中学公民|財政と社会保障
集めたお金を、
社会のためにどう使う?
税金はなぜ必要なのでしょう。国や地方公共団体の財政から、年金・医療・介護を支える社会保障、少子高齢化による課題まで順に考えます。
- 財政と税金
- 消費税・所得税
- 国債
- 社会保障
1|財政とは
収入を集め、社会に必要なことへ支出する
財政とは、国や地方公共団体が税金などで収入を得て、教育、福祉、公共施設、道路など社会に必要な活動へ支出することです。何にどれだけ使うかは予算として決められます。
国の収入と支出
2|税金と公共サービス
みんなで負担し、社会全体で使う
学校、消防、道路、医療や福祉など、私たちの生活を支える公共サービスには費用がかかります。税金は、それらを社会全体で支える重要な財源です。
教育
学校の運営や施設整備など。
安全・インフラ
消防、道路、上下水道など。
医療・福祉
健康や暮らしを支えるさまざまなサービス。
税金で支える公共サービス
税金と学校
3|税金の種類
消費税と所得税では、負担の仕方が違う
消費税
商品やサービスの消費に広く負担を求める税です。現在の標準税率は10%。酒類・外食を除く飲食料品など一定の対象には8%の軽減税率があります。
所得税
個人の所得に対して課される税です。課税される所得が大きくなるほど、より高い税率が適用される累進課税の仕組みがあります。
負担の仕方
税にはさまざまな種類があり、何に対して、どのように負担するかが異なります。
買い物と消費税
所得税と累進課税
4|国債
今必要なお金を調達し、将来返していく
税収などだけでは必要な支出をまかなえない場合など、国は国債を発行して資金を調達します。国債によって必要な政策を行える一方、返済や利払いが必要です。
税収で足りない分と国債
5|社会保障とは
生活上のリスクを社会で支える
社会保障は、病気、けが、高齢、介護など、生活上のさまざまなリスクに社会全体で備え、人々の生活を支える仕組みです。
生活を支える社会保障
6|年金・医療・介護
人生のさまざまな場面を支える
年金
老齢だけでなく、障害や死亡などによって生活の支えが必要になった場合にも給付があります。
医療保険
病気やけがをしたときの医療費を社会で支え合い、受診時の負担を軽減します。
介護保険
介護を必要とする人を家族だけに任せず、保険の仕組みを通して社会で支えます。
年金
医療保険
介護保険
7|少子高齢化と社会保障
必要な給付が増え、支える側とのバランスも変わる
高齢化が進むと、年金・医療・介護などを必要とする人が増えやすくなります。一方、少子化によって将来の働く世代が減ると、保険料や税金などで制度を支える側とのバランスも変わります。
少子高齢化と社会保障費
8|これからの財政と社会保障
必要な支援と、それを支える負担の両方を考える
社会保障を続けるには、必要な給付を確保すると同時に、その費用を誰がどのように負担するかを考えなければなりません。また、医療や介護では財源だけでなく、サービスを提供する人材の確保も課題になります。
社会保障をどう持続させるか
まとめ
財政は、社会を支えるお金の仕組み
税金などで集めたお金は、教育や消防、道路、社会保障など私たちの生活を支えるために使われます。社会保障では年金・医療・介護などを社会で支え合っています。少子高齢化が進む中、必要なサービスを守りながら、給付と負担をどう組み合わせて制度を持続させるかが重要な課題です。