1|日本国憲法とは?
国の政治や法律の土台となる最高法規
日本国憲法は、国の政治や社会の基本を定める最高法規です。法律や国の政治は、憲法に反することはできません。
日本国憲法 → 国の政治・法律の基準 → 国民の権利を保障し、国家権力の働きを定める
理解チェック日本国憲法の役割
日本国憲法は、国の政治や社会の基本となるきまりです。ほかの法律は、この憲法に合わせてつくられます。そのため、最高法規とよばれています。
日本国憲法が最高法規とよばれる理由はどれですか。
日本国憲法は国の基本となるきまりです。ほかの法律は憲法に合わせてつくられるため、最高法規とされています。
理解チェック新しい憲法の始まり
日本国憲法は1946年に公布され、1947年に施行されました。公布は内容を広く知らせること、施行は実際に効力をもつことです。2つは意味が異なります。
日本国憲法が1947年に行われたことはどれですか。
公布と施行は別の段階です。1947年は憲法が実際に効力をもつようになった年です。
理解チェック最高法規の意味
憲法は国のすべての法律や政治の基準となるきまりです。ほかの法律は、この基準に合わせてつくられます。そのため憲法は最高法規とよばれています。
憲法が最高法規とよばれる理由はどれですか。
憲法は国の基本となるきまりです。ほかの法律や政治はこの基準に従うため、最高法規とされています。
2|日本国憲法の三大原則
国民主権・基本的人権の尊重・平和主義
国民主権国の政治のあり方を最終的に決める力は国民にあります。
基本的人権の尊重一人ひとりが人間らしく生きるための基本的な権利を大切にします。
平和主義戦争を放棄し、平和を大切にすることを基本とします。
理解チェック国民主権とは
日本国憲法は国民主権を基本としています。国の政治は国民の意思にもとづいて行われます。選挙はその考え方を実現する方法の1つです。
選挙が国民主権と結びついている理由はどれですか。
国民主権では政治の中心は国民です。選挙によって意思を政治へ反映することができます。
理解チェック基本的人権の尊重
日本国憲法は基本的人権の尊重を大切な考え方としています。すべての人が人間として尊ばれることをめざしています。互いの権利を尊重することも必要です。
基本的人権の尊重で大切にされていることはどれですか。
基本的人権の尊重は、すべての人を大切にし、互いの権利を認め合うという考え方です。
理解チェック平和主義の考え方
日本国憲法は平和主義を基本の1つとしています。戦争による争いではなく、平和を大切にするという考え方です。これからの社会を築く土台となっています。
平和主義の考え方として最も適切なものはどれですか。
平和主義は戦争ではなく平和を大切にする考え方です。安心して暮らせる社会につながります。
3|国民主権と天皇
政治の主権は国民にある
国民主権とは、国の政治のあり方を最終的に決める権力が国民にあるという考え方です。国民は選挙などを通して政治に参加します。
日本国憲法では、天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴とされ、その地位は主権の存する日本国民の総意に基づくと定められています。
理解チェック天皇の位置づけ
日本国憲法では、天皇は日本国と日本国民統合の象徴とされています。国や国民をまとめる存在として位置づけられています。これは憲法で定められています。
天皇が象徴とされていることからわかることはどれですか。
象徴とは国や国民をまとめる存在としての位置づけです。日本国憲法はその役割を定めています。
4|基本的人権
一人ひとりの人権を保障する
日本国憲法は、国民の基本的人権を保障しています。人権にはさまざまな種類があり、それぞれ違う側面から人の自由や生活、政治参加を支えています。
平等権法の下で平等に扱われる権利。
自由権考え方や行動などについて、国家から不当に干渉されないための権利。
社会権人間らしい生活を営むために、国に保障を求める権利。
参政権選挙などを通して政治に参加する権利。
請求権裁判を受ける権利など、権利を守るため国に一定の行為を求める権利。
理解チェック人権が保障される意味
日本国憲法では、国民の基本的人権が保障されています。一人ひとりが人間として大切にされることを目指しています。安心して生活できる社会につながります。
基本的人権が保障される目的はどれですか。
基本的人権の保障は、すべての人が人間として尊重され、安心して暮らせる社会につながります。
理解チェック基本的人権とは
日本国憲法では、国民は基本的人権としてさまざまな権利を保障されています。これは一人ひとりが人間として尊重されるためです。社会で安心して生活する土台になります。
基本的人権が保障される目的はどれですか。
基本的人権は、すべての国民が人間として尊重されることを目指しています。そのため生活の基礎となる権利が保障されています。
理解チェック自由権の役割
自由権は、個人が自分で考えたり行動したりする自由を守る権利です。日本国憲法では、このような自由を大切にしています。一人ひとりの考えや生活を支える権利です。
自由権の目的として最も適切なものはどれですか。
自由権は、個人が自分で考え、行動する自由を守るための権利です。国が自由を不当に制限しないようにする役割があります。
理解チェック社会権の目的
社会権は、すべての人が健康で文化的な生活を送れるようにするための権利です。日本国憲法では、このような生活を支える考え方が示されています。安心して暮らせる社会を目指しています。
社会権はどのような生活を保障するための権利ですか。
社会権は、すべての人が健康で文化的な生活を送れるようにするための権利です。安心して暮らせる社会を支える役割があります。
理解チェック参政権の役割
参政権は、国民が政治に参加するための権利です。選挙などを通して自分たちの意見を政治に反映させることにつながります。国民が政治に関わるための大切なしくみです。
参政権の目的として最も適切なものはどれですか。
参政権は国民が政治に参加し、意見を反映させるための権利です。
理解チェック請求権の役割
請求権は、国民が自分の権利が守られていないと考えたときに、国へ保障を求めるための権利です。裁判所で救済を求めることなどにつながります。権利を守るためのしくみの1つです。
請求権の目的はどれですか。
請求権は、権利が十分に守られないときに、国へ保障や救済を求められるようにするための権利です。
5|権利と社会
自分の人権と、ほかの人の人権をともに大切にする
基本的人権は大切に保障されます。同時に、社会では多くの人がともに生活しているため、自分の権利だけでなく、ほかの人の権利も尊重することが必要です。
自分の権利を大切にする + ほかの人の権利も大切にする → 互いの人権を尊重する社会
理解チェック権利と義務のつながり
日本国憲法では、国民にはさまざまな権利が保障されています。同時に、社会の一員として果たすべき義務もあります。権利と義務の両方が社会を支えています。
国民に権利と義務の両方がある理由はどれですか。
権利によって生活が守られるだけでなく、義務を果たすことで社会全体も支えられます。
6|国民の三大義務
教育・勤労・納税に関する義務
普通教育を受けさせる義務保護する子どもに普通教育を受けさせる義務です。子ども本人に「教育を受ける義務」があるという意味ではありません。
勤労の義務憲法は、すべての国民に勤労の権利と義務があることを定めています。
納税の義務法律の定めるところにより、納税の義務を負います。
理解チェック納税の役割
税金は、教育や消防、道路など社会を支えるために使われます。国民には納税の義務があります。多くの人が税金を負担することで社会が成り立っています。
納税の義務がある理由はどれですか。
納税の義務は、教育や消防などの公共サービスを支え、社会全体を成り立たせるために必要です。
理解チェック勤労の義務の意味
働くことによって、社会にはさまざまな商品やサービスが生まれます。国民には勤労の義務があります。一人ひとりが働くことは社会を支えることにつながります。
勤労の義務が社会につながる理由はどれですか。
勤労の義務は、一人ひとりが働くことで社会を支え、互いに助け合うために大切です。
8|なぜ憲法が必要なの?
国家権力の働きを定め、国民の権利を守る
憲法は、国民の権利を保障するとともに、国会・内閣・裁判所など国家権力の働き方を定めています。権力が勝手に使われないように基本的なルールを定めることも、憲法の重要な役割です。
憲法で権力のルールを定める → 権力の乱用を防ぐ → 国民の権利を守る
理解チェック憲法の目的
日本国憲法は、国の権力が正しく使われるようにするための基準です。権力の乱用を防ぎ、国民の権利を守ることを目指しています。政治の土台となるきまりです。
日本国憲法が定められている目的はどれですか。
憲法は権力の使われ方に基準を設け、乱用を防ぐことで国民の権利を守る役割があります。