社会|日本の特色ある地域

山地・高原の暮らし

長野県の野辺山原を例に、地形や標高と気温の関係、高原野菜、山地の交通や観光について学びましょう。

1|地形と場所

山地・高原・平野はどう違う?

山地は山々が連なって起伏が大きい土地、高原は周囲より標高が高く比較的平らな土地、平野は広い範囲に平らな土地が続く地域です。日本には山地が多く、山の間にも人々が暮らす土地があります。

平野山地高原※地形の違いを示した模式図(実際の地形ではありません)

地形の違いを理解するための模式図。

長野県の野辺山原は、八ヶ岳の東側に広がる標高の高い地域です。

中部地方の県と地形を確認できる地図

中部地方の地図。長野県の位置を確認しましょう。

2|標高と気温

標高が高いと気温はどうなる?

一般に、標高が高い場所ほど気温は低くなる傾向があります。標高が100m上がると約0.6℃下がるという目安があり、標高差が1000mなら約6℃の差になります。ただし実際の気温は季節・天候・地形などによって変わります。

0m500m1000m高いほど涼しい傾向標高差1000mで約6℃の差が目安同じ日時・周辺条件で比べた場合の一般的な目安

標高と気温の関係を示す模式図。特定の観測地点の実測値ではありません。

理解チェック|TEXtTEXt

同おなじ地域ちいきでも、標高ひょうこうが高たかくなるほど気温きおんは低ひくくなる傾向けいこうがあります。農家のうかはこの特徴とくちょうを生いかして作物さくもつを選えらびます。自然しぜんに合あわせることが大切たいせつです。

農家のうかが標高ひょうこうを考かんがえて作物さくもつを選えらぶのはなぜですか。

3|高原野菜

高原ではどんな野菜を育てる?

野辺山原などの高原では、夏も比較的涼しい気候を生かし、レタスやキャベツなどの野菜が栽培されています。暑さが苦手な野菜を育てるうえで、涼しい環境が役立ちます。

高原野菜:レタスなど夏も比較的涼しい環境を生かす

高原の野菜畑を表した模式図。

理解チェック|TEXtTEXt

標高ひょうこうの高たかい地域ちいきは、夏なつでも気温きおんが比較的ひかくてき低ひくくなります。涼すずしい気候きこうを生いかして、レタスなどの高原こうげん野菜やさいが栽培さいばいされています。自然しぜんの特徴とくちょうが農業のうぎょうに生いかされています。

高原こうげん野菜やさいが栽培さいばいされる理由りゆうはどれですか。

4|夏の出荷

なぜ夏に高原野菜を出荷できる?

平地で気温が高くなる夏でも、高原では比較的涼しいため、レタスなどを育てやすくなります。収穫した野菜はトラックなどで各地へ運ばれ、食卓に届けられます。

平地の夏気温が高くなり、涼しさを好む野菜の栽培が難しくなる場合があります。
高原の夏比較的涼しい気候を生かして、夏に野菜を栽培・出荷できます。

実際の栽培時期は品目や地域、栽培方法によって異なります。

理解チェック|TEXtTEXt

平地へいちでは暑あつくなる夏なつでも、高原こうげんでは野菜やさいを育そだてやすい気候きこうです。収穫しゅうかくされた野菜やさいは各地かくちへ出荷しゅっかされます。気候きこうの違ちがいが生産せいさんを支ささえています。

夏なつに高原こうげん野菜やさいが多おおく出荷しゅっかされる理由りゆうはどれですか。

5|山地の暮らし

山地ではどんな工夫をして暮らす?

山地には急な斜面が多く、広い平地が限られる場所があります。人々は谷沿いや比較的平らな場所に集落をつくり、山を通るトンネルや谷を渡る橋などで交通を確保してきました。

集落トンネル橋

山地の集落・道路・トンネル・橋の模式図。実在する地域の地図ではありません。

6|観光

山地・高原の自然をどう生かす?

山地や高原には、夏の涼しさや美しい景色を求めて人々が訪れます。登山、自然体験、避暑などが行われ、雪の多い場所では冬にスキーなどの観光も行われます。観光の内容は地域の自然条件によって異なります。

夏避暑・登山・自然観察など
冬積雪のある地域ではスキーなど

まとめ

地形と気候を生かす暮らし

自然環境暮らしや産業との関係
山地は起伏が大きい谷沿いの集落・橋・トンネル
高原は標高が高い夏も比較的涼しい
涼しい夏レタスなどの高原野菜・夏の出荷
山や高原の自然避暑・登山・自然体験・スキーなど

山地・高原では、地形や気候に合わせて暮らしを工夫し、自然の特色を農業や観光に生かしています。