ
中国で畢昇が陶製活字による活版印刷を考案する
1044年
中国の『武経総要』に火薬の配合が記録される
1044年
『武経総要』に火薬を利用した火器・火矢の記述が収録される
1050年ごろ
宋代中国で羅針盤が航海技術として発達する
1050年ごろ
宋代中国で大型船・水密隔壁・船尾舵など造船技術が高度化する
1050年ごろ
宋代中国で製鉄量が増大し農具・工具・兵器生産を支える
1050年ごろ
イスラーム世界で病院が診療・教育・薬局を備えた施設として発達する
1050年ごろ
イスラーム世界で眼科手術と眼疾患研究が高度化する
1050年ごろ
イスラーム数学で三角法が天文学から独立した体系へ発達する
1050年ごろ
中国で可動式の印刷活字が畢昇の技術として記録される
1060年ごろ
ウマル・ハイヤームが数学・天文学研究を進める
1070年ごろ
ウマル・ハイヤームが三次方程式を円錐曲線の交点によって解く方法を体系化する
1074年ごろ
ウマル・ハイヤームらが暦改革のための天文観測を行う
1079年
セルジューク朝でジャラーリー暦が導入される
1080年ごろ
中国で沈括が自然科学・技術に関する観察を蓄積する
1080年ごろ
沈括が磁針が真北からずれる磁気偏角を記述する
1080年ごろ
沈括が化石から過去の環境変化を推論する
1080年ごろ
沈括が地形が侵食・堆積によって長期間に変化すると考える
1080年ごろ
沈括が石油の利用と名称について記述する
1080年ごろ
沈括が天文学・数学・地理・機械・医学など幅広い知識を記録する
1086年ごろ
沈括が『夢渓筆談』を著す
1088年
沈括の『夢渓筆談』に磁気偏角・化石・地質変化などが記される
1090年ごろ
中国で蘇頌らが水運儀象台を建設する
1090年ごろ
イスラーム世界でアストロラーベが測時・測量・航海に広く利用される
1092年
蘇頌の水運儀象台が完成し脱進機を備えた時計機構が用いられる
1100年ごろ
ヨーロッパでイスラーム科学文献のラテン語翻訳が増え始める
1100年ごろ
ヨーロッパでアラビア数字と十進位取り記数法が徐々に知られる
1100年ごろ
ヨーロッパでアストロラーベが天文学・測時に利用される
1100年ごろ
中国で羅針盤の航海利用が明確に記録される
1100年ごろ
中国で火薬を用いた爆発兵器が発達する
1100年ごろ
中国で印刷出版が教育・行政・医学・技術知識の普及を支える
1100年ごろ
中国で農書・医書・本草書の印刷が拡大する
1100年ごろ
イスラーム世界でアル=ガザーリーらが論理学を教育体系へ取り入れる
1100年ごろ
イスラーム医学で薬物学と調剤技術がさらに専門化する
1100年ごろ
インドでバースカラ2世につながる数学・天文学の伝統が発達する
1100年ごろ
南インドで高品質なウーツ鋼の生産と交易が続く
1100年ごろ
イスラーム世界で蒸留技術が香料・医薬品・化学物質の製造に利用される
1110年ごろ
中国で羅針盤を使う航海法が文献に記される
1120年ごろ
ヨーロッパでエウクレイデス『原論』のラテン語訳が広まる
1120年ごろ
ヨーロッパでアル=フワーリズミーの算術書がラテン語へ翻訳される
1120年ごろ
ヨーロッパでインド・アラビア数字による計算法が紹介される
1120年ごろ
ヨーロッパでアル=フワーリズミーの代数学がラテン語圏へ伝わる
1126年ごろ
アデラード・オブ・バースがエウクレイデス『原論』をラテン語へ翻訳する
1130年ごろ
トレドなどでアラビア語科学文献のラテン語翻訳運動が活発化する
1130年ごろ
アル=ザフラウィーの外科学書がラテン語圏へ伝わる
1140年ごろ
ヨーロッパでプトレマイオス天文学がアラビア語文献を通じて再導入される
1140年ごろ
中国で火薬を用いた火槍の初期形態が発達する
1140年ごろ
中国で大型外洋船に磁針航法が利用される
1150年ごろ
ジェラルド・オブ・クレモナがアラビア語科学文献を多数ラテン語へ翻訳する
1150年ごろ
プトレマイオス『アルマゲスト』がアラビア語からラテン語へ翻訳される
1150年ごろ
イブン・スィーナー『医学典範』がラテン語へ翻訳される
1150年ごろ
イブン・アル=ハイサム『光学の書』がラテン語圏へ伝わる
1150年ごろ
ヨーロッパで大学の成立とともに医学・数学・自然哲学の教育が制度化される
1150年ごろ
中国で紙幣の製造に印刷技術と偽造防止技術が利用される
1150年ごろ
中国で水車・揚水機・製鉄など機械技術が広く利用される
1150年ごろ
インドでバースカラ2世が数学・天文学研究を進める
1150年
バースカラ2世が『シッダーンタ・シローマニ』を著す
1150年
バースカラ2世が微分的な考えにつながる瞬間速度の概念を論じる
1150年
バースカラ2世が代数・算術・天文学を体系的にまとめる
1150年ごろ
ヨーロッパでサレルノ医学校が医学教育の中心として発展する
1160年ごろ
イスラーム世界でイブン・ルシュドがアリストテレス自然哲学を研究・注釈する
1170年ごろ
ヨーロッパで医学校が人体・疾病・薬物学を体系的に教授する
1180年ごろ
中国で朱熹らの自然観が知識体系に影響を与える
1180年ごろ
イスラーム天文学でプトレマイオス体系への批判と改良が進む
1190年ごろ
ヨーロッパで磁石の性質に関する知識が航海者の間に広がる
1190年ごろ
アレクサンダー・ネッカムがヨーロッパで磁針の航海利用を記述する
1200年ごろ
ヨーロッパで大学が数学・医学・自然哲学研究の拠点となる
1200年ごろ
ヨーロッパでアリストテレス自然学のラテン語訳が急速に普及する
1200年ごろ
ヨーロッパでインド・アラビア数字による計算が商業に広がり始める
1200年ごろ
中国で火薬兵器が火槍・爆弾などへ多様化する
1200年ごろ
中国で磁針航法が海上交易を支える重要技術となる
1200年ごろ
中国で製鉄・陶磁器・印刷・造船技術が大規模産業として発達する
1200年ごろ
イスラーム世界でマラーガ天文学につながる惑星モデル研究が進む
1200年ごろ
イスラーム医学で解剖・眼科・薬学の専門研究が続く
1200年ごろ
インドで数学・天文学に無限級数につながる計算的伝統が形成されていく
1200年ごろ
アル=ジャザリーが水時計・揚水機・自動機械を設計する
1202年
フィボナッチが『算盤の書』を著す
1202年
『算盤の書』がインド・アラビア数字と十進計算法をヨーロッパへ紹介する
1202年
フィボナッチが後にフィボナッチ数列と呼ばれる数列問題を紹介する
1206年
アル=ジャザリーが『巧妙な機械装置に関する知識の書』を完成する
1206年
アル=ジャザリーがクランク機構を利用した揚水装置を記述する
1206年
アル=ジャザリーが水力で動く自動人形・時計などを記述する
1210年ごろ
ヨーロッパでアリストテレス自然学の教育をめぐる議論が起こる
1210年ごろ
ヨーロッパで風車が製粉や揚水の動力として普及する
1220年ごろ
ヨーロッパで光学・天文学・数学のアラビア語文献が大学教育へ入る
1220年ごろ
中国で火薬を詰めた鉄製爆弾が軍事利用される
1220年ごろ
ヨーロッパで水力が鉱山排水や金属加工へ利用される
1230年ごろ
ヨルダヌス・ネモラリウスが静力学を数学的に研究する
1230年ごろ
ヨルダヌスが重さ・てこ・斜面の力学を論じる
1230年ごろ
イスラーム世界でイブン・アル=ナフィースが医学研究を進める
1231年ごろ
中国で火薬兵器がモンゴル軍との戦闘に使用される
1240年ごろ
ロバート・グロステストが光・虹・自然現象を数学と実験で研究する
1240年ごろ
グロステストが自然研究に観察・実験と数学を重視する方法を論じる
1240年ごろ
ヨーロッパで眼鏡につながるレンズ研磨技術が発達する
1240年ごろ
中国で火槍が金属筒を用いる初期銃器へ発展し始める
1240年ごろ
イスラーム世界で薬局・病院・医学教育の制度が成熟する
1242年
イブン・アル=ナフィースが肺循環を記述する
1242年
イブン・アル=ナフィースが心臓の右心室から左心室へ血液が直接通るというガレノス説を否定する
1250年ごろ
ロジャー・ベーコンが光学・数学・実験的方法を研究する
1250年ごろ
ロジャー・ベーコンがレンズによる拡大や視覚補助の可能性を論じる
1250年ごろ
ヨーロッパで機械式時計につながる脱進機技術が発達し始める
1250年ごろ
中国で火薬ロケットの技術が発達する
1250年ごろ
中国で紙・印刷技術がモンゴル帝国を通じて広域に交流する
1250年ごろ
イスラーム世界でナスィールッディーン・トゥースィーが数学・天文学研究を進める
1250年ごろ
トゥースィーが球面三角法を独立した数学分野として体系化する
1250年ごろ
トゥースィーが惑星運動モデルのためのトゥースィー・カップルを考案する
1250年ごろ
イスラーム世界でイブン・アル=バイタールの薬物学が多数の植物・薬品を整理する
1259年
マラーガ天文台が建設される
1260年ごろ
マラーガ天文台で大規模な天文観測と惑星理論研究が行われる
1260年ごろ
アル=ウルディーらがプトレマイオス体系を改良する惑星モデルを研究する
1260年ごろ
ヨーロッパで磁針航法が地中海・大西洋航海に普及する
1260年ごろ
ヨーロッパで水車が製粉だけでなく鍛造・製材・鉱山作業にも利用される
1260年ごろ
中国で王禎につながる農業機械・印刷技術の体系化が進む
1267年
ロジャー・ベーコンが『大著作』で光学・数学・実験科学を論じる
1269年
ペトルス・ペレグリヌスが『磁気書簡』で磁石の極と磁化を記述する
1270年ごろ
ヨーロッパで眼鏡用の凸レンズ製作技術が成立する
1270年ごろ
中国で郭守敬が天文学・測量・水利技術を研究する
1270年ごろ
郭守敬が精密な天文観測器具を設計する
1270年ごろ
郭守敬が中国各地で大規模な天文・測地観測を実施する
1270年ごろ
イスラーム世界でクトゥブッディーン・シーラーズィーが虹を光学的に研究する
1270年ごろ
ヨーロッパでペトルス・ペレグリヌスが磁石の極と磁力を実験的に研究する
1275年ごろ
中国で郭守敬らが暦法改良のため全国規模の観測を行う
1275年ごろ
ヨーロッパで紙の製造がイタリアなどへ広がる
1280年ごろ
イタリアで視力補助用の眼鏡が発明される
1280年ごろ
ヨーロッパで機械式時計が現れ始める
1280年ごろ
中国で元代の天文学にイスラーム天文学の知識が取り入れられる
1281年
郭守敬らが授時暦を制定する
1285年ごろ
イタリアで凸レンズを使う眼鏡の利用が広がる
1290年ごろ
ヨーロッパで歯車式機械時計の製作が進む
1290年ごろ
中国で火薬を用いる銃砲の初期例が現れる
1290年ごろ
イスラーム世界でアル=ジャザリーの機械工学知識が後世へ伝承される
1290年ごろ
ヨーロッパで解剖学教育のため人体解剖が大学医学で再び行われ始める
1300年ごろ
ヨーロッパで機械式時計が都市や修道院に設置され始める
1300年ごろ
ヨーロッパで眼鏡が学者・書記の視力補助具として普及し始める
1300年ごろ
中国で金属製銃身を持つ火器が発達する
1300年ごろ
中国で羅針盤・大型船・海図を組み合わせた航海技術が発達する
1300年ごろ
イスラーム世界で天文学・医学・数学の専門文献が広域に流通する
1300年ごろ
ヨーロッパで機械式時計が塔時計として設置され始める
1300年ごろ
ヨーロッパの大学医学で人体解剖が再び行われるようになる
1300年ごろ
ヨーロッパで眼鏡が読書や精密作業の補助具として普及する
1300年ごろ
中国で金属製銃身を持つ火器が発達する
1300年ごろ
中国で羅針盤を用いる遠洋航海技術が成熟する
1300年ごろ
イスラーム世界でイブン・アル=シャーティル以前の天文学者がプトレマイオス惑星理論の改良を続ける
1303年
王禎が『農書』を著し農業技術・農具・水利・活字印刷などを体系的に記述する
1303年
王禎が木製活字と回転式活字盤を用いる印刷技術を記述する
1310年ごろ
モンディーノ・デ・ルッツィがボローニャで人体解剖を医学教育に用いる
1310年ごろ
ヨーロッパで凸レンズ眼鏡の普及が細密読書と写本・学術活動を支える
1316年
モンディーノ・デ・ルッツィが解剖学書『アナトミア』を著す
1320年ごろ
ヨーロッパで脱進機を備えた機械式時計の製作が広がる
1320年ごろ
ヨーロッパで火薬を用いる大砲の記録が現れる
1326年
ヨーロッパで大砲を描いた初期の図像記録が残される
1330年ごろ
リチャード・オブ・ウォリングフォードが複雑な天文時計を設計する
1330年ごろ
ヨーロッパで天文時計が天体運行と時刻を機械的に表示するようになる
1335年ごろ
ジョヴァンニ・デ・ドンディが複雑な天文時計アストラリウムを設計する
1340年ごろ
ニコル・オレームが数学・自然哲学を研究する
1340年ごろ
ヨーロッパで鉱山排水や金属加工に水車動力が広く利用される
1347年
黒死病がヨーロッパへ急速に拡大し感染症と公衆衛生への関心が高まる
1348年
ヴェネツィアなどで疫病対策として公的な衛生措置が強化される
1350年ごろ
ニコル・オレームが変化する量を図で表す方法を発展させる
1350年ごろ
オレームが速度と時間の関係を幾何学的に表現する
1350年ごろ
オレームが地球自転の可能性を自然哲学的に論じる
1350年ごろ
ヨーロッパで複雑な歯車機構を持つ時計技術が発達する
1350年ごろ
イスラーム天文学でイブン・アル=シャーティルが惑星モデルを改良する
1350年ごろ
イブン・アル=シャーティルがプトレマイオス体系のエカントを使わない惑星モデルを構築する
1360年ごろ
ヨーロッパで金属活字以前の木版印刷が宗教画やカードなどに利用される
1360年ごろ
中国で火薬を用いる銃・砲の技術がさらに発達する
1364年ごろ
ジョヴァンニ・デ・ドンディのアストラリウムが完成する
1370年ごろ
ヨーロッパで時刻を等しい時間単位で測る機械時計が都市生活へ浸透する
1377年
朝鮮で金属活字による『直指』が印刷される
1380年ごろ
イスラーム世界で精密な天文観測器具の製作が続く
1380年ごろ
ヨーロッパで眼鏡用レンズの研磨技術が向上する
1390年ごろ
ヨーロッパで紙の生産が拡大し書物・記録の流通を支える
1400年ごろ
ティムール朝圏で数学・天文学研究が活発化する
1400年ごろ
ヨーロッパで遠近法につながる幾何学的な空間表現への研究が進む
1400年ごろ
ヨーロッパで航海用羅針盤・海図・天文観測を組み合わせる航海術が発達する
1400年ごろ
ヨーロッパで火薬兵器の改良が金属加工・鋳造技術を促進する
1400年ごろ
ヨーロッパで水力を用いた鉱山・製鉄・製紙などの機械化が進む
1400年ごろ
中国で鄭和の航海を支える大型船・羅針盤・航海技術が発達する
1400年ごろ
朝鮮で天文学・暦法・金属活字の技術が国家事業として発達する
1405年
鄭和の第1次航海が始まり大規模な遠洋航海が行われる
1410年ごろ
アル=カーシーが数学・天文学研究を進める
1410年ごろ
アル=カーシーが十進小数を体系的に利用する
1410年ごろ
アル=カーシーが高精度な円周率計算を進める
1410年ごろ
フィリッポ・ブルネレスキが線遠近法を実験的に研究する
1415年ごろ
ブルネレスキが一点透視図法の原理を実演したとされる
1420年
ブルネレスキがフィレンツェ大聖堂の巨大ドーム建設を開始する
1420年ごろ
フィレンツェ大聖堂建設で足場・巻上機・建築構造などの工学技術が発達する
1420年ごろ
朝鮮で金属活字印刷の改良が進み書籍出版に利用される
1424年ごろ
アル=カーシーが『算術の鍵』を著し十進小数などを体系化する
1427年ごろ
アル=カーシーが円周率を非常に高い精度で計算する
1428年ごろ
ウルグ・ベク天文台で大規模な恒星観測が行われる
1430年ごろ
ウルグ・ベクらが精密な恒星表を作成する
1430年ごろ
ウルグ・ベクが太陽年の長さを高精度で測定する
1430年ごろ
ヨーロッパで木版印刷による書物・図像の複製が増える
1430年ごろ
ヨーロッパで銅版画など精密な印刷技術が発達する
1434年
フィレンツェ大聖堂のドーム主要構造が完成する
1434年
朝鮮で自動水時計の自撃漏が製作される
1436年
ブルネレスキ設計のフィレンツェ大聖堂ドームが完成する
1437年
朝鮮で日時計仰釜日晷が製作される
1440年ごろ
グーテンベルクが金属活字・印刷機・油性インクを組み合わせた活版印刷技術を開発する
1440年ごろ
ヨーロッパで活版印刷による文字情報の大量複製が可能になる
1440年ごろ
ニコラウス・クザーヌスが測定と数量化を自然研究に重視する
1440年ごろ
クザーヌスが地球が宇宙の絶対的中心ではない可能性を論じる
1441年
朝鮮で測雨器が雨量観測に用いられる
1442年
朝鮮で各地の降水量を測定する制度が整えられる
1445年ごろ
ウルグ・ベクの恒星表『ズィージュ・ジャディード・スルターニー』がまとめられる
1450年ごろ
グーテンベルクの活版印刷が実用化される
1450年ごろ
ヨーロッパで印刷技術により数学・医学・天文学書の複製速度が大幅に高まる
1450年ごろ
ヨーロッパで航海用アストロラーベが改良される
1450年ごろ
ヨーロッパで造船技術が発達し外洋航海に適した帆船が増える
1450年ごろ
ポルトガルでカラベル船が航海・探検に利用される
1450年ごろ
ヨーロッパで大砲鋳造技術が向上し金属加工技術が発達する
1450年ごろ
レオン・バッティスタ・アルベルティが遠近法を幾何学的に論じる
1450年ごろ
アルベルティが暗号技術を研究し多表式換字暗号につながる装置を考案する
1450年ごろ
ニコラウス・クザーヌスが脈拍測定などに数量的測定を応用する
1452年
レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれる
1454年ごろ
グーテンベルク聖書の印刷が始まる
1455年ごろ
グーテンベルク聖書が完成し活版印刷の大規模利用を示す
1460年ごろ
レギオモンタヌスが数学・天文学研究を進める
1460年ごろ
レギオモンタヌスが三角法を天文学の計算に体系的に利用する
1460年ごろ
ヨーロッパで印刷された暦・天文表が航海者や学者に普及する
1460年ごろ
ヨーロッパで凹レンズを用いる近視用眼鏡が現れ始める
1464年ごろ
レギオモンタヌスが『三角形について』を著し三角法を体系化する
1470年ごろ
ヨーロッパで活版印刷所が各都市へ急速に広がる
1470年ごろ
ヨーロッパで古代ギリシア・ローマの科学文献が印刷され広く流通する
1470年ごろ
ヨーロッパで医学書・本草書・算術書の印刷が増える
1470年ごろ
印刷された植物図・解剖図が自然物の比較観察を容易にする
1472年
レギオモンタヌスの天文学書が印刷される
1473年
ニコラウス・コペルニクスが生まれる
1475年ごろ
レオナルド・ダ・ヴィンチが機械・解剖・自然観察のノートを作り始める
1475年ごろ
ヨーロッパで航海用海図の精度が向上する
1475年ごろ
ヨーロッパで緯度測定に天体観測が広く利用される
1478年
トレヴィーゾ算術書が印刷され商業算術の印刷教材が普及し始める
1480年ごろ
レオナルド・ダ・ヴィンチが歯車・軸受・伝動機構などを詳細に研究する
1480年ごろ
レオナルドが水流・渦・水力機械を観察し記録する
1480年ごろ
レオナルドが鳥の飛行を観察し飛行機械を構想する
1480年ごろ
ヨーロッパで人体解剖が医学・芸術の研究に利用される機会が増える
1480年ごろ
ヨーロッパで印刷された天文暦が航海・占星・暦計算に利用される
1480年ごろ
レオナルドが心臓弁や血流の動きを観察する
1480年ごろ
レオナルドが地層中の化石を海洋生物の遺骸として解釈する
1482年
エウクレイデス『原論』の最初期の印刷版が刊行される
1485年ごろ
レオナルドが人体の筋肉・骨格・臓器の解剖研究を進める
1485年ごろ
レオナルドがパラシュートに相当する装置をスケッチする
1485年ごろ
レオナルドが装甲車・自動機械など多様な機械を設計する
1489年
ヨハネス・ヴィトマンが印刷物で+と-の記号を使用する
1490年ごろ
レオナルドが人体比例図につながる人体計測を研究する
1490年ごろ
レオナルドが摩擦について定量的な観察を行う
1490年ごろ
ヨーロッパで地球儀・世界図の製作が航海知識と結びつく
1490年ごろ
ポルトガル航海者が天文観測と航海表を組み合わせて緯度を求める
1490年ごろ
レオナルドがカメラ・オブスクラの原理を観察・記述する
1490年ごろ
レオナルドが波の伝播や音の反射について観察する
1490年ごろ
レオナルドが永久運動機械の不可能性に気づく
1490年ごろ
ヨーロッパで印刷された外科書に手術器具や処置法の図が増える
1492年
マルティン・ベハイムが現存最古級の地球儀を製作する
1492年
コロンブスの大西洋横断航海に羅針盤・海図・天文航法が利用される
1493年
コロンブス航海後にアメリカ大陸由来の植物・動物・疾病などの知識交流が始まる
1494年
ルカ・パチョーリが『スンマ』を刊行し算術・代数・複式簿記を体系化する
1494年
パチョーリが複式簿記を印刷書で広く紹介する
1495年ごろ
レオナルドが『最後の晩餐』制作期に遠近法・光・人体表現を研究する
1495年ごろ
ヨーロッパで印刷された医学・薬学書の種類が増加する
1495年ごろ
ヨーロッパで梅毒とみられる感染症が急速に拡大し医学的記録が増える
1497年
ヴァスコ・ダ・ガマがインド航路を目指して出航し外洋航海技術が利用される
1498年
ヴァスコ・ダ・ガマがインドへ到達しヨーロッパとインド洋の航海知識交流が拡大する
1498年ごろ
レオナルドが機械の摩擦・力・運動に関する研究を続ける
1499年ごろ
ヨーロッパで印刷技術により科学・医学・技術情報の国際的流通が加速する
1499年
ニコロ・フォンタナ・タルタリアが生まれ、後に弾道学と代数学を研究する
1500年ごろ
レオナルド・ダ・ヴィンチが人体解剖・力学・流体・光学・機械を横断的に研究する
1500年ごろ
ヨーロッパで活版印刷が数学・天文学・医学知識の標準化と普及を促す
1500年ごろ
ヨーロッパで羅針盤・海図・天文航法・外洋帆船が一体化した航海技術が成熟する
1500年ごろ
ヨーロッパで火薬・大砲の発達が冶金・弾道研究を促す
1500年ごろ
ヨーロッパで機械時計が時間の定量的測定を日常化する
1500年ごろ
ポルトガルで航海用天文表と緯度測定法の改良が続く
1501年ごろ
レオナルド・ダ・ヴィンチが人体解剖を続け骨格・筋肉・内臓を詳細に描く
1501年ごろ
レオナルドが心臓と血管の構造を観察し血流を研究する
1501年ごろ
レオナルドが水流・渦・波の運動を観察する
1501年ごろ
レオナルドが摩擦・重心・力の伝達など機械力学を研究する
1502年
ペドロ・ヌネスが生まれ、後に航海数学を発展させる
1503年ごろ
レオナルドが鳥の飛行と翼の構造を研究する
1505年ごろ
レオナルドが飛行機械の設計と飛翔に関するノートをまとめる
1507年
ヴァルトゼーミュラーが世界地図でアメリカの名称を使用する
1508年ごろ
コペルニクスが太陽中心説の初期構想をまとめ始める
1510年ごろ
コペルニクスが『コメンタリオルス』で太陽中心の宇宙体系を簡潔に示す
1510年ごろ
ヨーロッパで印刷された解剖図・植物図・地図が急増する
1510年ごろ
ヨーロッパで鉱山技術と冶金術の専門知識が書物として整理され始める
1513年
ヨハネス・ヴェルナーが地図投影・天文学・測量を研究する
1514年
ゲオルク・アグリコラが鉱山・鉱物研究を始める
1514年ごろ
コペルニクスの太陽中心説の概要が写本で学者間に伝わる
1515年ごろ
パラケルススが医学・錬金術・鉱物薬の研究を進める
1515年ごろ
ヨーロッパで外科医が銃創など火器による外傷治療を研究する
1519年
マゼラン艦隊が世界周航を目指して出航する
1520年ごろ
パラケルススが病気を体液の不均衡だけでなく外的原因や化学物質から説明しようとする
1520年ごろ
パラケルススが鉱物由来の薬物を治療に積極的に用いる
1521年
マゼラン艦隊が太平洋横断を行い地球規模の航海知識を拡大する
1522年
マゼラン艦隊の残存船が世界周航を完成する
1522年
世界周航によって地球の大きさ・海洋の広がりに関する実地知識が拡大する
1525年ごろ
アルブレヒト・デューラーが人体比例と幾何学を研究する
1525年
デューラーが測定・透視図法を扱う幾何学書を刊行する
1525年ごろ
パラケルススが『量が毒をつくる』につながる用量依存の薬理観を形成する
1527年ごろ
パラケルススがバーゼルで医学を教え伝統的医学を批判する
1530年ごろ
フラカストロが感染症の伝播について研究する
1530年ごろ
ヨーロッパで印刷された航海案内書・海図・天文表が航海を支える
1530年ごろ
ヨーロッパで植物を実物観察して記載する本草学が発達する
1530年ごろ
タルタリアが三次方程式の解法を研究する
1530年
オットー・ブルンフェルスが実物観察にもとづく植物図譜を刊行する
1530年
フラカストロが梅毒についての著作を刊行する
1533年
レティクスが生まれ、後にコペルニクス説の普及と三角表作成に貢献する
1535年ごろ
タルタリアが三次方程式の一部の型を解く方法を発見する
1536年
アンブロワーズ・パレが軍医として外科治療を始める
1536年
パレが銃創を煮えた油で焼灼する従来法に代えて穏やかな処置を試みる
1537年
ニコロ・タルタリアが弾道学の研究を発表する
1537年
タルタリアが投射体の軌道と砲術を数学的に扱う
1538年ごろ
アンドレアス・ヴェサリウスが人体解剖にもとづく解剖学研究を進める
1539年
レティクスがコペルニクスを訪れ太陽中心説の出版を促す
1539年
ヒエロニムス・ボックが植物を形態にもとづいて記載する本草書を刊行する
1540年
レティクスが『第一解説』を刊行しコペルニクスの太陽中心説を紹介する
1540年ごろ
ヨーロッパで植物園が医学・薬学教育のため設立され始める
1540年ごろ
ヴァレリウス・コルドゥスがエーテルの製法を記述したとされる
1542年
レオンハルト・フックスが『植物誌』を刊行し精密な植物図を掲載する
1543年
コペルニクスが『天球の回転について』を刊行する
1543年
コペルニクスが地球を含む惑星が太陽の周囲を回る体系を提示する
1543年
ヴェサリウスが『人体の構造について』を刊行する
1543年
ヴェサリウスが人体解剖にもとづいてガレノス解剖学の誤りを多数訂正する
1543年
ヴェサリウスが精密な解剖図によって人体構造を体系的に示す
1543年
コペルニクスとヴェサリウスの著作が近代科学史の重要な転換点となる
1543年ごろ
ヴェサリウスの研究で解剖学に直接観察を優先する方法が強く定着する
1544年
ピサに大学付属植物園が設けられる
1545年
パドヴァに大学付属植物園が設けられる
1545年
ジェロラモ・カルダーノが『アルス・マグナ』を刊行する
1545年
カルダーノが三次方程式と四次方程式の解法を公刊する
1545年
カルダーノの代数学で複素数につながる量が計算上現れる
1545年ごろ
ヨーロッパの植物園で薬用植物を実物比較する教育・研究が行われる
1546年
フラカストロが『伝染について』を刊行する
1546年
フラカストロが感染症が微小な種子状のものによって伝播するという考えを示す
1546年ごろ
ヨーロッパで梅毒・発疹チフスなど感染症の臨床記録が蓄積される
1548年ごろ
ヴェサリウスの解剖学がヨーロッパ各地の医学教育へ広がる
1550年ごろ
ヨーロッパで人体解剖が医学教育の中心的方法として定着していく
1550年ごろ
ヨーロッパで鉱山の排水・換気・運搬に機械装置が利用される
1550年ごろ
ヨーロッパで時計製作技術が小型化・精密化する
1550年ごろ
ヨーロッパで地図製作に測量・三角法・天文観測が利用される
1550年ごろ
ポルトガル・スペイン航海者が磁気偏角の地域差を記録する
1550年ごろ
中国で医学者李時珍が薬物・本草の調査を進める
1550年ごろ
日本へ西洋式の医学・航海・火器技術に関する知識が伝わり始める
1550年ごろ
パレが切断手術で焼灼に代えて血管結紮を用いる方法を広める
1550年ごろ
ヨーロッパで時計にぜんまいを利用する携帯時計が発達する
1552年
アンブロワーズ・パレが外科書を刊行し実践的な外科治療を広める
1553年
ミシェル・セルヴェが肺循環について記述する
1553年
セルヴェが血液が肺を通って心臓左側へ移ることを論じる
1554年ごろ
ジョン・ディーが数学・天文学・航海術研究を進める
1555年
コンラート・ゲスナーが『動物誌』の刊行を進め動物知識を体系化する
1555年ごろ
ゲスナーが既知の動物を文献と観察から整理・比較する
1556年
ゲオルク・アグリコラの『デ・レ・メタリカ』が刊行される
1556年
『デ・レ・メタリカ』が採鉱・鉱石処理・製錬・鉱山機械を体系的に記述する
1556年
アグリコラの著作が鉱山学・冶金学の重要な基礎となる
1559年
レアルド・コロンボが肺循環を詳しく記述する
1560年ごろ
ヨーロッパで解剖劇場が医学教育の施設として発達する
1560年ごろ
ヨーロッパで蒸留技術が薬品・香料・酒類製造に広く用いられる
1560年ごろ
ヨーロッパで錬金術実験に炉・蒸留器・秤などの器具が高度化する
1560年ごろ
ティコ・ブラーエが天文学への関心を深める
1560年ごろ
バルトロメオ・エウスタキが耳・腎臓などの詳細な解剖研究を行う
1561年
フランシス・ベーコンが生まれる
1562年ごろ
ガブリエレ・ファロッピオが生殖器・耳など人体解剖を研究する
1564年
ガリレオ・ガリレイが生まれる
1564年
アンドレアス・ヴェサリウスが死去する
1565年ごろ
ヨーロッパで遠洋航海に天文表・アストロラーベ・クロススタッフが利用される
1569年
メルカトルがメルカトル図法の世界地図を刊行する
1569年
メルカトル図法が一定方位の航路を直線として描ける海図作成に利用される
1570年
オルテリウスが近代的地図帳『世界の舞台』を刊行する
1570年ごろ
ラファエロ・ボンベリが代数学で複素数を体系的に扱う
1570年ごろ
ティコ・ブラーエが大型四分儀など精密天文観測器を改良する
1572年
ティコ・ブラーエがカシオペヤ座の新星を観測する
1572年
ティコの新星観測が恒星天が不変だというアリストテレス的宇宙観を揺さぶる
1573年ごろ
ティコが視差測定によって新星が月より遠方にあると判断する
1574年ごろ
ガリレオがピサで学び数学・自然哲学への関心を深める
1575年ごろ
ヨーロッパで三角測量による地図作成の精度が向上する
1576年
ティコ・ブラーエがヴェン島にウラニボリ天文台を建設し始める
1577年
ティコ・ブラーエが大彗星を観測する
1577年
ティコが彗星の視差から彗星が月より遠方を通ると判断する
1577年
彗星観測によって固体の天球が存在するという伝統的宇宙像が弱まる
1580年ごろ
ティコ・ブラーエが望遠鏡以前として最高水準の精密天文観測を継続する
1580年ごろ
ヨーロッパで三角測量が土地測量・地図製作に利用され始める
1580年ごろ
ヨーロッパで自然史標本を収集する『驚異の部屋』が発達する
1580年ごろ
ヨーロッパで機械・鉱山・水力技術を図解する技術書が増える
1580年ごろ
ジャンバッティスタ・デッラ・ポルタが光学・カメラ・オブスクラを研究する
1582年
グレゴリオ暦が導入される
1582年
グレゴリオ暦改革でユリウス暦のずれが修正される
1582年
暦改革に精密な天文学と年長の計算が利用される
1583年ごろ
ガリレオが振り子の等時性に関心を持ったと伝えられる
1584年
ジョルダーノ・ブルーノが無限宇宙と多数世界の考えを論じる
1585年
シモン・ステヴィンが十進小数を実用的に紹介する『十分の一』を刊行する
1585年
ステヴィンが十進小数による計算の普及を促す
1586年
シモン・ステヴィンが静力学で力のつり合いを研究する
1586年
ステヴィンが斜面上の物体の力を数学的に扱う
1586年ごろ
ガリレオが静水力学天秤を研究する
1587年ごろ
ティコ・ブラーエが精密な恒星・惑星位置観測を蓄積する
1588年
李時珍が『本草綱目』を完成する
1588年
『本草綱目』が多数の薬物・植物・動物・鉱物を体系的に整理する
1589年ごろ
ガリレオがピサ大学で数学を教える
1589年
デッラ・ポルタが『自然魔術』改訂版で光学装置などを詳述する
1590年ごろ
ヤンセン父子が複式顕微鏡を考案したとされる
1590年ごろ
複数のレンズを組み合わせる顕微鏡の原型が現れる
1590年ごろ
ガリレオが落下運動や投射運動を研究する
1590年ごろ
ヨーロッパでレンズ研磨技術が眼鏡から光学機器へ発展する
1590年ごろ
ヨーロッパで印刷された自然史図譜が植物・動物の比較研究を促す
1590年ごろ
ザカリアス・ヤンセンらによる望遠鏡以前の複式レンズ装置が作られた可能性がある
1591年
フランソワ・ヴィエトが『解析術序論』を刊行する
1591年
ヴィエトが文字を用いて既知量と未知量を表す代数学を発展させる
1592年ごろ
ガリレオがパドヴァ大学で数学・力学・天文学を研究する
1593年ごろ
ガリレオが温度計の前身となるサーモスコープを考案したとされる
1595年ごろ
ケプラーが惑星軌道の幾何学的構造を研究する
1596年
ヨハネス・ケプラーが『宇宙の神秘』を刊行する
1596年
ケプラーがコペルニクスの太陽中心説を支持し惑星軌道を幾何学的に説明しようとする
1596年
李時珍の『本草綱目』が刊行される
1597年
ガリレオがケプラーへの書簡でコペルニクス説への支持を示す
1597年
アンドレアス・リバヴィウスが『アルケミア』を刊行し化学操作・器具を体系的に整理する
1598年ごろ
ティコ・ブラーエが長年の精密観測データを整理する
1598年ごろ
ヨーロッパで蒸留・結晶化・沈殿など化学実験操作が技術書に体系化される
1599年ごろ
ウィリアム・ギルバートが磁気実験を体系的に進める
1600年
ウィリアム・ギルバートが『磁石について』を刊行する
1600年
ギルバートが地球そのものが巨大な磁石であると論じる
1600年
ギルバートが磁気と静電気的な引力を区別して研究する
1600年
ギルバートが実験を重視した磁気研究を体系化する
1600年ごろ
ヨーロッパでコペルニクス説・精密観測・新しい数学が科学革命の基盤を形成する
1600年ごろ
医学・植物学・鉱物学で印刷図版と直接観察を組み合わせる研究方法が定着する
1600年ごろ
数学記号・十進小数・代数記法の発達が定量的自然研究を支える
1600年ごろ
ヤン・バプティスタ・ファン・ヘルモントが植物成長と物質変化を定量的に研究し始める
1601年
ティコ・ブラーエが死去し、ケプラーがその精密な惑星観測データを引き継ぐ
1602年
ガリレオが振り子運動の性質を研究する
1603年
ヨハン・バイエルが星図『ウラノメトリア』を刊行し恒星をギリシア文字で表す方法を広める
1603年
フェデリコ・チェージらがローマにアッカデーミア・デイ・リンチェイを創設する
1604年
ケプラーが超新星を観測する
1604年
ガリレオが新星を観測し天界不変説への批判を強める
1604年ごろ
ガリレオが落下運動で距離が時間の二乗に比例する関係を見いだしていく
1604年
ケプラーが『ウィテロへの補足』を刊行し網膜上に像ができる視覚理論を示す
1605年
フランシス・ベーコンが『学問の進歩』を刊行する
1606年ごろ
ガリレオが比例コンパスを改良し計算・測量に利用する
1608年
オランダで望遠鏡の特許申請が行われる
1608年
ハンス・リッペルハイらの屈折望遠鏡が知られるようになる
1609年
ガリレオが望遠鏡を改良して天体観測を始める
1609年
ケプラーが『新天文学』を刊行する
1609年
ケプラーが惑星が楕円軌道を描くという第1法則を示す
1609年
ケプラーが惑星の面積速度一定の第2法則を示す
1609年
ガリレオが月面の山や谷を望遠鏡で観測する
1609年
トーマス・ハリオットが望遠鏡による月面観測を行う
1610年
ガリレオが『星界の報告』を刊行する
1610年
ガリレオが木星の4大衛星を発見する
1610年
ガリレオが天の川が多数の恒星からなることを望遠鏡で観測する
1610年
ガリレオが金星の満ち欠けを観測し太陽中心説を支持する証拠とする
1610年
ガリレオが土星を望遠鏡で観測する
1610年
ケプラーがガリレオの望遠鏡観測を支持する
1610年ごろ
ガリレオが太陽黒点の移動から太陽の自転を論じる
1611年
ケプラーが『屈折光学』で望遠鏡の光学理論を発展させる
1611年
ケプラーが2枚の凸レンズを使うケプラー式望遠鏡を提案する
1611年
ヨハネス・ファブリキウスが太陽黒点観測を刊行する
1611年
マルチェロ・マルピーギが生まれる
1612年
ガリレオが太陽黒点を継続観測する
1612年
サントーリオが体温測定に温度計の前身を利用する
1613年
ガリレオが『太陽黒点についての書簡』を刊行する
1614年
ジョン・ネイピアが対数を発表する
1614年
対数によって乗除計算を加減計算へ置き換える方法が普及し始める
1615年ごろ
サントーリオが体重・摂取量・排泄量を測定して代謝を定量的に研究する
1616年
ウィリアム・ハーヴェイが血液循環についての講義を行う
1617年
ネイピアが計算器具『ネイピアの骨』を公表する
1618年
ヨハネス・ケプラーが彗星を観測する
1618年
ウィリアム・ハーヴェイが心臓の収縮と血流方向の研究を続ける
1619年
ケプラーが『世界の調和』を刊行する
1619年
ケプラーが惑星公転周期の二乗と軌道長半径の三乗の関係を示す第3法則を発表する
1620年
フランシス・ベーコンが『ノヴム・オルガヌム』を刊行する
1620年
ベーコンが観察と経験を重視する帰納的方法を論じる
1620年ごろ
コルネリウス・ドレベルが潜水艇を建造する
1620年ごろ
ドレベルが温度制御装置を利用したとされる
1620年ごろ
サントーリオが臨床医学に脈拍計・体温測定・体重測定を導入する
1621年
スネルが光の屈折法則を見いだす
1622年
ウィリアム・オートレッドが計算尺の原型を考案する
1623年
ガリレオが『偽金鑑識官』を刊行し自然は数学の言語で書かれていると論じる
1623年
ヴィルヘルム・シッカートが歯車式計算機を製作する
1625年ごろ
顕微鏡がヨーロッパの自然観察に利用され始める
1626年
ベーコンが冷凍保存の実験を試みた後に死去する
1627年
ケプラーが『ルドルフ表』を刊行する
1627年
精密な『ルドルフ表』が惑星位置計算と航海天文学に利用される
1628年
ウィリアム・ハーヴェイが『動物の心臓ならびに血液の運動に関する解剖学的研究』を刊行する
1628年
ハーヴェイが心臓をポンプとして血液が全身を循環することを示す
1628年
ハーヴェイが血液量の定量的推定を循環説の根拠に用いる
1629年
ジョヴァンニ・ブランカが蒸気噴流で羽根車を回す装置を図示する
1630年ごろ
ヨーロッパで望遠鏡による惑星・衛星・太陽黒点観測が定着する
1630年ごろ
ヨーロッパで顕微鏡による昆虫・植物・組織観察が増え始める
1630年ごろ
ピエール・ド・フェルマーが解析幾何学と数論研究を進める
1631年
ピエール・ガッサンディがケプラー予測の水星日面通過を観測する
1632年
ガリレオが『天文対話』を刊行する
1632年
ガリレオが地動説と天動説を比較し地動説を擁護する
1632年
アントニ・ファン・レーウェンフックが生まれる
1633年
ガリレオが宗教裁判で地動説支持の撤回を命じられる
1635年
ヘンリー・ジェリブランドが地磁気偏角が時間とともに変化することを示す
1636年
マラン・メルセンヌが振動する弦の周波数と長さ・張力の関係を研究する
1636年
フェルマーが光が最短時間の経路を通るという原理につながる考えを発展させる
1637年
ルネ・デカルトが『方法序説』を刊行する
1637年
デカルトが『幾何学』で解析幾何学を発展させる
1637年
デカルトが座標を用いて代数と幾何学を結びつける
1637年
デカルトが光の屈折法則を刊行する
1638年
ガリレオが『新科学対話』を刊行する
1638年
ガリレオが落下運動・投射運動・材料強度を数学的に論じる
1638年
ガリレオが等加速度運動の法則を体系的に示す
1639年
ジェレマイア・ホロックスが金星の日面通過を観測する
1640年ごろ
ヨーロッパで気圧・真空を実験的に研究する動きが強まる
1640年ごろ
フェルマーが微分法につながる極大・極小を求める方法を発展させる
1642年
ブレーズ・パスカルが機械式計算機パスカリーヌを製作し始める
1643年
エヴァンジェリスタ・トリチェリが水銀気圧計を考案する
1643年
トリチェリが大気圧と真空の存在を実験的に示す
1644年
トリチェリが真空を含む水銀柱実験を公表する
1644年
デカルトが『哲学原理』を刊行し機械論的自然観を体系化する
1645年ごろ
パスカルが真空・気圧の実験を行う
1645年
ロンドンで科学者たちの非公式な研究会が形成され後の王立協会につながる
1646年
ゴットフリート・ライプニッツが生まれる
1647年
パスカルが真空に関する実験を発表する
1647年
グレゴワール・ド・サン=ヴァンサンが双曲線の面積と対数の関係を研究する
1648年
パスカルの義兄ペリエがピュイ・ド・ドームで高度による気圧変化を測定する
1648年
パスカルが大気圧が高度によって変化することを確認する
1648年
ヤン・バプティスタ・ファン・ヘルモントの著作が刊行され『ガス』の概念が広まる
1648年ごろ
ファン・ヘルモントのヤナギ実験が植物成長の物質源を考える契機となる
1650年ごろ
オットー・フォン・ゲーリケが真空ポンプを開発する
1650年ごろ
ヨーロッパで実験器具を用いた公開実験が科学研究の重要な方法となる
1650年ごろ
クリストファー・レンが解剖・天文学・力学などの実験研究に参加する
1651年
ウィリアム・ハーヴェイが発生学書を刊行し動物の発生を観察する
1654年
ゲーリケがマクデブルクの半球実験で大気圧の大きさを実演する
1654年
パスカルとフェルマーの往復書簡から確率論が発展する
1655年
クリスティアーン・ホイヘンスが土星の衛星タイタンを発見する
1655年
ロバート・フックが王立協会につながる研究者集団で実験活動を始める
1656年
ホイヘンスが振り子時計を発明する
1656年
振り子時計によって時刻測定の精度が大きく向上する
1657年
ホイヘンスが確率論の初期教科書を刊行する
1657年
フィレンツェにアッカデーミア・デル・チメントが設立され実験科学を推進する
1658年
ヤン・スワンメルダムが昆虫の解剖・発生研究を進める
1658年
ヤン・スワンメルダムが赤血球を顕微鏡で観察したとされる
1659年
ホイヘンスが土星の環の正しい形を説明する
1660年
ロンドンで王立協会の母体となる組織が正式に発足する
1660年
ロバート・ボイルが空気ポンプを使って気体と真空を研究する
1660年
マルピーギが顕微鏡で肺の毛細血管を観察する
1660年
毛細血管の観察によってハーヴェイの血液循環説の動脈と静脈のつながりが示される
1660年ごろ
ニールス・ステンセンが筋肉・腺・解剖学を研究する
1661年
ロバート・ボイルが『懐疑的化学者』を刊行する
1661年
ボイルが元素を単純な物質として捉える近代化学につながる考えを示す
1661年
マルピーギが顕微鏡解剖学を発展させる
1662年
王立協会が勅許を受ける
1662年
ロバート・ボイルが気体の圧力と体積の反比例関係を示す
1662年
ジョン・グラントがロンドンの死亡表を統計的に分析する
1662年
グラントが人口統計・疫学につながる数量的研究を行う
1663年
ロバート・フックが王立協会の実験主任となる
1664年
トーマス・ウィリスが脳と神経系の解剖学を体系化する
1664年ごろ
ニュートンが数学・光学・力学の研究を本格化する
1664年
フックが木星の自転に関わる表面模様を観察する
1665年
ロバート・フックが『ミクログラフィア』を刊行する
1665年
フックがコルクの微細構造を観察し『cell(細胞)』と名づける
1665年
フックが顕微鏡による昆虫・植物・結晶などの詳細図を公表する
1665年
ニュートンが二項定理を一般化し無限級数研究を進める
1665年
ニュートンが微積分につながる流率法を考案し始める
1665年
ニュートンがプリズムによる光の分光実験を始める
1665年
『フィロソフィカル・トランザクションズ』が創刊される
1665年
『ジュルナル・デ・サヴァン』が創刊され科学情報の定期刊行が始まる
1665年
カッシーニが木星の大赤斑につながる模様を観測する
1666年
ニュートンが重力と惑星運動の関係を考察する
1666年
ニュートンが白色光が複数の色からなることをプリズム実験で研究する
1666年
フランス王立科学アカデミーが設立される
1666年
マルピーギが『植物解剖学』につながる植物組織の顕微鏡研究を進める
1667年
ジャン=バティスト・ドニらが動物から人への輸血実験を行う
1668年
フランチェスコ・レディが肉とウジの実験で自然発生説を検証する
1668年
レディが対照実験を用いてハエがウジの発生に必要であることを示す
1668年
ニュートンが反射望遠鏡を製作する
1669年
ニコラウス・ステノが地層の重なり方から地質学の基本原理を示す
1669年
ステノが地層累重の法則を示す
1669年
ステノが化石をかつての生物の遺骸として説明する
1669年
ヘニッヒ・ブラントがリンを単離する
1669年
エラスムス・バルトリンが方解石の複屈折を発見する
1670年ごろ
レーウェンフックが高倍率の単式顕微鏡を製作する
1670年ごろ
ニコラ・ステノが結晶面の角度に一定性があることを観察する
1671年
ニュートンが改良型反射望遠鏡を王立協会へ示す
1671年
ライプニッツが機械式計算機の改良を進める
1672年
ニュートンが光と色の理論を王立協会へ報告する
1672年
ニュートンが白色光は色の混合であると論じる
1672年
ジャン・リシェが南米で振り子時計の周期差を観測し地球形状研究に影響を与える
1673年
ホイヘンスが『振り子時計』を刊行し振り子運動を数学的に研究する
1673年
レーウェンフックが顕微鏡観察を王立協会へ報告し始める
1673年
ライプニッツが四則演算可能な段差歯車式計算機を公開する
1674年
レーウェンフックが原生生物を観察する
1675年
オーレ・レーマーが木星衛星の観測を進める
1675年
グリニッジ天文台が設立され航海と天文学の精密観測を担う
1675年
ライプニッツが微分記号を用いる微積分計算を発展させる
1675年
カッシーニが土星環の隙間(カッシーニの間隙)を発見する
1676年
レーマーが木星衛星の食の時刻差から光の速度が有限であることを示す
1676年
レーウェンフックが細菌を観察したとされる
1676年
マリオットがボイルとは独立に気体の圧力と体積の関係を確認する
1677年
レーウェンフックが精子を顕微鏡で観察する
1677年
スピノザのレンズ研磨と光学への関心が死後の著作とともに知られる
1678年
ロバート・フックが弾性についてフックの法則を公表する
1678年
ホイヘンスが光の波動説をフランス科学アカデミーへ提出する
1679年
フックとニュートンが惑星運動と逆二乗的引力について書簡を交わす
1679年
ドニ・パパンが安全弁を備えた蒸気消化器を実演する
1680年
ジョヴァンニ・カッシーニらが天文学的精密観測を続ける
1680年
大彗星の観測がニュートンの重力理論形成に影響を与える
1681年
ドニ・パパンが圧力鍋型の蒸気消化器を開発する
1682年
エドモンド・ハレーが彗星を観測する
1683年
レーウェンフックが口腔内の細菌を詳細に観察する
1683年
ジョン・レイが植物分類の大著を刊行し形態にもとづく分類を発展させる
1684年
ライプニッツが微分法を論文として公表する
1684年
ハレーがニュートンに惑星軌道と逆二乗則の関係を問い合わせる
1685年ごろ
ニュートンが『プリンキピア』の執筆を進める
1686年
ライプニッツが積分法を公表する
1686年
レイが植物分類で種の概念を明確化していく
1686年
レイが生物の『種』を繁殖の連続性から捉える考えを明確にする
1687年
ニュートンが『自然哲学の数学的諸原理(プリンキピア)』を刊行する
1687年
ニュートンが運動の3法則を体系化する
1687年
ニュートンが万有引力の法則を体系化する
1687年
ニュートンが地上の落下運動と天体運動を同じ法則で説明する
1687年
ニュートン力学が近代物理学の基礎を形成する
1688年
ドニ・パパンが蒸気圧を利用するピストン機関を構想する
1689年
ジョン・ロックが経験論的認識論を展開し科学思想にも影響を与える
1690年
ホイヘンスが『光についての論考』を刊行する
1690年
ホイヘンスが光の波動説とホイヘンスの原理を体系化する
1690年
ドニ・パパンが蒸気を凝縮させてピストンを動かす実験を行う
1690年ごろ
ヨーロッパで顕微鏡による微生物・組織・発生研究が急速に広がる
1690年ごろ
ヨーロッパで実験結果を学会誌で共有する科学コミュニケーションが定着する
1690年ごろ
ギヨーム・アモントンが気体の温度と圧力の関係を研究する
1691年
エドモンド・ハレーが潜水鐘を改良する
1693年
ハレーが死亡統計から生命表を作成する
1694年
ライプニッツが力学で活力の概念を発展させる
1695年
ドニ・パパンが蒸気ポンプの研究を続ける
1696年
ヨハン・ベルヌーイが最速降下曲線問題を提示する
1696年
最速降下曲線問題が変分法発展の契機となる
1697年
ヨハン・ベルヌーイらが最速降下曲線問題を解く
1698年
トーマス・セイヴァリが蒸気を利用する揚水機の特許を取得する
1698年
セイヴァリの蒸気揚水機が鉱山排水への蒸気動力利用の先駆けとなる
1699年
王立協会などで実験・観察報告の国際的交換がさらに活発化する
1700年ごろ
ニュートン力学・微積分・実験科学・顕微鏡観察が近代科学の主要な基盤となる
1701年
ジェスイット宣教師らによる中国・ヨーロッパ間の天文学・数学知識交流が続く
1701年
ジェスイット宣教師ジョアシャン・ブーヴェらを通じ中国の数学・天文学情報が欧州へ伝えられる
1702年
エドモンド・ハレーが地磁気偏角を示す磁気地図を刊行する
1703年
ニュートンが王立協会会長に就任する
1704年
ニュートンが『光学』を刊行する
1704年
ニュートンが光の分散・色・反射・屈折に関する実験を体系化する
1705年
ハレーが彗星の軌道を計算し1682年の彗星が周期的に戻ると予測する
1706年
ウィリアム・ジョーンズが円周率を表す記号πを使用する
1708年
ジェスロ・タルが種まき機を改良し農業の機械化を促す
1709年
ガブリエル・ファーレンハイトが温度計製作を始める
1710年ごろ
ヨーロッパで種痘以前の天然痘予防法である人痘接種の知識が伝わる
1711年
ジョン・ショアが音叉を発明する
1712年
トーマス・ニューコメンが実用的な大気圧蒸気機関を建造する
1712年
ニューコメン機関が鉱山排水に利用される
1712年ごろ
ニューコメン機関でシリンダー内に蒸気を凝縮させ大気圧でピストンを動かす方式が実用化される
1714年
ファーレンハイトが水銀温度計を開発する
1714年
ヘンリー・ミルがタイプライターにつながる文字印字機の特許を得る
1715年
ブルック・テイラーがテイラー展開を発表する
1716年
ハレーが金星の日面通過を利用して太陽までの距離を測る方法を提案する
1717年
レディ・メアリー・モンタギューがオスマン帝国の人痘接種を英国へ紹介する
1718年
ハレーが恒星の固有運動を発見する
1720年ごろ
ヨーロッパで人痘接種が天然痘予防法として試みられる
1721年
英国で天然痘の人痘接種試験が行われる
1721年
ハンス・エーゲデらの北極圏観察が地理・自然史資料を増やす
1722年
ルネ・レオミュールが昆虫研究を進める
1724年
ファーレンハイト温度目盛が公表される
1725年
ジョン・ハドリーが反射望遠鏡を改良する
1727年
ジェームズ・ブラッドリーが光行差を発見する
1727年
ニュートンが死去する
1728年
ブラッドリーが光行差から光速度と地球公転の関係を確認する
1729年
スティーヴン・グレイが電気に導体と絶縁体の違いがあることを示す
1730年ごろ
レオミュールが金属・昆虫・温度測定などを研究する
1730年ごろ
ルネ=アントワーヌ・レオミュールがアルコール温度計と温度目盛を提案する
1731年
ジョン・ハドリーが八分儀を開発し航海で天体高度を測りやすくする
1733年
シャルル・デュ・フェが2種類の電気があるとする考えを示す
1733年
ジョン・ケイが飛び杼を発明し織布工程を高速化する
1735年
カール・フォン・リンネが『自然の体系』初版を刊行する
1735年
リンネが生物分類を階層的に整理する
1735年
フランス科学アカデミーが地球形状を調べる測地遠征を実施する
1736年
オイラーがケーニヒスベルクの橋問題を解きグラフ理論の起点となる
1736年
オイラーが力学を解析学的に体系化する『力学』を刊行する
1737年
アンデルス・セルシウスがオーロラと地磁気変動の関係を研究する
1738年
ダニエル・ベルヌーイが『流体力学』を刊行する
1738年
ベルヌーイが流体の速度と圧力の関係を示す
1738年
ベルヌーイが気体を粒子運動から説明する運動論的考えを示す
1739年
デイヴィッド・ヒュームが因果関係と経験について論じ科学哲学に影響を与える
1740年ごろ
ヨーロッパでライデン瓶以前の静電気実験が盛んになる
1740年ごろ
アブラハム・トランブレーがヒドラの再生を実験し動物再生研究を進める
1742年
セルシウスが摂氏温度目盛の原型を提案する
1744年
オイラーが変分法を体系的に発展させる
1744年
トランブレーがヒドラの再生・出芽についての研究を刊行する
1745年
クライストがライデン瓶と同様の蓄電装置を発見する
1746年
ムッセンブルークらがライデン瓶を広める
1746年
ライデン瓶によって静電気を蓄えて実験できるようになる
1747年
ジェームズ・リンドが壊血病治療について比較試験を行う
1747年
リンドが柑橘類を含む複数の治療法を比較し臨床試験の先駆けとなる
1748年
オイラーが『無限解析入門』を刊行する
1748年
オイラーが関数記号や解析学の記法を広く体系化する
1749年
ビュフォンが『博物誌』の刊行を開始する
1749年
ビュフォンが地球や生物の歴史を長い時間尺度で考察する
1750年ごろ
ジョゼフ・ブラックが化学・熱研究を始める
1750年ごろ
ピエール・ブーゲが測光学を発展させ光の強さを定量的に研究する
1751年
ディドロらの『百科全書』刊行が始まり科学・技術知識を広く集成する
1752年
ベンジャミン・フランクリンが雷と電気の関係を示す実験を行う
1752年
フランクリンが避雷針を実用化する
1752年
フランクリンが正電気・負電気という用語を用いて電気現象を整理する
1753年
リンネが『植物の種』を刊行する
1753年
リンネが二名法による生物命名を定着させる
1754年
ジョゼフ・ブラックが二酸化炭素を『固定空気』として研究する
1754年ごろ
ブラックが気体を化学的に異なる物質として扱う研究を進める
1755年
カントが太陽系形成について星雲説につながる考えを提案する
1755年
ブラックが潜熱の研究を進める
1756年
ミハイル・ロモノーソフが化学反応で質量保存につながる実験を行う
1756年
ジョゼフ・ブラックが二酸化炭素が通常の空気と異なる気体であることを示す
1757年
ジョン・キャンベルが六分儀を開発する
1758年
リンネ『自然の体系』第10版で動物の二名法が定着する
1758年
ハレー彗星の回帰が予測される
1759年
ハレー彗星が予測どおり回帰しニュートン力学の予測力を示す
1760年ごろ
ジョン・ハリソンが高精度の海洋クロノメーターを完成に近づける
1760年
ジョン・ミッチェルが地震波から地震の震源と伝播を研究する
1760年
ミッチェルが地震を地中を伝わる波として説明する
1761年
金星の日面通過が世界各地で観測され太陽までの距離測定に利用される
1761年
ジョゼフ・ブラックが潜熱の概念を講義で明確にする
1761年
ハリソンのH4海洋時計が航海試験で高い精度を示す
1761年
ヨハン・ランベルトが光の吸収と測光を数学的に研究する
1762年
ジョゼフ・ブラックが比熱の概念を発展させる
1763年
トーマス・ベイズの確率論論文が死後刊行される
1764年
ジェームズ・ハーグリーブスがジェニー紡績機を考案する
1765年
ジェームズ・ワットが蒸気機関の分離凝縮器を着想する
1765年
ラヴォアジエが化学研究を本格化する
1766年
ヘンリー・キャヴェンディッシュが水素を『可燃性空気』として研究する
1766年
キャヴェンディッシュが異なる気体の性質を定量的に調べる
1766年
ヨハン・ティティウスが惑星距離の規則性を指摘する
1767年
ジョゼフ・プリーストリーが炭酸水を作る方法を研究する
1768年
ジェームズ・クックが太平洋観測航海へ出発する
1768年
ラザロ・スパランツァーニが煮沸実験で微生物の自然発生説を検証する
1769年
ワットが分離凝縮器を備えた蒸気機関の特許を取得する
1769年
リチャード・アークライトが水力紡績機の特許を取得する
1769年
ニコラ=ジョゼフ・キュニョーが蒸気自動車を製作する
1769年
金星の日面通過が国際的に観測され天文単位の推定精度が向上する
1770年
ラヴォアジエが燃焼・酸化に関する定量実験を進める
1770年ごろ
スパランツァーニが受精には精子が必要であることを実験的に研究する
1771年
ルイージ・ガルヴァーニが解剖学・電気生理研究を進める
1772年
ダニエル・ラザフォードが窒素を分離して研究する
1772年
ラヴォアジエが燃焼時に物質が空気の一部と結びつくと考える
1772年
プリーストリーが複数の気体を研究し気体化学を発展させる
1773年
シェーレが酸素を独立に生成したとされる
1774年
ジョゼフ・プリーストリーが酸素を生成する
1774年
ラヴォアジエが酸素の役割を調べフロギストン説に代わる燃焼理論を発展させる
1774年
ジョン・ウィルキンソンが精密な中ぐり盤を開発し蒸気機関シリンダー加工を改善する
1774年
シェーレが塩素を発見する
1775年
ワットとボールトンが蒸気機関の商業生産を進める
1775年
ラヴォアジエが呼吸と燃焼に共通する酸化過程を研究する
1775年
ジェームズ・ワットが改良蒸気機関を実用化する
1776年
アダム・スミスが『国富論』で分業と生産性を論じる
1776年
デヴィッド・ブッシュネルが潜水艇タートルを建造する
1777年
ラヴォアジエが燃焼の酸素説を明確にする
1777年
ラヴォアジエが呼吸をゆっくりした燃焼に類似する過程として説明する
1777年
シェーレが硫化水素など多くの化学物質を研究する
1778年
ラヴォアジエが酸素という名称を用いる
1779年
ヤン・インゲンホウスが植物が光の下で空気を改善することを示す
1779年
インゲンホウスの実験が光合成研究の重要な基礎となる
1780年
ガルヴァーニがカエルの脚と電気の関係を実験する
1780年ごろ
ラヴォアジエが化学実験に精密な天秤を徹底して用いる
1781年
ウィリアム・ハーシェルが天王星を発見する
1781年
ハーシェルの天王星発見によって古代以来知られた惑星の範囲が拡大する
1781年
ワットが蒸気機関の回転運動への応用を進める
1781年
ハーシェルが望遠鏡による系統的な恒星観測を進める
1782年
ワットが複動式蒸気機関の特許を得る
1782年
ラヴォアジエとラプラスが氷熱量計を用いて熱量を測定する
1783年
モンゴルフィエ兄弟が熱気球による有人飛行に成功する
1783年
ジャック・シャルルらが水素気球による有人飛行に成功する
1783年
ラヴォアジエとラプラスが呼吸による熱発生を定量的に研究する
1783年
キャヴェンディッシュが水素を燃焼させると水が生じることを示す
1783年
ジョン・ミッチェルが脱出速度が光速を超える暗い天体の可能性を論じる
1784年
ラヴォアジエが水が元素ではなく水素と酸素からなることを示す
1784年
ジョン・グッドリックがアルゴルの周期的な明るさ変化を研究する
1784年
ヘンリー・コートがパドル法を発明し錬鉄生産を改善する
1785年
シャルル・クーロンがねじり天秤を用いて電気力の逆二乗則を測定する
1785年
クーロンが電荷間の力を定量化するクーロンの法則を示す
1785年
ジェームズ・ハットンが地球の地質変化が長い時間をかけて進むという考えを発表する
1785年
ハットンが現在の地質作用から過去を説明する斉一説につながる考えを示す
1785年
エドモンド・カートライトが力織機の特許を取得する
1786年
ハーシェルが天王星の衛星チタニアとオベロンを発見する
1786年
ルイージ・ガルヴァーニがカエル脚の筋収縮と電気現象を観察する
1787年
ラヴォアジエらが新しい化学命名法を提案する
1787年
化学命名法改革によって化合物名を組成にもとづいて体系化する
1787年
ジャック・シャルルが気体の温度と体積の関係を実験する
1788年
ラグランジュが『解析力学』を刊行する
1788年
ラグランジュが力学を解析学的な方程式体系として再構成する
1789年
ラヴォアジエが『化学原論』を刊行する
1789年
ラヴォアジエが質量保存を定量的化学の基本原理として体系化する
1789年
ラヴォアジエが元素の一覧を示し近代化学体系を構築する
1789年
ギルバート・ホワイトが自然観察記録『セルボーンの博物誌』を刊行する
1789年
マルティン・クラプロートがウランを発見する
1790年
メートル法制定に向けた国際的・国家的測量計画が始まる
1791年
フランスでメートルを地球子午線にもとづいて定義する方針が採用される
1791年
ガルヴァーニが動物電気に関する研究を刊行する
1791年
ニコラ・ルブランが炭酸ナトリウムの工業的製法を開発する
1792年
ドロームブルとメシャンがメートル決定のため子午線測量を開始する
1792年
ランフォードが軍事・熱・燃焼の実験研究を進める
1793年
フランスでメートル法が制度化される
1793年
イーライ・ホイットニーが綿繰り機を考案する
1794年
ラヴォアジエがフランス革命期に処刑される
1794年
エコール・ポリテクニークの前身が設立され科学・工学教育の重要拠点となる
1794年
エラズマス・ダーウィンが生物が共通祖先から変化する可能性を論じる
1795年
フランスでメートル法が正式採用される
1795年
ジェームズ・ハットンが『地球の理論』を刊行する
1796年
エドワード・ジェンナーが牛痘を用いた天然痘予防接種を行う
1796年
ジェンナーの実験がワクチンによる感染症予防の出発点となる
1796年
ラプラスが『宇宙体系解説』で星雲説を発展させる
1796年
アロイス・ゼネフェルダーが石版印刷を発明する
1796年
ジョルジュ・キュヴィエが比較解剖学研究を発表し絶滅した生物の存在を示す
1797年
ジョゼフ・プルーストが定比例の法則につながる化合物組成研究を進める
1798年
ジェンナーが天然痘ワクチンに関する研究を刊行する
1798年
ヘンリー・キャヴェンディッシュがねじり天秤で地球の平均密度を測定する
1798年
キャヴェンディッシュの実験が万有引力定数の決定につながる
1798年
ランフォードが大砲の中ぐり実験から熱が物質ではなく運動に関係すると論じる
1799年
フランスでメートル原器とキログラム原器が制定される
1799年
アレッサンドロ・ボルタが電池の研究を進める
1799年
プルーストが化合物の元素比が一定であるという定比例の法則を明確化する
1800年
アレッサンドロ・ボルタがボルタ電堆を発表する
1800年
ボルタ電堆によって持続的な電流を得られるようになる
1800年
ウィリアム・ハーシェルが赤外線を発見する
1800年
ニコルソンとカーライルが電池を使って水を電気分解する
1800年ごろ
フンボルトが南北アメリカ探検で高度と植生帯の関係を観察する
1801年
ジュゼッペ・ピアッツィが小惑星ケレスを発見する
1801年
トーマス・ヤングが光の干渉実験を行い波動説を支持する
1801年
ジャカードがパンチカードで織機を制御する仕組みを開発する
1801年
フンボルトが植物地理学の基礎となる生物分布の比較研究を進める
1802年
ハンフリー・デービーが電気化学研究を進める
1802年
ウィリアム・ハイド・ウォラストンが太陽光スペクトル中の暗線を観察する
1802年
ゲイ=リュサックが気体の温度と体積の関係を研究する
1802年
ラマルクが生物学という語を独立した学問分野の意味で用いる
1803年
ジョン・ドルトンが原子論を発表する
1803年
ドルトンが元素は固有の原子からなると考える
1803年
ドルトンが化合物は原子が単純な整数比で結合してできると説明する
1803年
ベルセリウスが電気化学と化学組成の研究を進める
1803年
ベルセリウスとヒージンガーが電気分解による化学研究を行う
1804年
リチャード・トレビシックが蒸気機関車による鉄道走行を実現する
1804年
ジョゼフ・ルイ・ゲイ=リュサックが気球で高層大気を観測する
1805年
ゲイ=リュサックとフンボルトが水が水素と酸素から一定の体積比で生じることを研究する
1805年
アレクサンダー・フォン・フンボルトが自然環境と生物分布の関係を体系的に研究する
1806年
ルジャンドルが最小二乗法を公表する
1807年
ハンフリー・デービーが電気分解でカリウムを単離する
1807年
デービーが電気分解でナトリウムを単離する
1807年
ロバート・フルトンが蒸気船の商業運航を成功させる
1807年
フーリエが熱伝導の数学理論をフランス科学アカデミーへ提出する
1808年
ドルトンが『化学哲学の新体系』を刊行する
1808年
ゲイ=リュサックが気体反応の体積比の法則を示す
1808年
デービーがカルシウム・マグネシウムなどを単離する
1809年
ラマルクが『動物哲学』を刊行する
1809年
ラマルクが生物種が時間とともに変化する進化思想を体系化する
1809年
ニコラ・アペールが加熱密封による食品保存法を公表する
1810年
ベルセリウスが化学元素を文字記号で表す方式を発展させる
1810年ごろ
フンボルトが等温線を用いて世界の気温分布を表す方法を発展させる
1811年
アメデオ・アボガドロが同温・同圧・同体積の気体には同数の分子が含まれると提案する
1811年
アボガドロが原子と分子を区別する考えを示す
1811年
ベルナール・クルトワがヨウ素を発見する
1812年
ジョルジュ・キュヴィエが化石研究から絶滅を科学的に確立していく
1812年
キュヴィエが地層ごとに異なる化石群が存在することを研究する
1813年
ベルセリウスが現在につながる化学元素記号を提案する
1814年
ヨーゼフ・フラウンホーファーが太陽スペクトルの暗線を精密に観測する
1814年
フラウンホーファーが高品質な光学ガラスと分光器を開発する
1815年
ウィリアム・プラウトが原子量と水素原子量の関係を提案する
1815年
ハンフリー・デービーが炭鉱用安全灯を発明する
1815年
ジョージ・スティーブンソンが蒸気機関車を改良する
1816年
ルネ・ラエンネックが聴診器を発明する
1816年
聴診器によって心臓・肺の音を診断に利用する方法が発達する
1816年
フレネルが光の回折を波動理論で研究する
1817年
ヨハン・デーベライナーが元素の三つ組の規則性を見いだす
1817年
ベルセリウスがセレンを発見する
1817年
デービッド・ブリュースターが偏光・光学研究を進める
1817年
デービッド・ブリュースターが光の偏光角に関するブリュースターの法則を示す
1818年
フレネルが光の回折理論を数学的に発展させる
1818年
メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』が電気・生命研究への社会的関心を反映する
1819年
ハンス・クリスティアン・エルステッドが電流が磁針を動かすことを発見する
1819年
電気と磁気の関係が実験的に示され電磁気学が始まる
1819年
デュロンとプティが固体元素の比熱と原子量の関係を示す
1820年
アンドレ=マリ・アンペールが電流間に働く力を研究する
1820年
アンペールが電流による磁気現象を数学的に扱い電気力学を発展させる
1820年
ビオとサバールが電流が作る磁場の関係を定量化する
1820年
シュヴァイガーが電流検出器ガルバノメーターを考案する
1820年
アラゴが電流による磁化現象を研究する
1821年
マイケル・ファラデーが電磁回転装置を製作する
1821年
ファラデーが電気エネルギーを連続回転運動へ変える原理を示す
1821年
ゼーベックが温度差によって電圧が生じる熱電効果を発見する
1821年
フラウンホーファーが回折格子を用いてスペクトル測定の精度を高める
1822年
フーリエが『熱の解析的理論』を刊行する
1822年
フーリエが熱伝導を微分方程式とフーリエ級数で解析する
1822年
チャールズ・バベッジが階差機関を構想する
1822年
シャンポリオンがロゼッタ・ストーンから古代エジプト文字解読を進める
1823年
ウィリアム・スタージャンが電磁石を製作する
1824年
サディ・カルノーが熱機関の効率を理論的に研究する
1824年
カルノーが熱機関の理想サイクルを考察し熱力学の基礎を築く
1824年
ジョゼフ・アスプディンがポルトランドセメントの特許を取得する
1825年
スティーブンソンの蒸気機関車がストックトン・ダーリントン鉄道で運行される
1825年
ハンス・クリスティアン・エルステッドがアルミニウムを不純な形で分離する
1825年
マイケル・ファラデーがベンゼンを発見する
1826年
ニセフォール・ニエプスが現存最古級の写真を撮影する
1826年
写真によって光学像を化学的に固定する技術が実現する
1826年
オームが電流・電圧・抵抗の関係を研究する
1827年
ゲオルク・オームがオームの法則を刊行する
1827年
ロバート・ブラウンが水中の微粒子の不規則運動を観察する
1827年
ブラウン運動が後の原子・分子論の重要な証拠につながる
1827年
カール・エルンスト・フォン・ベーアが哺乳類の卵子を発見する
1828年
フリードリヒ・ヴェーラーが無機物から尿素を合成する
1828年
尿素合成が生気論を弱め有機化学発展の象徴的出来事となる
1828年
ベーアが発生学の基本法則を研究する
1828年
ジョージ・グリーンが電磁気・ポテンシャル理論につながる数学論文を刊行する
1829年
スティーブンソンのロケット号が機関車競技で高性能を示す
1829年
デーベライナーが元素の三つ組を体系的に示す
1830年
チャールズ・ライエルが『地質学原理』第1巻を刊行する
1830年
ライエルが現在の地質作用から過去を説明する斉一説を発展させる
1830年
リバプール・マンチェスター鉄道が開業し蒸気鉄道が本格的な交通技術となる
1830年ごろ
フンボルトが地磁気を世界規模で同時観測する構想を推進する
1831年
マイケル・ファラデーが電磁誘導を発見する
1831年
ファラデーが磁場の変化から電流を生み出す発電機の原理を示す
1831年
ファラデーが初期の発電機ファラデー円盤を製作する
1831年
チャールズ・ダーウィンがビーグル号航海へ出発する
1831年
ダーウィンが世界各地の地質・生物分布の観察を始める
1831年
ロバート・ブラウンが植物細胞の核を記載する
1832年
ファラデーが電気分解の定量研究を進める
1832年
サミュエル・モースが電信機の構想を進める
1832年
シャルル・ソーリアが黄リンを用いる摩擦マッチを開発する
1833年
ファラデーが電気分解の法則を発表する
1833年
ファラデーが電極・電解質・イオンなど電気化学用語を整備する
1833年
バベッジが解析機関の設計を始める
1833年
解析機関が記憶装置・演算装置・制御を持つ汎用計算機の先駆けとなる
1834年
ヤコビが電動機を改良する
1834年
ペルティエが電流による吸熱・発熱現象を発見する
1834年
ジェイコブ・パーキンスが蒸気圧縮冷凍機の特許を取得する
1834年
ハミルトンが力学と光学を統一的な数学形式で研究する
1835年
ダーウィンがガラパゴス諸島を訪れ生物分布を観察する
1835年
アドルフ・ケトレーが統計学を社会・人体測定へ応用する
1835年
ヘンリー・フォックス・タルボットが写真のネガ・ポジ法を研究する
1835年
コリオリが回転座標系で生じる見かけの力を数学的に記述する
1835年
チャールズ・ホイートストンが立体視の研究を進める
1836年
ダーウィンがビーグル号航海から帰国する
1836年
ジョン・ダニエルが安定した電圧を得られるダニエル電池を発明する
1837年
モースが電磁式電信機を公開する
1837年
クックとホイートストンが実用電信システムを開発する
1837年
ダーウィンが種の変化についてノートを書き始める
1837年
シュライデンが植物組織の細胞研究を進める
1838年
マティアス・シュライデンが植物は細胞からできていると提唱する
1838年
ダーウィンがマルサスを読み自然選択の着想を得る
1838年
モース符号につながる電信符号の開発が進む
1838年
フリードリヒ・ベッセルが恒星61はくちょう座の年周視差を測定する
1838年
恒星年周視差の測定によって恒星までの距離が初めて直接求められる
1839年
テオドール・シュワンが動物も細胞からできていると提唱する
1839年
シュライデンとシュワンによって細胞説の基礎が成立する
1839年
ルイ・ダゲールがダゲレオタイプ写真法を公表する
1839年
タルボットがネガから複数のポジ画像を作る写真法を公表する
1839年
ウィリアム・グローブが燃料電池の原理を実験する
1839年
チャールズ・グッドイヤーがゴムの加硫法を発見する
1840年
ジュールが電流の発熱量を研究する
1840年
リービッヒが植物栄養と肥料の化学を体系化する
1840年
リービッヒの農芸化学が農業へ化学を本格的に導入する
1840年
ジェームズ・ジュールが電気モーターの仕事と発熱を比較する
1841年
ジュールが電流による発熱のジュールの法則を示す
1841年
ユリウス・ロベルト・マイヤーがエネルギー保存につながる考えを形成する
1842年
マイヤーが熱と仕事の等価性・エネルギー保存の考えを発表する
1842年
クリスチャン・ドップラーがドップラー効果を理論的に提案する
1842年
エイダ・ラブレスが解析機関についてベルヌーイ数を計算する手順を記述する
1842年
クロフォード・ロングがエーテル麻酔を手術に使用する
1843年
エイダ・ラブレスのバベッジの解析機関に関する注釈が刊行され、ベルヌーイ数を計算する手順が記される
1843年
ジェームズ・プレスコット・ジュールが熱の仕事当量を測定する
1843年
ジュールの実験が力学的仕事と熱が相互変換できることを示す
1843年
エイダ・ラブレスがバベッジの解析機関について詳細な注釈を刊行する
1843年
ラブレスが計算機が数以外の記号も処理できる可能性を論じる
1844年
モースがワシントンとボルティモア間で電信通信を成功させる
1844年
電信によって情報を電気信号として遠距離へ高速伝送する技術が実用化される
1844年
フリードリヒ・ベッセルが恒星シリウスとプロキオンの見えない伴星の存在を推定する
1845年
ファラデーが磁場によって光の偏光面が回転するファラデー効果を発見する
1845年
ファラデーが磁気と光の関係を実験的に示す
1845年
ファラデーが反磁性を発見する
1845年
ジョン・フランクリンの北極探検が航海・地磁気・気象観測の時代背景を示す
1845年
ジョン・ウォーターソンが気体分子運動論の初期理論を提出する
1846年
ウィリアム・モートンがエーテル麻酔による公開手術を成功させる
1846年
全身麻酔の実用化によって外科手術の可能性が大きく広がる
1846年
ヨハン・ガレがルヴェリエの計算にもとづいて海王星を発見する
1846年
海王星発見がニュートン力学による未知天体の予測成功例となる
1846年
エリアス・ハウが実用的ミシンの特許を取得する
1846年
ウィリアム・トムソンがファラデーの場の考えを数学的に研究する
1847年
ジェームズ・シンプソンがクロロホルム麻酔を産科に導入する
1847年
ヘルマン・フォン・ヘルムホルツがエネルギー保存則を体系的に論じる
1847年
イグナーツ・ゼンメルワイスが産褥熱予防に塩素水での手洗いを導入する
1847年
ゼンメルワイスが手洗いによって産褥熱死亡率を大幅に低下させる
1847年
ジョージ・ブールが論理を代数的に扱う研究を発表する
1847年
ブール代数につながる記号論理学が発展し後のデジタル回路理論の基礎となる
1848年
ウィリアム・トムソン(ケルビン)が絶対温度目盛を提案する
1848年
絶対零度を基準とする温度概念が熱力学に導入される
1848年
フィゾーがドップラー効果を光へ適用する
1848年
ジョン・スノウがコレラの伝播様式について研究を始める
1849年
アルマン・フィゾーが地上実験で光速度を測定する
1849年
エリザベス・ブラックウェルが米国で医学学位を取得し医学教育史の転換点となる
1850年
ルドルフ・クラウジウスが熱力学第2法則につながる論文を発表する
1850年
クラウジウスが熱が高温から低温へ移る不可逆性を論じる
1850年
フィゾーとフーコーが異なる媒質中での光速度を比較する
1850年
ルドルフ・クラウジウスがカルノー理論とエネルギー保存を統合して熱力学を再構成する
1851年
レオン・フーコーが振り子実験で地球の自転を実演する
1851年
クラウジウスが熱力学理論を発展させる
1851年
ウィリアム・トムソンが熱力学とエネルギー散逸を研究する
1851年
ロンドン万国博覧会で機械・製造技術が大規模に展示される
1851年
ヘルムホルツが検眼鏡を発明し生きた眼底を観察できるようにする
1852年
ジュールとトムソンが気体の膨張による温度変化を研究する
1852年
ジュール=トムソン効果が低温技術の基礎となる
1852年
アンリ・ジファールが蒸気機関付き飛行船を飛行させる
1852年
ストークスが蛍光現象を研究し『fluorescence』の語を導入する
1853年
ジョージ・ケイリーの設計による有人グライダー飛行が行われる
1853年
ヘルムホルツが感覚生理学・神経伝導速度の研究を進める
1854年
ジョン・スノウがロンドンのコレラ流行を地図化する
1854年
スノウがブロード・ストリートの井戸とコレラ患者の集中を結びつける
1854年
スノウの研究が近代疫学の重要な出発点となる
1854年
ベルンハルト・リーマンが非ユークリッド幾何学を一般化する講演を行う
1854年
ジョージ・ブールが『思考の法則』を刊行しブール代数を体系化する
1854年
アントニオ・メウッチが音声を電気的に伝える装置を研究する
1855年
ルドルフ・クラウジウスがエントロピーにつながる熱力学概念を発展させる
1855年
ヘンリー・ベッセマーがベッセマー製鋼法を開発する
1855年
ベッセマー法が鋼鉄の大量生産を可能にする
1855年
デイヴィッド・リヴィングストンがヴィクトリア滝をヨーロッパへ報告し地理調査を進める
1856年
ウィリアム・パーキンが合成染料モーブを発見する
1856年
モーブの発見が合成有機化学工業の発展を促す
1856年
ルイ・パスツールが発酵研究を進め微生物の役割を調べる
1856年
クロード・ベルナールが実験医学と体内環境の研究を進める
1857年
パスツールが乳酸発酵が微生物によって起こることを示す
1857年
ハインリヒ・ガイスラーが低圧気体放電管を開発する
1857年
メンデルがエンドウを用いた遺伝実験を始める
1858年
ダーウィンとウォレスの自然選択説が共同発表される
1858年
アルフレッド・ラッセル・ウォレスが自然選択による進化の考えをダーウィンへ送る
1858年
ルドルフ・ウィルヒョウが細胞病理学を体系化する
1858年
ウィルヒョウが病気を細胞レベルの異常として捉える
1858年
大西洋横断電信ケーブルによる通信が一時成功する
1858年
ケクレが炭素の四価性と炭素同士の結合を有機化学構造論に導入する
1859年
チャールズ・ダーウィンが『種の起源』を刊行する
1859年
ダーウィンが自然選択による進化を体系的に提示する
1859年
キルヒホッフとブンゼンが分光分析を発展させる
1859年
キルヒホッフが熱放射に関する法則を示す
1859年
エティエンヌ・ルノワールが実用的な内燃機関を開発する
1860年
カールスルーエ国際化学者会議が開かれ原子量・分子量の整理が進む
1860年
カニッツァーロがアボガドロの考えを用いて原子量体系を整理する
1860年
パスツールが白鳥の首フラスコ実験で自然発生説を検証する
1860年
ブンゼンとキルヒホッフが分光分析でセシウムを発見する
1860年ごろ
マクスウェルが気体分子の速度分布を統計的に導く
1861年
ジェームズ・クラーク・マクスウェルが電磁場理論の基礎を発表する
1861年
マクスウェルがカラー写真の原理を実演する
1861年
パスツールが微生物は既存の微生物から生じることを実験で支持する
1861年
ブンゼンとキルヒホッフがルビジウムを発見する
1861年
ウィリアム・クルックスがタリウムを分光分析で発見する
1862年
パスツールが食品・飲料を加熱して微生物を減らす低温殺菌法を発展させる
1862年
アルヴァン・クラークがシリウスの伴星を望遠鏡で発見する
1862年
アレクサンダー・パークスが初期の人工プラスチック材料パークシンを展示する
1862年
アレクサンダー・パークスがロンドン万博でセルロイドにつながる成形材料を展示する
1863年
ロンドン地下鉄が蒸気機関車による世界初の地下鉄として開業する
1863年
ヘルムホルツが音響学を体系化した『音感覚論』を刊行する
1864年
マクスウェルが電磁場の動力学的理論を発表する
1864年
マクスウェルが光は電磁波であると結論づける
1864年
ルイ・パスツールが低温殺菌の研究を進める
1864年
ジョージ・ブールの論理代数が数学的論理学の基盤として広がる
1865年
グレゴール・メンデルがエンドウの遺伝実験結果を発表する
1865年
メンデルが形質が離散的な因子によって受け継がれる規則性を示す
1865年
クラウジウスが『エントロピー』という語を導入する
1865年
ヨーゼフ・ロシュミットが分子の大きさ・数密度を推定する
1865年
ジョゼフ・リスターが石炭酸を用いる消毒外科を導入する
1865年
アウグスト・ケクレがベンゼンの環状構造を提案する
1866年
メンデルの遺伝研究論文が刊行される
1866年
大西洋横断電信ケーブルが恒久的に成功する
1866年
エルンスト・ヘッケルが生態学を意味する『Ökologie』の語を提唱する
1866年
ヴェルナー・フォン・ジーメンスが実用的な自励式発電機を開発する
1867年
ジョゼフ・リスターが消毒法による外科手術成績を発表する
1867年
アルフレッド・ノーベルがダイナマイトの特許を取得する
1867年
ニコラウス・オットーらが内燃機関の改良を進める
1867年
ケルビンが地球年齢を物理学的に推定する
1868年
ジャンサンとロッキャーが太陽スペクトルからヘリウムの存在を見いだす
1868年
クロマニョン人の化石がフランスで発見される
1868年
ミースヒャーが細胞核から核酸を含む物質『ヌクレイン』を分離する
1868年
ノーマン・ロッキャーが太陽スペクトル中の未知元素をヘリウムと命名する
1869年
ドミトリ・メンデレーエフが元素周期表を発表する
1869年
メンデレーエフが未発見元素の性質を周期表から予測する
1869年
フリードリヒ・ミースヒャーがヌクレインを報告しDNA研究の出発点となる
1869年
スエズ運河が開通し大規模土木・測量技術の成果を示す
1870年
カントールが集合論につながる研究を進める
1870年
ジュリアス・ロタール・マイヤーが元素の周期性を原子体積で示す
1870年ごろ
エルンスト・アッベが顕微鏡の分解能を光の波長と開口数から理論化する
1871年
ダーウィンが『人間の由来』を刊行する
1871年
ダーウィンが人類も進化の過程に位置づけられると論じる
1871年
マクスウェルが『熱理論』で統計的物理学を普及させる
1872年
ボルツマンが気体分子運動論と統計力学を発展させる
1872年
カントールが実数の集合論的研究を進める
1872年
チャレンジャー号が世界海洋調査航海へ出発する
1872年
アッベが顕微鏡結像理論を発展させる
1873年
マクスウェルが『電気磁気論』を刊行する
1873年
マクスウェル方程式によって電気・磁気・光が統一的に記述される
1873年
ファン・デル・ワールスが実在気体の状態方程式を提案する
1873年
ウィロビー・スミスがセレンの光電導性を発見する
1874年
ヤコブス・ファント・ホッフとル・ベルが炭素原子の四面体構造を提案する
1874年
立体化学が分子の三次元構造を扱う分野として始まる
1874年
カール・フェルディナント・ブラウンが半導体整流作用につながる結晶の電気特性を研究する
1875年
ルコック・ド・ボアボードランがガリウムを発見する
1875年
ガリウムの性質がメンデレーエフの周期表予測とよく一致する
1875年
チャレンジャー号調査で深海の物理・化学・生物データが大量に収集される
1876年
アレクサンダー・グラハム・ベルが電話の特許を取得する
1876年
ベルが電話による音声通信を実演する
1876年
ロベルト・コッホが炭疽菌が炭疽の原因であることを示す
1876年
ニコラウス・オットーが実用的な四ストローク内燃機関を開発する
1876年
ギブズが化学熱力学の基礎となる論文を発表する
1876年
ウィラード・ギブズが自由エネルギー・相平衡を含む化学熱力学を体系化する
1877年
ボルツマンがエントロピーを確率と結びつける統計力学を発展させる
1877年
エジソンが蓄音機を発明する
1877年
オットー・シュミットらによる冷凍技術の工業利用が広がる
1877年
火星の衛星フォボスとダイモスがアサフ・ホールによって発見される
1878年
ジョサイア・ギブズが相平衡と化学ポテンシャルの理論を発展させる
1878年
エドワード・マイブリッジが連続写真で馬の走行を撮影する
1878年
連続写真が運動の科学的分析と映画技術につながる
1878年
ジョゼフ・スワンが実用的白熱電球を開発する
1878年
クリスティアン・エイクマンが生まれ、後にビタミン欠乏研究へつながる
1879年
トーマス・エジソンが長時間点灯できる白熱電球を実用化する
1879年
ヴィルヘルム・ヴントがライプツィヒに実験心理学研究室を設立する
1879年
実験心理学が独立した実験科学として発展し始める
1879年
ホール効果がエドウィン・ホールによって発見される
1880年
ピエール・キュリーとジャック・キュリーが圧電効果を発見する
1880年
アレクサンダー・グラハム・ベルが光で音声を送るフォトフォンを実演する
1880年
パスツールが弱毒化した病原体によるワクチン研究を進める
1880年
チャールズ・ダーウィンと息子フランシスが植物の光屈性を実験する
1881年
パスツールが炭疽ワクチンの公開実験を行う
1881年
マイケルソンが光速度を高精度に測定する
1881年
マイケルソンが干渉計を用いてエーテル風検出実験を始める
1881年
アルバート・マイケルソンが干渉計を開発する
1882年
ロベルト・コッホが結核菌を発見する
1882年
コッホの研究が特定の微生物と特定の感染症を結びつける細菌学を確立する
1882年
トーマス・エジソンのパール・ストリート発電所が送電を開始する
1882年
電力を発電所から都市へ供給する電力システムが実用化される
1882年
イリヤ・メチニコフが食細胞による免疫作用を発見する
1883年
コッホがコレラ菌を同定する
1883年
エジソンが熱電子放出につながるエジソン効果を観察する
1883年
オズボーン・レイノルズが流体の層流と乱流を研究する
1884年
スヴァンテ・アレニウスが電解質のイオン解離説を提案する
1884年
グラムが細菌を染め分けるグラム染色法を開発する
1884年
ポール・ニプコーが機械式テレビ走査円板の特許を取得する
1884年
フリードリヒ・レフラーらがジフテリア菌を分離する
1885年
パスツールが狂犬病ワクチンを人に使用する
1885年
カール・ベンツがガソリン自動車を製作する
1885年
ゴットリープ・ダイムラーとマイバッハが高速ガソリンエンジンを開発する
1885年
バルマーが水素原子スペクトル線の規則性を式で表す
1885年
エミール・ルーらがジフテリア毒素研究を進める
1886年
ベンツがガソリン自動車の特許を取得する
1886年
ハル=エルー法によるアルミニウムの電解製錬が開発される
1886年
モアッサンがフッ素の単離に成功する
1886年
ゴールドスタインが放電管で陽極線を観察する
1887年
マイケルソンとモーリーがエーテル風を検出する実験を行う
1887年
マイケルソン=モーリー実験で予想されたエーテル風が検出されない
1887年
ハインリヒ・ヘルツが電磁波を実験的に発生・検出する
1887年
ヘルツの実験がマクスウェルの電磁気理論を実証する
1887年
ヘルツが光電効果につながる紫外線の作用を観察する
1887年
アウグスト・ヴァイスマンが生殖質説を発展させ獲得形質遺伝を批判する
1888年
ヘルツが電磁波の反射・屈折・干渉などを確認する
1888年
ニコラ・テスラが交流誘導電動機を開発する
1888年
テスラが多相交流システムの特許を取得する
1888年
ジョン・ボイド・ダンロップが空気入りタイヤを実用化する
1888年
ジョージ・イーストマンがコダックカメラを発売し写真を大衆化する
1888年
ハインリヒ・ヘルツの電磁波実験が無線通信技術の物理的基礎を確立する
1889年
ハーマン・ホレリスがパンチカード式集計機を米国国勢調査へ導入する
1889年
パンチカードによる機械式データ処理が大規模統計に利用される
1889年
国際キログラム原器と国際メートル原器が採用される
1889年
スヴァンテ・アレニウスが反応速度と温度の関係を表す式を提案する
1890年
ホレリスの集計機が米国国勢調査で本格使用される
1890年
エミール・フォン・ベーリングと北里柴三郎がジフテリア・破傷風の抗毒素研究を発表する
1890年
北里柴三郎らの研究が血清療法の基礎を築く
1890年
エミール・フィッシャーが糖類の立体化学を研究する
1891年
ニコラ・テスラがテスラコイルを開発する
1891年
リップマンが干渉を利用するカラー写真法を発表する
1891年
ジョージ・ストーニーが電気素量の担い手を『electron』と命名する
1892年
ドミトリ・イワノフスキーが細菌濾過器を通過するタバコモザイク病原体を報告する
1892年
イワノフスキーの研究がウイルス学の出発点の一つとなる
1892年
ルドルフ・ディーゼルが圧縮着火機関の特許を取得する
1892年
ヘンドリック・ローレンツが電子論につながる電磁気理論を発展させる
1892年
ローレンツが物質中の荷電粒子と電磁場の理論を発展させる
1893年
シカゴ万国博覧会で交流送電システムが大規模に利用される
1893年
ヴィルヘルム・ヴィーンが熱放射スペクトルの研究を進める
1893年
ヴィルヘルム・ヴィーンが黒体放射の変位則を示す
1894年
レイリーとラムゼーがアルゴンを発見する
1894年
オリヴァー・ロッジが電磁波を用いる無線信号実験を行う
1894年
北里柴三郎がペスト菌研究に参加する
1894年
アレクサンドル・イェルサンがペスト菌を分離する
1895年
ヴィルヘルム・レントゲンがX線を発見する
1895年
X線によって人体内部を切開せず画像化できるようになる
1895年
グリエルモ・マルコーニが無線通信実験を進める
1895年
リュミエール兄弟がシネマトグラフによる映画上映を行う
1895年
ラムゼーが地上の物質からヘリウムを分離する
1895年
ヘンドリック・ローレンツが荷電粒子に働く電磁力を理論化する
1896年
アンリ・ベクレルがウラン塩から自然に放射線が出ることを発見する
1896年
放射能現象の発見によって原子が不変な最小単位という考えが揺らぎ始める
1896年
マルコーニが無線電信の特許を取得する
1896年
スヴァンテ・アレニウスが大気中二酸化炭素増加による温暖化を定量的に計算する
1896年
アレクサンドル・ポポフらが無線通信技術を発展させる
1896年
ピーター・ゼーマンが磁場中でスペクトル線が分裂するゼーマン効果を発見する
1897年
J・J・トムソンが陰極線研究から電子を発見する
1897年
電子の発見によって原子に内部構造があることが明らかになる
1897年
フェルディナント・ブラウンが陰極線管を改良しブラウン管を開発する
1897年
ロナルド・ロスが蚊の体内でマラリア原虫を発見する
1897年
フェリックス・ホフマンがアセチルサリチル酸を医薬品として合成する
1897年
ルドルフ・ディーゼルが実用的ディーゼルエンジンを完成する
1897年
J・J・トムソンが電子の電荷対質量比を測定する
1898年
マリ・キュリーが放射能という概念を研究する
1898年
マリ・キュリーとピエール・キュリーがポロニウムを発見する
1898年
キュリー夫妻がラジウムを発見する
1898年
ラムゼーとトラバースがネオン・クリプトン・キセノンを発見する
1898年
マルティヌス・ベイエリンクがタバコモザイク病原体を増殖する感染性因子として研究する
1898年
ベイエリンクがウイルスを細菌とは異なる感染性因子として位置づける
1898年
ウィリアム・ラムゼーが希ガス元素群の確立を進める
1899年
アスピリンが医薬品として販売される
1899年
アーネスト・ラザフォードが放射線をアルファ線とベータ線に分類する
1899年
マックス・プランクが黒体放射問題の研究を進める
1899年
ラザフォードが放射能の減衰研究を始める
1900年
マックス・プランクがエネルギー量子の仮説を導入する
1900年
プランクが黒体放射則を発表し量子論の出発点となる
1900年
メンデルの遺伝法則がド・フリース、コレンス、チェルマクらによって再発見される
1900年
カール・ラントシュタイナーがABO式血液型につながる血液の凝集差を発見する
1900年
ヒルベルトが数学の未解決問題23題を提示する
1900年
ラントシュタイナーが異なる血液型間で凝集反応が起こることを示す
1901年
カール・ラントシュタイナーがABO式血液型を体系化する
1901年
ヴィルヘルム・レントゲンが第1回ノーベル物理学賞を受賞する
1901年
エミール・フォン・ベーリングが血清療法研究で第1回ノーベル生理学・医学賞を受賞する
1901年
マルコーニが大西洋横断無線信号の受信に成功する
1901年
プランクの量子仮説が黒体放射理論として広まり始める
1901年
ピエール・キュリーが放射性物質から生じる熱を研究する
1902年
ラザフォードとソディが放射性元素が別の元素へ変化するという放射性変換説を提案する
1902年
ウォルター・サットンが染色体とメンデル遺伝因子の関係を指摘する
1902年
テオドール・ボヴェリが染色体の個別性と遺伝への役割を研究する
1902年
オリヴァー・ヘヴィサイドとアーサー・ケネリーが電離層の存在を予測する
1902年
ロナルド・ロスがマラリア研究でノーベル生理学・医学賞を受賞する
1903年
ライト兄弟が動力付き飛行機による有人飛行に成功する
1903年
ウィレム・アイントホーフェンが実用的な心電計を開発する
1903年
ツィオルコフスキーがロケットによる宇宙飛行の理論を発表する
1903年
ツィオルコフスキーがロケット方程式を示す
1903年
マリ・キュリー、ピエール・キュリー、ベクレルが放射能研究でノーベル物理学賞を受賞する
1903年
アレクサンドル・イェルサンらのペスト研究を背景に感染症の媒介経路研究が進む
1904年
J・J・トムソンが原子のプラム・プディング模型を提案する
1904年
フレミングが二極真空管を発明する
1904年
真空管による電流整流が電子工学の基礎となる
1904年
パブロフが消化生理研究でノーベル生理学・医学賞を受賞する
1905年
アルベルト・アインシュタインが光量子仮説で光電効果を説明する
1905年
アインシュタインがブラウン運動を分子運動から説明する
1905年
アインシュタインが特殊相対性理論を発表する
1905年
アインシュタインが質量とエネルギーの等価性を示す
1905年
アインシュタインのブラウン運動論が原子・分子の実在を検証する道を開く
1905年
フリッツ・ハーバーがアンモニア合成研究を進める
1905年
ネティ・スティーヴンズとE・B・ウィルソンが性染色体と性決定の関係を明らかにする
1906年
リー・ド・フォレストが三極真空管オーディオンを発明する
1906年
三極真空管が電気信号の増幅を可能にする
1906年
サンティアゴ・ラモン・イ・カハールとカミッロ・ゴルジが神経系研究でノーベル賞を受賞する
1906年
ヴァルター・ネルンストが熱力学第3法則につながる熱定理を提案する
1906年
ミハイル・ツヴェットが植物色素分離にクロマトグラフィーを用いる
1907年
アインシュタインが等価原理を着想し一般相対性理論への道を開く
1907年
バケライトが開発され本格的な合成樹脂時代が始まる
1907年
ヘルマン・ミンコフスキーが相対論を四次元時空として表現する研究を進める
1908年
ハーバーが窒素と水素からアンモニアを合成する実験に成功する
1908年
ハーディとワインベルクが集団遺伝学の基本法則を独立に示す
1908年
ジャン・ペランがブラウン運動実験からアボガドロ定数を求め原子論を強く支持する
1908年
ヘイケ・カメルリング・オネスがヘリウムの液化に成功する
1908年
ポール・エールリヒが免疫学研究でノーベル生理学・医学賞を受賞する
1909年
ロバート・ミリカンが油滴実験で電子の電荷を測定し始める
1909年
ハーバー=ボッシュ法の工業化研究が始まる
1909年
カルロス・シャーガスがシャーガス病の病原体・媒介者・症状を明らかにする
1910年
パウル・エールリヒらが梅毒治療薬サルバルサンを開発する
1910年
トーマス・ハント・モーガンがショウジョウバエで伴性遺伝を発見する
1910年
モーガンの研究が遺伝子が染色体上にあるという考えを強く支持する
1910年
オネスが極低温で金属の電気抵抗を測定する
1910年
フレデリック・ソディが同じ元素でも質量が異なる同位体の概念を発展させる
1911年
アーネスト・ラザフォードが原子核を持つ原子模型を提案する
1911年
ラザフォード散乱実験から原子の正電荷と質量が小さな核に集中していることが示される
1911年
カメルリング・オネスが水銀の超伝導を発見する
1911年
マリ・キュリーがラジウムとポロニウム研究でノーベル化学賞を受賞する
1911年
ビタミン概念につながる栄養因子研究が進む
1912年
アルフレート・ヴェーゲナーが大陸移動説を提唱する
1912年
マックス・フォン・ラウエらが結晶によるX線回折を発見する
1912年
X線回折によって結晶内部の原子配列を調べる方法が開かれる
1912年
ヴィクトール・ヘスが気球観測で宇宙線を発見する
1912年
カジミール・フンクが『ビタミン』という語を提唱する
1912年
スコット隊・アムンセン隊の南極探検が極地気象・地理観測を拡大する
1912年
マックス・フォン・ラウエのX線回折研究が結晶構造解析を可能にする
1913年
ニールス・ボーアが量子化された電子軌道を持つ原子模型を提案する
1913年
ボーア模型が水素原子スペクトルを量子論で説明する
1913年
ヘンリー・モーズリーが元素の特性X線と原子番号の関係を発見する
1913年
モーズリーの法則によって周期表を原子番号で整理する根拠が得られる
1913年
ブラッグ父子がX線結晶構造解析を発展させる
1913年
ハーバー=ボッシュ法によるアンモニア工業生産が始まる
1913年
モーガンの研究室で遺伝子地図が作成される
1913年
ミリカンが電子電荷の精密測定結果を発表する
1914年
ロバート・ゴダードが液体燃料ロケットに関する特許を取得する
1914年
第一次世界大戦を背景に航空機・無線・化学工業・医療技術が急速に発達する
1914年
ハンス・ガイガーらが放射線計数技術を改良する
1914年
ジェームズ・フランクとグスタフ・ヘルツが原子の離散的エネルギー準位を支持する実験を行う
1915年
アインシュタインが一般相対性理論の重力場方程式を完成する
1915年
一般相対性理論が重力を時空の曲がりとして説明する
1915年
ヴェーゲナーが『大陸と海洋の起源』を刊行する
1915年
ウィリアム・ヘンリー・ブラッグとローレンス・ブラッグがX線結晶学でノーベル賞を受賞する
1916年
アインシュタインが一般相対性理論を体系的に発表する
1916年
アインシュタインが誘導放出の概念を導入する
1916年
ギルバート・ルイスが共有電子対による化学結合を提案する
1916年
ルイスが価電子とルイス構造を用いて分子結合を表す
1917年
アインシュタインが宇宙論へ一般相対性理論を適用する
1917年
アインシュタインが宇宙定数を導入する
1917年
ダーシー・トムソンが生物の形態を数学・物理から考察する『成長と形』を刊行する
1917年
ダーシー・トムソンの数理形態学が生物形態研究に定量的視点を導入する
1918年
マックス・プランクが量子論研究でノーベル物理学賞を受賞する
1918年
ハーバーがアンモニア合成研究でノーベル化学賞を受賞する
1918年
スペインかぜの世界的大流行が感染症・疫学・公衆衛生研究を促す
1919年
エディントンらが日食観測で一般相対性理論の光の曲がりを検証する
1919年
ラザフォードが窒素原子核へのアルファ粒子照射で人工的な核変換を実現する
1919年
ラザフォードが陽子を水素原子核として位置づける
1919年
国際天文学連合が設立される
1920年
アーサー・エディントンが恒星のエネルギー源として核反応の可能性を論じる
1920年
シュリニヴァーサ・ラマヌジャンが死去し数論・無限級数の研究成果を残す
1920年
ヘルマン・シュタウディンガーが高分子が長い共有結合鎖からなると提唱する
1921年
フレデリック・バンティングとチャールズ・ベストがインスリンを抽出する
1921年
インスリンによる糖尿病治療への道が開かれる
1921年
アインシュタインが光電効果の理論でノーベル物理学賞を受賞する
1922年
インスリンが糖尿病患者の治療に初めて使用される
1922年
アレクサンドル・フリードマンが一般相対論から膨張・収縮する宇宙解を導く
1922年
ニールス・ボーアが原子構造研究でノーベル物理学賞を受賞する
1922年
アーサー・コンプトンがX線散乱実験を行う
1923年
アーサー・コンプトンがX線散乱で光の粒子的性質を示す
1923年
ルイ・ド・ブロイが物質波の考えを提案する
1923年
フレデリック・バンティングとジョン・マクラウドがインスリン研究でノーベル賞を受賞する
1923年
ゲオルク・ド・ヘヴェシーが放射性同位体をトレーサーとして生物研究へ利用する
1924年
ド・ブロイが電子など物質にも波動性があるとする理論を博士論文で示す
1924年
サティエンドラ・ボースが光子統計の理論を発表する
1924年
アインシュタインがボース統計を原子気体へ拡張する
1924年
エドウィン・ハッブルがアンドロメダ星雲が銀河系外の銀河であることを示す
1925年
ヴォルフガング・パウリが排他原理を提案する
1925年
ヴェルナー・ハイゼンベルクが行列力学を創始する
1925年
ボルンとヨルダンが行列力学を発展させる
1925年
セシリア・ペインが恒星が主に水素とヘリウムからなることを示す
1925年
ジョン・ロジー・ベアードが機械式テレビ映像の伝送を実演する
1925年
ジョージ・ウーレンベックとサミュエル・ゴーズミットが電子スピンを提案する
1926年
エルヴィン・シュレーディンガーが波動方程式を発表する
1926年
シュレーディンガーの波動力学と行列力学が量子力学として統合されていく
1926年
マックス・ボルンが波動関数の確率解釈を提案する
1926年
エンリコ・フェルミとポール・ディラックがフェルミ=ディラック統計を発展させる
1926年
ロバート・ゴダードが液体燃料ロケットの打ち上げに成功する
1926年
ジョン・ロジー・ベアードがテレビ映像の公開実演を行う
1926年
テオドール・スヴェドベリが超遠心機を用いて巨大分子を研究する
1927年
ハイゼンベルクが不確定性原理を発表する
1927年
ソルベー会議で量子力学の解釈をめぐる議論が行われる
1927年
ダヴィソンとガーマーが電子回折を観測し物質波を実証する
1927年
ジョルジュ・ルメートルが膨張宇宙モデルを提案する
1927年
フィロ・ファーンズワースが完全電子式テレビ映像の送受信に成功する
1928年
ポール・ディラックが相対論的量子力学のディラック方程式を発表する
1928年
ディラック方程式が反粒子の存在を予言する
1928年
アレクサンダー・フレミングがペニシリンの抗菌作用を発見する
1928年
フレデリック・グリフィスが肺炎球菌の形質転換を発見する
1928年
グリフィスの実験が遺伝情報を伝える物質の存在を示唆する
1928年
ジョージ・ガモフが量子トンネル効果を核崩壊へ応用する
1928年
アルバート・セント=ジェルジがビタミンCにつながる物質を分離する
1929年
エドウィン・ハッブルが銀河の後退速度と距離の関係を示す
1929年
ハッブルの観測が宇宙膨張の証拠となる
1929年
ルイ・ド・ブロイが物質波研究でノーベル物理学賞を受賞する
1929年
脳波計を用いてハンス・ベルガーが人間の脳波を報告する
1930年
クライド・トンボーが冥王星を発見する
1930年
パウリがベータ崩壊のエネルギー保存を説明するためニュートリノを仮定する
1930年
ロナルド・フィッシャーが集団遺伝学と統計学を統合する『自然選択の遺伝学的理論』を刊行する
1930年
ネオプレンが合成ゴムとして開発される
1930年
カール・ランドシュタイナーが血液型研究でノーベル生理学・医学賞を受賞する
1931年
エルンスト・ルスカとマックス・クノールが電子顕微鏡を開発する
1931年
電子顕微鏡が光学顕微鏡を超える高分解能観察への道を開く
1931年
ルメートルが宇宙の始まりを『原始原子』として論じる
1931年
クルト・ゲーデルが不完全性定理を発表する
1931年
ゲーデルが十分に強い形式体系には体系内で証明も反証もできない命題が存在することを示す
1931年
ハロルド・ユーリーが重水素を発見する
1932年
ジェームズ・チャドウィックが中性子を発見する
1932年
カール・アンダーソンが陽電子を発見する
1932年
コッククロフトとウォルトンが加速器で原子核を人工変換する
1932年
ローレンスのサイクロトロンが核物理実験に利用される
1932年
ドイツでアウトバーン建設につながる高速道路技術が進展する
1932年
ジョン・コッククロフトとアーネスト・ウォルトンが人工加速粒子による核反応を実現する
1933年
エンリコ・フェルミがベータ崩壊の理論を提案する
1933年
フリッツ・ツビッキーが銀河団観測から暗黒物質の存在を提案する
1933年
エルンスト・ルスカが高性能電子顕微鏡を完成する
1933年
レオ・シラードが核連鎖反応の概念を着想する
1933年
トーマス・ハント・モーガンが染色体遺伝研究でノーベル生理学・医学賞を受賞する
1934年
イレーヌ・ジョリオ=キュリーとフレデリック・ジョリオ=キュリーが人工放射能を発見する
1934年
フェルミが中性子照射による人工放射能研究を進める
1934年
フェルミが遅い中性子ほど核反応を起こしやすい場合があることを発見する
1934年
パウル・ディラックらの量子電磁力学研究が進展する
1934年
チャールズ・リヒターが地震規模を表すマグニチュード尺度を開発する
1935年
湯川秀樹が核力を媒介する中間子の存在を予言する
1935年
アインシュタイン、ポドルスキー、ローゼンが量子力学の完全性を問うEPR論文を発表する
1935年
シュレーディンガーが量子もつれの概念を論じ『猫』の思考実験を提示する
1935年
ナイロンがウォーレス・カロザースらによって開発される
1935年
ロバート・ワトソン=ワットらがレーダーによる航空機探知を実証する
1935年
ゲルハルト・ドーマクが抗菌薬プロントジルの効果を報告する
1935年
ウェンデル・スタンリーがタバコモザイクウイルスを結晶化する
1936年
アラン・チューリングが計算可能性とチューリング機械の概念を発表する
1936年
チューリング機械が汎用計算の理論的基礎となる
1936年
チャーチがラムダ計算を用いて計算可能性を研究する
1936年
インゲ・レーマンが地震波解析から地球に固体の内核があることを示す
1936年
BBCが高精細度テレビの定期放送を開始する
1936年
オットー・レーヴィらの研究により神経伝達物質による化学的神経伝達の理解が進む
1937年
フランク・ホイットルがジェットエンジンの地上試験を行う
1937年
アラン・チューリングがプリンストンで暗号・論理・計算理論研究を進める
1937年
クロード・シャノンがブール代数をスイッチング回路へ応用する修士論文を提出する
1937年
シャノンの研究がデジタル回路設計の理論的基礎となる
1937年
セオドア・フォン・カルマンらが航空力学・ロケット工学を発展させる
1937年
クレブスがクエン酸回路を発見する
1938年
オットー・ハーンとフリッツ・シュトラスマンがウランへの中性子照射でバリウムを検出する
1938年
ラースロー・ビーローがボールペンを改良し特許を取得する
1938年
チェスター・カールソンが電子写真方式を発明する
1938年
ロイ・プランケットがPTFE(テフロン)を発見する
1938年
ラッセルとバーチがアメリカで初期の電子式デジタル計算機構想を進める
1939年
リーゼ・マイトナーとオットー・フリッシュが核分裂を理論的に説明する
1939年
核分裂で大量のエネルギーと追加の中性子が生じることが理解される
1939年
フリッシュが核分裂という名称を用いる
1939年
シラードとフェルミらが核連鎖反応の可能性を研究する
1939年
アインシュタイン=シラード書簡が米国大統領へ核分裂研究の軍事的重要性を伝える
1939年
ハワード・フローリーとエルンスト・チェーンがペニシリンの医薬品化研究を始める
1939年
ハンス・ベーテが恒星内部の核融合反応を理論化する
1939年
ジェット推進航空機の開発がドイツ・英国などで進む
1939年
DDTの強力な殺虫作用がパウル・ミュラーによって発見される
1940年
フローリーとチェーンらがペニシリンの治療効果を動物実験で確認する
1940年
ジョン・ランドールとハリー・ブートが空洞マグネトロンを開発する
1940年
高出力マグネトロンが高性能レーダーの発展を可能にする
1940年
マクミランとアベルソンがネプツニウムを発見する
1940年
カール・ランドシュタイナーとアレクサンダー・ウィーナーがRh因子を発見する
1941年
ペニシリンが人間の感染症治療に試験使用される
1941年
コンラート・ツーゼがプログラム制御式計算機Z3を完成する
1941年
Z3が自動計算を行う初期のプログラム制御計算機となる
1941年
グレン・シーボーグらがプルトニウムを生成・同定する
1941年
日本で八木・宇田アンテナを応用したレーダー技術が軍事利用される
1941年
ビードルとテータムが一遺伝子一酵素説につながる実験を発表する
1942年
エンリコ・フェルミらがシカゴ・パイル1号で世界初の制御された核連鎖反応を実現する
1942年
核分裂エネルギーを制御して取り出す原子炉の原理が実証される
1942年
マンハッタン計画が本格化する
1942年
ペニシリンの大量生産技術開発が米英で進む
1942年
V2ロケットの試験飛行が行われる
1942年
電子顕微鏡によるウイルス・細胞微細構造観察が発展する
1943年
V2ロケットが宇宙空間に近い高高度へ到達する
1943年
コロッサス計算機の開発が英国で進む
1943年
ウォーレン・マカロックとウォルター・ピッツが人工ニューロンの数学モデルを提案する
1943年
人工ニューラルネットワークにつながる計算モデルが生まれる
1943年
オズワルド・エイブリーらが肺炎球菌の形質転換物質を研究する
1944年
エイブリー、マクロード、マッカーティがDNAが遺伝情報を担う物質であることを示す
1944年
コロッサスが暗号解読に実用投入される
1944年
V2ロケットが実戦投入され大型液体燃料ロケット技術が実用段階に入る
1944年
シュレーディンガーが『生命とは何か』を刊行し遺伝情報の物理的基盤を論じる
1944年
ジョン・フォン・ノイマンが電子計算機の設計研究に参加する
1945年
ENIACが完成に近づき大規模電子計算が実用段階へ入る
1945年
フォン・ノイマンがEDVAC報告書草稿でプログラム内蔵方式を整理する
1945年
プログラムとデータを同じ記憶装置に置くコンピュータ構成が広く知られるようになる
1945年
トリニティ実験で史上初の核爆発実験が行われる
1945年
原子爆弾が広島と長崎に投下され核分裂エネルギーの破壊力が現実化する
1945年
ペニシリンが第二次世界大戦期の大量生産を通じて広く医療利用される
1945年
ヴァネヴァー・ブッシュが情報検索装置Memexの構想を発表する
1945年
フレミング、フローリー、チェーンがペニシリン研究でノーベル生理学・医学賞を受賞する
1946年
ENIACが一般公開され大規模電子式デジタル計算機の可能性を示す
1946年
フォン・ノイマンらがプログラム内蔵式計算機の設計を発展させる
1946年
ユネスコが発足し国際的な科学・教育協力を推進する
1946年
ジョージ・ガモフらが初期宇宙の元素合成研究を進める
1946年
ジョン・モークリーとプレスパー・エッカートが電子計算機の商用化を進める
1947年
バーディーン、ブラッテン、ショックレーの研究チームがトランジスタを発明する
1947年
トランジスタが真空管に代わる小型電子素子への道を開く
1947年
チャック・イェーガーが有人水平飛行で音速を突破する
1947年
セシル・パウエルらの宇宙線研究でパイ中間子が確認される
1947年
ウィラード・リビーが放射性炭素年代測定の実用性を実証していく
1948年
クロード・シャノンが情報理論を発表する
1948年
シャノンが情報量をビットで定量化する理論を体系化する
1948年
ウィーナーが『サイバネティックス』を刊行する
1948年
ガモフ、アルファー、ハーマンらがビッグバン元素合成と宇宙背景放射につながる理論を発展させる
1948年
世界保健機関WHOが発足する
1949年
エドワード・パーセルらが核磁気共鳴を物質研究へ発展させる
1949年
ヘッブが神経回路の学習則を提案する
1949年
放射性炭素年代測定法がウィラード・リビーによって発展する
1949年
EDSACがプログラム内蔵方式で実用運転を開始する
1950年
アラン・チューリングが機械知能を論じチューリングテストを提案する
1950年
エンリコ・フェルミらが高エネルギー粒子・宇宙線研究を進める
1950年
ピーター・メダワーが免疫寛容研究を進め臓器移植免疫学の基礎を築く
1951年
UNIVAC Iが米国で商用コンピュータとして導入される
1951年
ヘンリエッタ・ラックス由来のHeLa細胞株が培養される
1951年
HeLa細胞が継代可能なヒト細胞株として医学・生命科学研究に広く利用され始める
1952年
ハーシーとチェイスがファージ実験でDNAが遺伝物質であることを支持する
1952年
ジョナス・ソークがポリオワクチン研究を進める
1952年
ホジキンとハクスリーが神経活動電位のイオン機構を数理モデル化する
1952年
最初の水素爆弾実験アイビー・マイクが行われる
1952年
ジョナス・ソークが不活化ポリオワクチンの臨床試験を進める
1953年
ワトソンとクリックがDNA二重らせん構造モデルを発表する
1953年
ロザリンド・フランクリンらのX線回折データがDNA構造解明に重要な役割を果たす
1953年
ミラーとユーリーが原始地球条件を模した実験でアミノ酸を生成する
1953年
スタンレー・ミラーの実験が生命起源の実験研究を促す
1953年
エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイがエベレスト初登頂に成功する
1953年
フランク・ラムゼーらの電波天文学研究が宇宙観測の新しい手段を広げる
1954年
ベル研究所で実用的なシリコン太陽電池が開発される
1954年
世界初の原子力発電所がソ連オブニンスクで送電を開始する
1954年
ジョセフ・マレーが一卵性双生児間で腎移植に成功する
1954年
FORTRANの開発がIBMで進められる
1954年
CERNが設立され欧州の大型素粒子研究が国際協力で進められる
1955年
ソークの不活化ポリオワクチンが実用化される
1955年
ダートマス会議提案書で『人工知能』という研究分野名が示される
1955年
原子時計の高精度化が進みセシウム原子時計が開発される
1955年
フレデリック・サンガーがインスリンのアミノ酸配列を決定する
1955年
セベロ・オチョアらがRNA合成酵素研究を進める
1956年
ダートマス会議が開催され人工知能研究が独立分野として始動する
1956年
ショックレー、バーディーン、ブラッテンがトランジスタ研究でノーベル物理学賞を受賞する
1956年
アミノ酸配列決定によりタンパク質が固有の一次構造を持つことが明確になる
1956年
最初期のハードディスク装置IBM 350が商用化される
1956年
ニュートリノがライネスとカワンによって実験的に検出される
1957年
ソ連が人工衛星スプートニク1号を打ち上げる
1957年
スプートニク1号が人類初の人工衛星となる
1957年
フランク・ローゼンブラットがパーセプトロンを提案する
1957年
フォートランが商用コンピュータ向け高級プログラミング言語として利用される
1957年
国際地球観測年が始まり地球物理・極地・宇宙の国際共同観測が進む
1957年
インターフェロンが発見される
1958年
ジャック・キルビーが集積回路を実証する
1958年
ロバート・ノイスが平面型集積回路の構想を発展させる
1958年
NASAが発足する
1958年
ヴァン・アレン帯が人工衛星観測によって発見される
1958年
アーサー・コーンバーグらがDNA合成酵素を研究する
1958年
メセルソンとスタールがDNAが半保存的に複製されることを実験で示す
1959年
ロバート・ノイスがシリコン集積回路の特許につながる技術を開発する
1959年
ルナ2号が月面へ到達し初めて別天体へ到達した人工物となる
1959年
ルナ3号が月の裏側を初めて撮影する
1959年
リチャード・ファインマンが微小スケールでの加工・操作の可能性を講演する
1960年
セオドア・メイマンがルビーレーザーを発振させる
1960年
レーザーが高い指向性と単色性を持つ光源として実現する
1960年
トリエステ号がマリアナ海溝チャレンジャー海淵へ到達する
1960年
フランク・ドレイクが地球外知的生命からの電波探索を行う
1960年
経口避妊薬が米国で承認される
1960年
ジャック・モノーらが遺伝子制御研究を進める
1961年
ユーリ・ガガーリンが人類初の有人宇宙飛行を行う
1961年
マーシャル・ニーレンバーグらが遺伝暗号解読を進める
1961年
ジャコブとモノーが遺伝子発現調節のオペロンモデルを提案する
1961年
MITでCTSSなどタイムシェアリング計算機システムの研究が進む
1961年
ニーレンバーグとマッテイが最初のコドン対応を解読する
1962年
ワトソン、クリック、ウィルキンスがDNA構造研究でノーベル賞を受賞する
1962年
テルスター衛星が大西洋横断テレビ中継を実現する
1962年
レイチェル・カーソンが『沈黙の春』を刊行する
1962年
『沈黙の春』が農薬の生態系影響への社会的・科学的関心を高める
1962年
ニック・ホロニアックが可視光LEDを開発する
1962年
トーマス・クーンが『科学革命の構造』を刊行しパラダイム概念を提示する
1963年
バレンチナ・テレシコワが女性初の宇宙飛行を行う
1963年
ジョン・ケメニーとトーマス・カーツがBASIC開発を進める
1963年
マウスの原型となるポインティングデバイスがダグラス・エンゲルバートの研究で開発される
1963年
クエーサーの大きな赤方偏移が確認され極めて遠方の天体であることが判明する
1963年
気象衛星による地球規模の気象観測が発展する
1963年
エドワード・ローレンツが決定論的カオスと初期値敏感性を示す研究を発表する
1964年
ピーター・ヒッグスらがヒッグス機構を提案する
1964年
ゲルマンとツワイクがクォーク模型を独立に提案する
1964年
BASICがダートマス大学で実行される
1964年
IBM System/360が発表され互換性を持つ汎用コンピュータ系列が普及する
1964年
ペンジアスとウィルソンが宇宙マイクロ波背景放射を観測する
1964年
宇宙背景放射の発見がビッグバン宇宙論を強く支持する
1964年
ベルが量子力学の局所隠れ変数理論を検証できるベルの不等式を示す
1965年
ペンジアスとウィルソンの宇宙背景放射発見が公表される
1965年
ゴードン・ムーアが集積回路の素子数増加に関する経験則を示す
1965年
マリナー4号が火星を接近撮影する
1965年
アレクセイ・レオーノフが人類初の宇宙遊泳を行う
1965年
テクトニクス研究で海洋底拡大とプレート運動を統合する考えが進展する
1965年
ノーベル賞を受けた量子電磁力学がファインマン、シュウィンガー、朝永振一郎らにより確立される
1965年
テッド・ネルソンが『ハイパーテキスト』という語を広める
1966年
ルナ9号が月面への軟着陸に成功する
1966年
サーベイヤー1号が月面軟着陸に成功する
1966年
チャールズ・カオが光ファイバー通信に低損失ガラスを利用できる可能性を示す
1966年
ELIZAが自然言語対話プログラムとして公開される
1967年
クリスチャン・バーナードが世界初のヒト心臓移植を行う
1967年
ジョスリン・ベル・バーネルがパルサーを発見する
1967年
セシウム133の原子遷移を基準に1秒が定義される
1967年
ヴェラ・ルービンらが銀河回転の観測研究を進め暗黒物質問題へつながる
1967年
ウェインバーグが電弱統一理論を提案する
1967年
リン・マーギュリスが真核細胞の細胞内共生説を発展させる
1968年
アポロ8号が有人宇宙船として初めて月を周回する
1968年
エンゲルバートがマウス、ハイパーテキスト、共同作業などを公開実演する
1968年
テリーとローウェンスタインらがプレートテクトニクスを支持する海洋地質データを蓄積する
1968年
ロバート・ノイスとゴードン・ムーアがインテルを設立する
1968年
制限酵素の研究が進みDNAを特定位置で切断する分子生物学技術の基礎ができる
1968年
岡崎令治・岡崎恒子らがDNA不連続複製の岡崎フラグメントを発見する
1969年
アポロ11号でニール・アームストロングとバズ・オルドリンが月面に降り立つ
1969年
ARPANETで最初のホスト間通信が行われる
1969年
ARPANETがパケット交換型コンピュータネットワークの実用化を進める
1969年
UNIXの開発がベル研究所で始まる
1969年
CCDイメージセンサーがベル研究所で発明される
1969年
マレー・ゲルマンが素粒子分類とクォーク理論でノーベル物理学賞を受賞する
1970年
ハワード・テミンとデビッド・ボルティモアが逆転写酵素を独立に発見する
1970年
逆転写酵素によってRNAからDNAへ情報が写される経路が明らかになる
1970年
最初のアースデイが開催され環境科学への社会的関心が拡大する
1970年
ソ連のルナ16号が月試料を無人で地球へ持ち帰る
1970年
光ファイバーの損失が大幅に低減され長距離通信実用化への道が開く
1970年
制限酵素が分子生物学の標準的なDNA切断工具として利用され始める
1971年
インテル4004が商用マイクロプロセッサとして発売される
1971年
マイクロプロセッサがCPUを単一チップへ集積する
1971年
レイ・トムリンソンがネットワーク電子メールを実装する
1971年
マリナー9号が火星周回軌道へ入り他惑星初の人工衛星となる
1971年
CTスキャナーの臨床利用が始まる
1971年
ジョン・ヴェインがアスピリンの作用機序を解明する
1971年
MRIの基礎となる核磁気共鳴信号の空間情報利用が研究される
1972年
ゴッドフリー・ハウンズフィールドらのX線CTが実用化される
1972年
アポロ17号が有人月探査を行う
1972年
ランドサット1号が打ち上げられ地球資源の衛星観測が本格化する
1972年
ニクソン政権下で米国の環境衛星・地球観測体制が拡充される
1972年
パイオニア10号が外惑星探査へ出発する
1972年
C言語がデニス・リッチーによって開発される
1972年
ポンが商業的ビデオゲームとして普及する
1972年
ポール・バーグが組換えDNA分子を作製する
1973年
コーエンとボイヤーが組換えDNA技術を実証する
1973年
遺伝子を異なる生物へ導入して増幅する遺伝子工学が始まる
1973年
マーティン・クーパーが携帯電話による通話を実演する
1973年
イーサネットがロバート・メトカーフらによって考案される
1973年
ボブ・カーンとヴィント・サーフがインターネット通信プロトコル設計を進める
1973年
MRIにつながる核磁気共鳴画像法の研究がラウターバーによって進められる
1974年
ホーキングがブラックホールが熱放射を出すと理論的に示す
1974年
TCPの基本設計がサーフとカーンによって論文発表される
1974年
パルサーPSR B1913+16が発見され重力波の間接検証へつながる
1974年
ルーシーと呼ばれるアウストラロピテクス化石がエチオピアで発見される
1974年
ローランドとモリーナがフロンによる成層圏オゾン破壊を警告する
1974年
ドナルド・クヌースらによりアルゴリズム解析と計算機科学の体系化が進む
1975年
アルテア8800が登場しパーソナルコンピュータ革命の契機となる
1975年
コーエン、ボイヤーらの組換えDNA技術をめぐりアシロマ会議が開催される
1975年
モノクローナル抗体作製法がケーラーとミルスタインによって開発される
1975年
ヴァイキング計画の火星着陸準備が進む
1975年
ビル・ゲイツとポール・アレンがマイクロコンピュータ向けBASICを開発する
1975年
サンガーらが初期のDNA配列決定技術を改良する
1976年
ヴァイキング1号が火星へ軟着陸し表面を詳細観測する
1976年
アップルIが発売され個人向けマイクロコンピュータ市場が成長する
1976年
エボラウイルスが初めて確認される
1976年
リチャード・ドーキンスが『利己的な遺伝子』を刊行し遺伝子中心的進化観を広める
1976年
シーモア・クレイらのCray-1が高性能スーパーコンピュータとして登場する
1977年
フレデリック・サンガーがDNA塩基配列決定法を開発する
1977年
マクサムとギルバートもDNA塩基配列決定法を発表する
1977年
ボイジャー1号と2号が外惑星探査へ打ち上げられる
1977年
アップルIIが発売されパーソナルコンピュータが一般市場へ広がる
1977年
深海熱水噴出孔と独自の生態系がガラパゴス海嶺で発見される
1977年
カール・ウーズがrRNA解析から古細菌を独立した系統として提案する
1977年
最初の完全な生物ゲノムとしてファージφX174のDNA配列が決定される
1978年
世界初の体外受精児ルイーズ・ブラウンが誕生する
1978年
組換えDNA技術でヒトインスリンを大腸菌に作らせることに成功する
1978年
GPSの最初の実験衛星が打ち上げられる
1978年
ボイジャー探査機が木星系の詳細観測へ接近する
1978年
ヒトインスリン遺伝子の組換え発現がバイオ医薬品産業への道を開く
1979年
世界保健機関が天然痘根絶を確認する
1979年
ボイジャー1号が木星を接近観測する
1979年
スリーマイル島原子力発電所事故が原子力安全研究に大きな影響を与える
1979年
最初期の携帯電話ネットワークが日本などで商用化される
1979年
ボイジャー1号が木星の環と火山活動する衛星イオを観測する
1980年
WHOが天然痘根絶を正式宣言する
1980年
ルイス・アルヴァレズらが小惑星衝突による恐竜絶滅仮説を提案する
1980年
ボイジャー1号が土星を接近観測する
1980年
ティム・バーナーズ=リーがCERNでENQUIREというハイパーテキストシステムを開発する
1980年
遺伝子組換え微生物に関する米国最高裁判決で生物工学特許の範囲が拡大する
1980年
天然痘根絶がワクチンによる世界規模感染症根絶の初成功となる
1981年
IBM PCが発売されパーソナルコンピュータの標準化が進む
1981年
スペースシャトル・コロンビアが初飛行する
1981年
スタンリー・プルシナーがプリオン仮説を提唱する
1981年
最初のHIV/AIDS症例群が米国で報告される
1981年
走査型トンネル顕微鏡がビニッヒとローラーによって開発される
1981年
リチャード・ファインマンが量子系のシミュレーションには量子計算機が有効だと論じる
1982年
組換えDNA技術で製造されたヒトインスリンが医薬品として承認される
1982年
人工心臓Jarvik-7が患者へ恒久型として移植される
1982年
コンパクトディスクが商用化されデジタル音声記録が普及する
1982年
TCP/IPへの移行準備がARPANETで進む
1982年
デイヴィッド・ドイッチュらにつながる量子計算理論研究が始まる
1983年
ARPANETがTCP/IPへ移行し現代インターネットの基盤が成立する
1983年
キャリー・マリスがPCR法を着想する
1983年
PCRが特定のDNA断片を大量増幅する技術への道を開く
1983年
HIVがエイズの原因ウイルスとして分離される
1983年
ルック・モンタニエらがエイズ患者からレトロウイルスを分離する
1983年
携帯電話の商用サービスが米国で始まる
1983年
バーバラ・マクリントックが転移因子研究でノーベル生理学・医学賞を受賞する
1984年
アレック・ジェフリーズがDNAフィンガープリント法を開発する
1984年
DNA鑑定が個人識別や親子鑑定へ応用される道が開く
1984年
Apple Macintoshが発売されGUIとマウス操作が一般利用者へ普及する
1984年
HIVがエイズの原因であることを示す研究が確立していく
1984年
スペースシャトル乗員が衛星修理など船外作業技術を発展させる
1984年
量子暗号のBB84プロトコルがベネットとブラサールによって提案される
1985年
PCR法が実験技術として開発される
1985年
フラーレンC60が発見される
1985年
南極上空のオゾンホールが英国南極調査隊によって報告される
1985年
オゾン層破壊が地球規模環境問題として明確になる
1985年
最初の遺伝子組換え作物の野外試験が進められる
1985年
デイヴィッド・ドイッチュが万能量子コンピュータを理論化する
1986年
高温超伝導がベドノルツとミュラーによって発見される
1986年
チャレンジャー号事故が宇宙開発の安全管理に大きな影響を与える
1986年
チェルノブイリ原子力発電所事故が発生する
1986年
自動DNAシーケンサーの開発が進みゲノム解析の高速化が始まる
1986年
最初の遺伝子治療計画につながる臨床研究が検討される
1986年
レナート・ダルベッコらを背景にヒトゲノム全体を解読する構想が具体化する
1987年
高温超伝導体YBCOが液体窒素温度を超える臨界温度を示す
1987年
モントリオール議定書が採択されオゾン層破壊物質の国際規制が始まる
1987年
超新星SN 1987Aからのニュートリノが検出される
1987年
ニュートリノ天文学の重要な観測例が得られる
1987年
AZTがHIV/AIDS治療薬として承認される
1987年
自動DNAシーケンサーが市販され大規模塩基配列解析が現実的になる
1988年
気候変動に関する政府間パネルIPCCが設立される
1988年
ヒトゲノム計画の国際的準備が本格化する
1988年
最初の大西洋横断光ファイバー海底ケーブルTAT-8が運用を開始する
1988年
ジェームズ・ハンセンが米議会で人為的地球温暖化について証言する
1988年
最初の遺伝子組換えマウスなどが生命科学のモデル動物として広く利用される
1989年
ティム・バーナーズ=リーがWorld Wide Webを提案する
1989年
Webの構想としてハイパーテキストとインターネットを結びつける方式が示される
1989年
ガリレオ探査機が木星へ向けて打ち上げられる
1989年
最初期のGPS衛星群整備が進む
1989年
冷核融合の報告が大きな議論を呼ぶが再現性が確認されない
1989年
PCR法を開発したキャリー・マリスの技術が分子生物学・診断へ急速に普及する
1990年
ヒトゲノム計画が正式に開始される
1990年
ハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げられる
1990年
ハッブル宇宙望遠鏡が地球大気の影響を受けない高解像度宇宙観測を開始する
1990年
世界初の承認されたヒト遺伝子治療がADA欠損症患者に行われる
1990年
バーナーズ=リーがWebサーバーとWebブラウザを実装する
1990年
HTML・HTTP・URLの基本技術がWorld Wide Webの基盤として整備される
1990年
IPCCが第1次評価報告書を発表する
1991年
World Wide Webがインターネット上で一般公開される
1991年
リーナス・トーバルズがLinuxカーネルを公開する
1991年
宇宙背景放射観測衛星COBEが精密観測を進める
1991年
最初のGSM携帯電話通話が行われ第2世代デジタル携帯通信が始まる
1991年
カーボンナノチューブが飯島澄男によって報告される
1991年
エッツィと呼ばれる約5300年前のミイラがアルプスで発見される
1991年
プレプリントサーバーarXivが始まり科学論文流通の電子化が進む
1992年
COBEが宇宙背景放射の微小な温度ゆらぎを検出する
1992年
宇宙背景放射のゆらぎが銀河形成の種となる初期密度揺らぎを示す
1992年
最初の太陽系外惑星がパルサー周囲で確認される
1992年
リオ地球サミットが開催され気候変動・生物多様性など地球環境問題の国際枠組みが進む
1992年
国連気候変動枠組条約が採択される
1992年
最初期のWeb画像・マルチメディア利用が進みインターネット情報共有が拡大する
1993年
WebブラウザMosaicが公開されWorld Wide Webの利用が急速に広がる
1993年
GPSが初期運用能力を達成する
1993年
マーストリヒト大学などでMRI・脳機能画像研究が発展する
1993年
パーキンソン病など神経疾患の遺伝・分子研究が進む
1993年
キャリー・マリスがPCR開発でノーベル化学賞を受賞する
1994年
ショーメーカー・レヴィ第9彗星が木星へ衝突する
1994年
彗星衝突が惑星衝突現象をリアルタイムで観測する機会となる
1994年
Netscapeにつながる商用Webブラウザ開発が進む
1994年
Bluetoothの前身となる短距離無線通信技術の研究が始まる
1994年
ピーター・ショアが量子コンピュータによる高速素因数分解アルゴリズムを発表する
1995年
マイケル・メイヤーとディディエ・ケローが太陽型恒星を回る系外惑星51 Pegasi bを発見する
1995年
系外惑星探索が現代天文学の主要分野として急速に発展する
1995年
ガリレオ探査機が木星周回軌道へ到達する
1995年
ボース=アインシュタイン凝縮が希薄原子気体で実現される
1995年
Javaが公開されネットワーク時代のソフトウェア開発に広く利用される
1995年
最初の全ゲノム配列を持つ自由生活生物としてインフルエンザ菌のゲノムが決定される
1995年
HIV治療で複数薬を組み合わせる多剤併用療法が発展する
1995年
エリック・コーネルとカール・ワイマンらがボース=アインシュタイン凝縮を実現する
1996年
羊ドリーが体細胞核移植によって誕生する
1996年
ドリーが成体の体細胞から作られた哺乳類クローンとして大きな転換点となる
1996年
HIV/AIDSに対する強力な多剤併用療法HAARTが普及し始める
1996年
火星探査機マーズ・パスファインダーが打ち上げられる
1996年
ディープ・ブルーがチェス世界王者カスパロフとの対局で一局に勝利する
1996年
ロスリン研究所でドリーのクローン作製実験が成功する
1997年
IBMのディープ・ブルーがカスパロフとのチェス対局でマッチに勝利する
1997年
マーズ・パスファインダーが火星へ着陸しローバー・ソジャーナが活動する
1997年
京都議定書が採択され温室効果ガス削減の国際的数値目標が設定される
1997年
プリオン仮説を提唱したプルシナーがノーベル生理学・医学賞を受賞する
1997年
最初期のWi-Fi規格IEEE 802.11が制定される
1997年
量子テレポーテーションが光子を用いて実験的に実証される
1998年
スーパーnova観測から宇宙膨張が加速していることが発見される
1998年
宇宙の加速膨張が暗黒エネルギーの存在を示唆する
1998年
スーパーカミオカンデがニュートリノ振動の証拠を示す
1998年
ニュートリノに質量があることを示す強い証拠が得られる
1998年
国際宇宙ステーションの最初のモジュールが打ち上げられる
1998年
Google検索エンジンが公開されWeb情報検索技術が発展する
1998年
RNA干渉がファイアーとメローによって線虫で発見される
1998年
ヒト胚性幹細胞がジェームズ・トムソンらによって培養される
1998年
ヒトゲノム解読を高速化する民間プロジェクトがセレラ・ジェノミクスで始まる
1999年
ヒト第22染色体の塩基配列がほぼ完全に解読される
1999年
Bluetooth 1.0仕様が公開される
1999年
Wi-Fi Allianceの前身が設立され無線LAN普及が進む
1999年
SETI@homeが分散コンピューティングを大規模に利用する
1999年
NASAのチャンドラX線観測衛星が打ち上げられる
1999年
最初期の大規模DNAマイクロアレイ解析が遺伝子発現研究へ広がる
2000年
ヒトゲノムのドラフト配列完成が発表される
2000年
ヒトゲノム計画とセレラ社がヒトゲノム解読のドラフトを公表する
2000年
国際宇宙ステーションで長期有人滞在が始まる
2000年
クレイ数学研究所がミレニアム懸賞問題7題を発表する
2000年
量子情報研究で量子ビット制御・量子アルゴリズムの実験が進む
2000年
光通信・インターネット基盤の高速化が世界規模の科学データ共有を加速する
2001年
ヒトゲノムのドラフト配列解析結果が主要学術誌に発表される
2001年
Celera Genomicsと国際ヒトゲノム計画がヒトゲノム解析結果を公表する
2001年
ウィキペディアが開始されオンライン共同知識編集の大規模な実験となる
2001年
AppleがiPodを発売し携帯型デジタル音楽機器が普及する
2001年
宇宙マイクロ波背景放射観測衛星WMAPが打ち上げ準備段階に入る
2001年
最初の宇宙旅行者デニス・チトーが国際宇宙ステーションを訪れる
2001年
国際宇宙ステーションで継続的な微小重力環境の生命科学・材料実験が拡大する
2002年
RNA干渉が遺伝子機能解析技術として急速に普及する
2002年
グリゴリー・ペレルマンがポアンカレ予想の証明につながる論文を公開し始める
2002年
南極のラーセンB棚氷が大規模崩壊し気候変動研究で注目される
2002年
SARSにつながる新型感染症が中国南部で発生する
2002年
ニュートリノ観測で太陽ニュートリノ問題がニュートリノ振動により説明される
2003年
ヒトゲノム計画が完了する
2003年
ヒトゲノムの高精度な参照配列が完成しゲノム医学の基盤となる
2003年
SARSコロナウイルスが新型肺炎SARSの原因として同定される
2003年
中国が神舟5号で初の有人宇宙飛行に成功する
2003年
火星探査車スピリットとオポチュニティが打ち上げられる
2003年
コンコルドの商業運航が終了し超音速旅客輸送の一時代が終わる
2003年
WMAPが宇宙背景放射の精密観測から宇宙年齢・組成を高精度で推定する
2004年
火星探査車スピリットとオポチュニティが火星へ着陸する
2004年
火星に過去に液体の水が存在した証拠が探査車観測から得られる
2004年
アンドレ・ガイムとコンスタンチン・ノボセロフがグラフェンを単離する
2004年
グラフェンが原子1層の炭素材料として研究される
2004年
Facebookが開始され大規模オンライン社会ネットワークが拡大する
2004年
ロゼッタ探査機が彗星探査へ向けて打ち上げられる
2004年
量子テレポーテーション・量子暗号の長距離実験が進展する
2005年
次世代DNAシーケンサーの商用化が始まり塩基配列解析が高速化する
2005年
ハッブル宇宙望遠鏡などの観測から冥王星より大きいと考えられたエリスが発見される
2005年
YouTubeが開始され動画共有技術が急速に普及する
2005年
鳥インフルエンザなど新興感染症への世界的監視が強化される
2005年
国際熱核融合実験炉ITERの建設地がフランスに決定される
2006年
山中伸弥らがマウス体細胞からiPS細胞を作製する
2006年
iPS細胞が分化した細胞を多能性状態へ戻せることを示す
2006年
国際天文学連合が惑星の定義を採択し冥王星を準惑星に分類する
2006年
ペレルマンの研究によりポアンカレ予想の証明が数学界で確認される
2006年
Twitterが開始されリアルタイム短文情報共有が普及する
2006年
クラウドコンピューティングの商用基盤としてAmazon Web Servicesがサービスを拡大する
2006年
NASAのスターダスト探査機が彗星粒子試料を地球へ持ち帰る
2007年
山中伸弥らがヒト体細胞からiPS細胞を作製する
2007年
AppleがiPhoneを発売しスマートフォン時代を加速させる
2007年
GoogleがAndroidを中心とする携帯端末向けプラットフォーム構想を発表する
2007年
IPCC第4次評価報告書が人為的温暖化の科学的根拠を強く示す
2007年
パーソナルゲノム解析サービスが一般消費者向けに登場する
2007年
ENCODE計画の初期成果がヒトゲノムの機能領域研究を拡大する
2008年
大型ハドロン衝突型加速器LHCがCERNで稼働を開始する
2008年
LHCが陽子ビームの周回に成功する
2008年
Android搭載スマートフォンが発売される
2008年
次世代シーケンサーの普及でゲノム解析コストが急速に低下する
2008年
フェニックス探査機が火星極域で水氷を確認する
2008年
個人ゲノムの全塩基配列解析が現実的な研究手法となり始める
2009年
ケプラー宇宙望遠鏡が打ち上げられ系外惑星の統計的探索を開始する
2009年
新型インフルエンザA(H1N1)が世界的大流行となる
2009年
ビットコインのネットワークが稼働しブロックチェーン型分散台帳が実用化される
2009年
グラフェンなど二次元材料研究が急速に拡大する
2009年
人工多能性幹細胞を利用した疾患モデル研究が急速に広がる
2010年
J・クレイグ・ヴェンター研究所が化学合成したゲノムで制御される細胞を作製する
2010年
合成生物学で人工的に設計・合成したゲノムを細胞へ導入する実験が成功する
2010年
はやぶさが小惑星イトカワの試料を地球へ持ち帰る
2010年
ディープウォーター・ホライズン原油流出事故が海洋環境研究に大きな影響を与える
2010年
ガイムとノボセロフがグラフェン研究でノーベル物理学賞を受賞する
2010年
量子シミュレーションや量子情報実験で多数の量子ビット制御研究が進む
2011年
東日本大震災と福島第一原子力発電所事故が地震・津波・原子力安全研究へ大きな影響を与える
2011年
ニュートリノ振動研究で混合角θ13の測定へ向けた実験が進む
2011年
NASAの探査車キュリオシティが火星へ向けて打ち上げられる
2011年
IBM Watsonがクイズ番組Jeopardy!で人間のトップ選手に勝利する
2011年
宇宙の加速膨張発見にノーベル物理学賞が授与される
2011年
大亜湾原子炉ニュートリノ実験などがニュートリノ混合角θ13を測定する
2012年
CERNのATLASとCMS実験がヒッグス粒子とみられる新粒子を発見する
2012年
ヒッグス粒子の発見が標準模型のヒッグス機構を強く支持する
2012年
ジェニファー・ダウドナとエマニュエル・シャルパンティエらがCRISPR-Cas9をゲノム編集技術として示す
2012年
CRISPR-Cas9によってDNAを狙った位置で切断・改変する方法が確立される
2012年
火星探査車キュリオシティが火星へ着陸する
2012年
山中伸弥とジョン・ガードンが細胞初期化研究でノーベル生理学・医学賞を受賞する
2012年
深層ニューラルネットワークAlexNetが画像認識競技で高い性能を示す
2012年
深層学習が画像認識など人工知能分野で急速に注目される
2012年
ENCODE計画がヒトゲノムの転写・調節領域に関する大規模データを公表する
2013年
ヒッグス粒子の性質が追加データで確認される
2013年
CRISPR-Cas9による哺乳類細胞のゲノム編集が実証される
2013年
ESAのプランク衛星が宇宙背景放射の高精度観測結果を公表する
2013年
ボイジャー1号が太陽圏外の星間空間へ到達したと発表される
2013年
マーズ・キュリオシティが古代火星に生命居住可能な環境があった証拠を示す
2013年
脳の大規模研究計画BRAIN Initiativeが米国で開始される
2014年
ロゼッタ探査機がチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星へ到達する
2014年
フィラエ着陸機が彗星核への着陸を行う
2014年
青色LED開発に赤崎勇、天野浩、中村修二がノーベル物理学賞を受賞する
2014年
Google DeepMindの深層強化学習がゲームを自律学習する成果を示す
2014年
西アフリカのエボラ出血熱流行が大規模な国際感染症対応を促す
2014年
iPS細胞由来網膜色素上皮細胞を用いる臨床研究が日本で実施される
2015年
LIGOが重力波を初めて直接検出する
2015年
検出された重力波が連星ブラックホール合体によるものと判明する
2015年
ニューホライズンズが冥王星へ接近し詳細画像を取得する
2015年
パリ協定が採択され世界的な温室効果ガス削減枠組みが成立する
2015年
CRISPRによるヒト胚ゲノム編集の研究報告が倫理的議論を呼ぶ
2015年
ニュートリノ振動発見に梶田隆章とアーサー・マクドナルドがノーベル物理学賞を受賞する
2015年
遺伝子ドライブへCRISPRを応用する研究が発表される
2016年
LIGOが重力波初検出を正式発表する
2016年
AlphaGoが囲碁トップ棋士イ・セドルに勝利する
2016年
深層学習と強化学習の組み合わせが複雑な意思決定で高性能を示す
2016年
Proxima Centauri bが太陽系に最も近い恒星のハビタブルゾーン付近で発見される
2016年
再使用ロケットの着陸・再飛行技術が実用化へ進む
2016年
三人の遺伝情報を利用するミトコンドリア置換技術による出生が報告される
2017年
LIGO・Virgoが中性子星合体からの重力波GW170817を検出する
2017年
重力波と電磁波を同じ天体現象から観測するマルチメッセンジャー天文学が実現する
2017年
中性子星合体観測が金・白金など重元素生成の理解を進める
2017年
AlphaGo Zeroが人間の棋譜を使わず自己対局だけで高い性能を獲得する
2017年
Transformerアーキテクチャが提案される
2017年
Transformerが注意機構を中心とする大規模言語モデル技術の基礎となる
2017年
TRAPPIST-1で地球サイズの複数の系外惑星が確認される
2017年
CAR-T細胞療法ががん治療として米国で承認される
2018年
中国の研究者がゲノム編集された双子の誕生を発表し重大な倫理問題となる
2018年
NASAの探査機インサイトが火星へ着陸し火星内部を地震学的に観測する
2018年
パーカー・ソーラー・プローブが太陽近傍観測へ向けて打ち上げられる
2018年
BERTが自然言語処理で双方向Transformer事前学習の有効性を示す
2018年
単一細胞RNAシーケンスが細胞種・状態を網羅的に解析する主要技術として普及する
2019年
イベント・ホライズン・テレスコープがM87銀河中心ブラックホールの影を初めて画像化する
2019年
ブラックホール周辺の事象の地平面スケール構造が直接画像として観測される
2019年
Googleの量子プロセッサSycamoreが特定計算で量子優位性を報告する
2019年
新型コロナウイルス感染症COVID-19の最初の集団発生が中国・武漢で確認される
2019年
SARS-CoV-2につながる新型コロナウイルスのゲノム解析が始まる
2019年
最初のCRISPR体内ゲノム編集臨床試験につながる研究が進む
2020年
SARS-CoV-2のゲノム配列が迅速に公開される
2020年
WHOがCOVID-19をパンデミックと宣言する
2020年
mRNAワクチンがCOVID-19ワクチンとして大規模臨床試験で高い有効性を示す
2020年
ファイザー・ビオンテックとモデルナのmRNAワクチンが緊急使用承認される
2020年
CRISPR-Cas9開発にダウドナとシャルパンティエがノーベル化学賞を受賞する
2020年
AlphaFold2がタンパク質立体構造予測で高精度を達成する
2020年
はやぶさ2が小惑星リュウグウの試料を地球へ持ち帰る
2020年
SpaceX Crew Dragonが民間企業開発宇宙船として有人軌道飛行を実現する
2020年
量子コンピュータの誤り訂正・量子優位性をめぐる実験競争が加速する
2021年
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が打ち上げられる
2021年
NASAの火星探査車パーサヴィアランスが火星へ着陸する
2021年
火星ヘリコプターIngenuityが他惑星で初の動力飛行に成功する
2021年
COVID-19に対するmRNAワクチン接種が世界規模で進む
2021年
AlphaFoldのタンパク質構造予測データが大規模に公開される
2021年
豚由来臓器のヒト移植を目指す遺伝子改変研究が進展する
2021年
CRISPRを体内投与する遺伝子編集治療の初期臨床成果が報告される
2022年
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が最初の科学画像を公開する
2022年
JWSTが初期宇宙の銀河・系外惑星大気などの赤外線観測を本格化する
2022年
米国国立点火施設NIFが核融合実験で標的へ投入したレーザーエネルギーを上回る核融合出力を達成する
2022年
核融合点火と呼ばれる条件が実験室で達成されたと発表される
2022年
ChatGPTが公開され大規模言語モデルを用いる対話型生成AIが広く一般利用される
2022年
DALL-E 2やStable Diffusionなど生成AIによる画像生成技術が急速に普及する
2022年
NASAのDART探査機が小惑星ディモルフォスへ衝突し軌道変更を実証する
2022年
完全なヒトゲノム配列を目指すTelomere-to-Telomereコンソーシアムがほぼ隙間のないヒトゲノム配列を発表する
2023年
CRISPRを用いた鎌状赤血球症の遺伝子治療が英国・米国などで承認される
2023年
CRISPRゲノム編集が患者治療用の承認医療として実用段階へ入る
2023年
インドのチャンドラヤーン3号が月南極域近くへの軟着陸に成功する
2023年
OSIRIS-RExが小惑星ベンヌの試料を地球へ持ち帰る
2023年
生成AIと大規模言語モデルの性能向上・社会利用が急速に進む
2023年
Euclid宇宙望遠鏡が打ち上げられ暗黒物質・暗黒エネルギーの宇宙論観測を開始する
2023年
mRNAワクチン技術の基盤研究にカリコーとワイスマンがノーベル生理学・医学賞を受賞する
2023年
ヒトパンゲノム参照配列の初版が発表され多様な集団のゲノム変異を参照系へ取り込む
2024年
AlphaFold3がタンパク質だけでなくDNA・RNA・低分子などの相互作用予測を拡張する
2024年
豚の遺伝子改変腎臓が生きた患者へ移植され異種移植研究が進展する
2024年
民間月着陸機Odysseusが月面への軟着陸に成功する
2024年
中国の嫦娥6号が月の裏側から初めて試料を地球へ持ち帰る
2024年
AIを利用したタンパク質構造予測と設計が生命科学研究で急速に広がる
2024年
機械学習・ニューラルネットワーク研究にホップフィールドとヒントンがノーベル物理学賞を受賞する
2024年
タンパク質構造予測・計算設計研究にベイカー、ハサビス、ジャンパーがノーベル化学賞を受賞する
2024年
生成AIを用いた科学仮説探索・材料探索・創薬支援の研究が拡大する
2025年
大規模言語モデルを含む生成AIの科学研究支援への利用が拡大する
2025年
複数の月探査計画が進み民間・国家による月面科学観測が拡大する
2025年
次世代宇宙望遠鏡・大型観測装置による系外惑星と初期宇宙の研究が進む
2025年
AIと自動実験装置を組み合わせた自律型研究システムの開発が進む
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