中学1年生 地理|アフリカ州
アフリカでは、
自然・資源・歴史が暮らしや経済にどう関係する?
アフリカ州は赤道を中心に南北へ広がり、熱帯から乾燥帯まで多様な自然が見られます。自然条件だけでなく、農業・資源・植民地支配の歴史・人口増加までつないで考えましょう。
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1|位置と自然
赤道を中心に南北へ広がるアフリカ州
アフリカ州は赤道を中心に南北へ広がっています。北部にはサハラ砂漠が広がり、北東部にはナイル川、赤道付近にはコンゴ川が流れます。赤道からの距離によって気候が変わり、自然の分布にも違いが生まれます。
北部サハラ砂漠・ナイル川。乾燥地域が広い。
赤道付近高温多雨の熱帯。熱帯林が広がる。
熱帯の周辺雨季と乾季のあるサバナが広く分布。
南部乾燥地域から温暖な地域まで変化。
地図でアフリカ州の位置を確認

黄色がアフリカ州。赤道をはさんで南北に広がる位置を確認しよう。
このページの見方「位置・気候 → 暮らしと農業 → 商品作物と資源 → 歴史と経済 → 人口・都市・社会課題」とつなぎます。
TEXtTEXt|理解チェック赤道を中心に広がる大陸
アフリカ州は赤道を中心として南北に広がっています。北側と南側には似たような気候の地域がみられます。位置は自然の特色と深く関係しています。
北側と南側に似た気候がみられる理由はどれですか。
赤道を中心に広がるため、北側と南側には共通する気候の特徴がみられます。位置と自然を結びつけて考えることが大切です。
TEXtTEXt|理解チェック北部に広がるサハラ砂漠
アフリカ州の北部にはサハラ砂漠が広がっています。雨がとても少ないため、植物が育ちにくい地域です。気候と地形は深く関係しています。
サハラ砂漠で植物が育ちにくい理由はどれですか。
サハラ砂漠では降水量が少ないため、植物が育ちにくくなります。気候と自然のつながりを考えることが大切です。
2|気候
熱帯と乾燥帯が広く、サバナには雨季と乾季がある
赤道付近は一年を通して高温で雨が多い熱帯です。その外側には草原とまばらな樹木が広がるサバナが見られ、雨の多い雨季と雨の少ない乾季があります。
さらに南北へ離れると降水量が少なくなり、北部のサハラ砂漠など乾燥帯が広がります。気候の違いは植物だけでなく、人々の水の使い方や生活にも影響します。
| 地域 | 自然 | 暮らしとの関係 |
|---|
| 赤道付近 | 高温多雨の熱帯 | 森林が広がり、土壌や雨に合わせた農業。 |
| サバナ | 雨季と乾季 | 季節による水量の変化に合わせる。 |
| 乾燥地域 | 降水量が少ない | 遊牧など自然に合わせた暮らし。 |
赤道からの位置 → 降水量や季節の違い → 植生の違い → 暮らしや農業の違い
TEXtTEXt|理解チェックサバナの雨季と乾季
サバナでは1年の中で雨季と乾季がくり返されます。これは太陽の南中する位置が季節によって変わり、雨をもたらす気団の位置も移動するためです。季節による気候の変化がサバナの特色です。
サバナで雨季と乾季がある理由はどれですか。
太陽の位置の変化によって雨をもたらす気団が移動するため、雨季と乾季ができます。
3|農業
自然に合わせた農業と、輸出のための商品作物
熱帯の一部では、多量の雨で土壌の養分が流れやすいため、木を焼いた灰を肥料として利用する焼畑農業が行われてきました。乾燥地域では草や水を求めて家畜と移動する遊牧、ナイル川流域では河川の水を利用した灌漑農業が見られます。
カカオやコーヒーなど、海外へ販売することを目的とした商品作物も重要です。農業は地域の自然だけでなく世界市場とも結びついています。
自然条件に合わせる農業 + 海外へ売る商品作物 → 「自然」と「世界市場」の両方が関係する
TEXtTEXt|理解チェック焼畑と土壌
熱帯の森林では、土壌の表面にある養分が雨によって流れやすくなります。そこで木を焼いた灰を肥料として利用する焼畑農業が行われます。土壌の特徴と農業はつながっています。
焼畑農業が行われる理由はどれですか。
熱帯では土壌の養分が失われやすいため、灰を利用して作物を育てます。
TEXtTEXt|理解チェック商品作物を育てる理由
アフリカ州の一部では、カカオやコーヒーなどの商品作物が栽培されています。これらは自分たちだけで消費するだけでなく、他の国へ輸出して収入を得るためにも育てられます。農業は世界とのつながりがあります。
商品作物が栽培される目的はどれですか。
商品作物は販売や輸出を目的に栽培されます。農業と世界の結びつきを考えることが大切です。
4|資源と経済
豊かな資源がある一方、特定の輸出品への依存も課題
アフリカ州では石油・金・ダイヤモンドなどの資源が産出されます。資源輸出で大きな収入を得る国がある一方、特定の資源や商品作物への依存が大きいと、世界市場の価格変動の影響を受けやすくなります。
この経済構造にはヨーロッパ諸国による植民地支配の歴史も関係しています。植民地時代に輸出向けの一つの作物や資源の生産が重視され、独立後にもその構造が残った地域があります。特定の一次産品に依存する経済をモノカルチャー経済といいます。
「資源が豊か=必ず経済が安定」ではない何を輸出し、その価格が変わったときにどうなるかまで考えます。
TEXtTEXt|理解チェック資源と産業
アフリカ州には、石油や鉱物などの資源が豊かな地域があります。資源は輸出され、国の経済を支える産業の1つになっています。資源の利用は経済と深くつながっています。
資源が国の経済を支える理由はどれですか。
資源は輸出によって収入を得ることができ、経済を支える重要な産業につながります。
TEXtTEXt|理解チェック植民地支配と農業
植民地支配を受けていた時代には、海外へ輸出するための1つの商品作物を多く育てる農業が広まりました。これをモノカルチャー経済といいます。歴史は現在の経済にも影響しています。
モノカルチャー経済が広まった背景として正しいものはどれですか。
モノカルチャー経済は、植民地支配の時代に輸出を目的として1つの商品作物を多く栽培したことから形成されました。
5|人口と社会課題
人口増加と都市化が進み、住宅・水・食料などが課題になる
アフリカ州では人口が急速に増えている地域が多く、仕事や教育を求めて都市へ移る人も増えています。都市に人口が集中すると、住宅・交通・上下水道などの整備が追いつかず、スラムが形成される場合があります。
乾燥地域などでは水不足が生活や農業に影響し、食料不足につながることもあります。こうした課題に対して国際協力や支援も行われています。
アフリカ州を総合的に見る気候、農業、資源、歴史、人口をつなぎ、「なぜその産業や課題が生まれるのか」を説明しましょう。
TEXtTEXt|理解チェック都市への人口集中
アフリカ州では、仕事や教育を求めて都市へ移る人が増えています。人口が都市に集中すると、住宅や交通などへの需要も高まります。都市の発展には準備も必要です。
都市に人口が集中すると需要が高まりやすいものはどれですか。
都市に人が集まると、暮らしを支える住宅や交通などを整えることが重要になります。
TEXtTEXt|理解チェック水と暮らし
アフリカ州の一部では、水が十分に得られない地域があります。水が不足すると、生活だけでなく農業にも影響します。水は人々の暮らしを支える大切な資源です。
水が不足すると影響を受けるものはどれですか。
水は生活にも農業にも必要です。そのため水不足は暮らしと食料の生産の両方に影響します。
まとめ
アフリカ州は「自然・資源・歴史・人口」をつないで理解する
赤道を中心とした気候の分布は農業や暮らしに影響し、商品作物や鉱産資源は世界経済と地域を結びつけています。さらに植民地支配の歴史や人口増加・都市化が現在の経済や社会課題にも関係しています。