小学5年生の算数|割合

割合とは?
意味から%・割引・グラフまで、問題を解きながら学ぼう。

割合は「比べる量が、もとにする量の何倍か」を表す考え方です。このページでは、公式だけを覚えるのではなく、割合・比べる量・もとにする量の関係から、百分率、歩合、割引、グラフまで順番に学びます。

STEP 1|割合って何?

割合は「どれくらいにあたるか」を表す数

たとえば、20人のうち8人がある活動に参加したとします。「20人全体に対して、8人はどれくらいか」を表すのが割合です。20人をもとにする量、8人を比べる量として、8 ÷ 20 = 0.4。割合は0.4です。

同じように、100人のうち50人なら50 ÷ 100 = 0.5、60人のうち30人でも30 ÷ 60 = 0.5です。人数が違っても「全体の半分」という関係は同じです。割合を使うと、大きさの違う集団でも比べられます。

もとにする量比べるときの基準。全体や元の量になることが多い。
比べる量基準と比べたい部分や変化した量。
割合比べる量が、もとにする量の何倍か。

まず、数学クエストの割合問題を解いてみよう

ここからはmanabisの「数学クエスト」に登録されている小学5年生「割合」の問題です。答え合わせや解説、学習記録、STUDY POINT、メダルも通常の数学クエストと同じように動きます。

数学クエスト|割合0 STUDY POINT 0%

0 / 4 QUESTIONS CLEAR

STEP 2|割合は「何倍」

割合は、0から1の間だけではない

割合は「何倍か」を表しているので、1より小さいことも、1と同じことも、1より大きいこともあります。4mをもとにして6mを比べるなら、6 ÷ 4 = 1.5。つまり6mは4mの1.5倍です。

0.5

もとにする量の半分。0.5倍です。

1

もとにする量と同じ大きさ。1倍です。

1.2

もとにする量より大きく、1.2倍です。

「割合=何%」だけだと思うと、1より大きい割合で迷いやすくなります。まず「何倍か」と考えると、割合の意味がつかみやすくなります。

STEP 3|3つの量を使い分ける

割合・比べる量・もとにする量は、求めるものによって式が変わる

割合の文章問題では、いつも割合を求めるとは限りません。分かっている2つの量から、残り1つを求めます。式を暗記する前に「何が分かっていて、何を求めるのか」を整理しましょう。

割合を求める比べる量 ÷ もとにする量 = 割合
30 ÷ 60 = 0.5
比べる量を求めるもとにする量 × 割合 = 比べる量
100 × 0.3 = 30
もとにする量を求める比べる量 ÷ 割合 = もとにする量
30 ÷ 0.5 = 60

「どちらで割る?」と迷ったら

数字の並びだけで式を決めず、「何を1とみているか」を探します。「定員40人に対して参加者30人」なら40人が基準です。「去年80個、今年100個で、今年は去年の何倍か」なら去年の80個が基準です。

manabisの「トライ3」は、割合を含む3つの量の関係を、求めるものを入れ替えながら練習する教材です。割合の公式を覚えたのに文章問題で止まるときは、3つの量を行き来する練習が役立ちます。

STEP 4|小数・分数・百分率

0.5、1/2、50%は、同じ割合

割合は、小数だけでなく分数や百分率でも表せます。表し方が変わっても、表している大きさは同じです。

1/2 = 0.5 = 50%

半分を3通りに表しています。

1/4 = 0.25 = 25%

4つに分けたうちの1つ分です。

3/4 = 0.75 = 75%

4つに分けたうちの3つ分です。

小数を%にする

0.35なら、100をかけて35%です。逆に35%を小数にすると0.35です。「%」は100を基準にした表し方なので、25%は「100のうち25」と考えられます。

割合の計算では小数、資料や日常生活では%、問題によっては分数というように、同じ割合を違う形で行き来できることが大切です。

STEP 5|歩合・割引・割増

「2割引き」は、20%引きと同じ

歩合では、1割=0.1=10%、1分=0.01=1%です。たとえば3割は0.3、30%と同じ割合です。

2割引き

20%分を元の値段から引きます。100円なら20円引きで80円。

3割増し

30%分を元の量に加えます。100なら30増えて130。

注意

「値引きされる金額」と「値引き後の金額」は別の量です。

2,000円の20%引きなら、まず値引き額は2,000 × 0.2 = 400円。支払う金額を聞かれたら、さらに2,000 − 400 = 1,600円と考えます。何を求めている問題なのかを最後まで確認しましょう。

STEP 6|グラフで割合を読む

帯グラフ・円グラフは「全体を100%」として見る

割合が分かると、帯グラフや円グラフも読みやすくなります。どちらも全体を100%として、それぞれの項目が全体のどれくらいを占めるかを表します。

たとえば円グラフである項目が45%なら、その項目は全体の0.45倍です。人数が200人なら200 × 0.45 = 90人と、実際の人数に戻すこともできます。

数学クエストには、小学5年生の帯グラフ・円グラフを実際に読み取る問題もあります。割合を計算するだけでなく、資料から割合を読み取るところまでつなげて学べます。

STEP 7|割合で世界を読む

割合は、算数の単元を終えてもずっと使う

割合は、算数のテストのためだけの考え方ではありません。理科や社会、ニュースや統計でも、全体と部分の関係を表すために使われます。

理科|空気

空気は、およそ窒素80%、酸素20%など、気体の割合で組成を考えます。

社会|食料自給率

国内で消費する食料を国内生産でどの程度まかなえるかを、割合を使って表します。

社会|選挙

比例代表制など、得票の割合を考える場面でも割合が使われます。

「割合」を理解すると、グラフや統計に書かれた%がただの数字ではなくなります。全体は何か、何と何を比べているのかを考えられるようになることが、この単元を学ぶ大きな意味です。

割合でつまずきやすい3つのポイント

① 割る順番が逆になる

「比べる量 ÷ もとにする量」。先に基準になる量を見つけます。

② %のまま計算する

25%なら0.25のように、計算に使える形へ直して考えます。

③ 求める量を見ていない

割合・比べる量・もとにする量のどれを求めるかで式は変わります。

公式を忘れたときも、「比べる量は、もとにする量の何倍か」という割合の意味に戻れば式を考え直せます。公式を3本ばらばらに覚えるより、3つの量の関係を理解することを目標にしましょう。

割合を、問題を解きながら身につけよう

このページで扱ったのは、割合の意味から、何倍、3つの量、小数・分数・百分率、歩合、割引・割増、グラフ、他教科での利用までです。manabisでは、説明を読むだけでなく、実際に問題を解きながら学習を続けられます。